意外と見落としがちな

冠婚葬祭マナー


ビジネスマンになると、とたんに冠婚葬祭の機会が増大する。そこで、大人として失礼がないように、着こなしのルールを紹介しよう。


[慶 事]


華やかな場にふさわしい
自分らしさを加味する!


お祝いごとなので、お洒落を心がけていいが、あくまでも主役は新郎新婦。そこでドレスアップの演出として、タイは光沢感のあるホワイトorシルバーのものを選び、ジレを加えるのもアリ。そしてチーフはスリーピークスで、華やかな胸元にまとめたい。また靴はストレートチップだと、あらゆるシチュエーションに対応できるので便利だ。


N G


  • 黒タイ
    黒タイは喪服を連想させてしまうので、慶事では絶対に避ける。白シャツに、光沢のある白かシルバーのタイを合わせるのが基本だ。

  • 柄ジャケット
    華やかな席といっても、新郎新婦より目立つ柄モノを着るのはNG。黒、濃いグレー、濃いネイビーのスーツなどで控えめなお洒落を!

  • 爬虫類の靴
    「殺生」を意味するため、爬虫類の靴やバッグは身につけない。普通の牛革で、靴の形はストレートチップやプレーントゥが無難だ。





[弔 事]


“お洒落感”はむしろNG!
慎ましいスタイルを心がける


故人を偲ぶ会なので、その場に合った着こなしをきちんと整えることが大事。Vゾーンはホワイトシャツに、光沢感を控えたブラックのタイ。ジレは極力避けるように。また足元はストレートチップが好ましいとされている。またタイバーやバングルなどのシルバーアクセサリーは外すこと。突然訪れる機会なので、しっかりと頭に入れておきたい。


N G


  • 柄シャツ
    通夜や葬儀にお洒落は必要ないので、柄&カラーシャツは厳禁だ。白シャツに、光沢のない黒いタイを合わせる。アクセサリーもNG。

  • 白ソックス
    スーツスタイルに白ソックスはNGだが、弔事には絶対にダメ。黒いスーツに黒いソックスを合わせるのは、着こなしの常識だ。

  • エナメルシューズ
    テカテカと光る素材は避けること(靴に限らず)。また、起毛素材、ローファーシューズもカジュアル感が出るので、避けたほうがよい。