2024.11.19
日向亘の究極の選択
人生は選択の連続だ。しかしいくら悩もうと、いずれは決めなければいけない。今日の晩メシはラーメンか焼肉か……。すぐには答えが出ないけれど、ちょっぴり大人になった僕らには、最終手段、〝どっちも〞という選択肢がある。今回は日向亘が究極の選択をテーマにスタイリングを紹介。明日はどっちのコーデで出かけよう?
東京か、大阪か。
日本を東と西で分けたとき、それぞれの象徴となる街はやっぱりこの2つだ。どっちに行きたいか、ではなくて、どっちのマインドで過ごそうか、というハナシ。東京の爽涼感か、大阪のこってり感か、とも言える。
差し色は〝ディレクター巻き〟
ブレザー風のジャケットをジーンズと合わせることで堅すぎず、ほどよくキレイにまとまる。差し色もウマい。J.プレス オリジナルスのジャケット8万4700円(J.プレス&サンズ青山)、Tシャツ2750円(ループ トウキョウ)、パンツ4400円(エマ クローズ)、ザラのシューズ9990円(ザラ ジャパン)、オーケーのニット1万9800円(アドナスト)、オリバーピープルズのメガネ4万4440円(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)
アニマル柄で、パンチ強めに
大胆なアニマル柄のワイルドさをさらに引き立てるのは、熱帯雨林の植物を思わせるカーキのパンツ。この斬新な雰囲気を革靴でまとめて都会的な印象に。アーカイブボールドのジャケット1万6992円(シックスティーパーセント)、TMTのTシャツ1万2100円(TMTジャパン)、ハバノスのパンツ2万1780円(ヘムトPR)、ストームのシューズ1万9800円(アースマーケティング)、リング2万4200円(ラムダ)、その他スタイリスト私物
バンドか、アイドルか。
誰かの推しとして名前があがりやすい界隈! バンドもアイドルもいろいろなカタチがあるけれど、やっぱり好きな人のビジュアルに寄せたいよな。楽器ができなくても、上手に踊れなくても、憧れるのは自由じゃないか。
イマドキのレイヤードはメッシュ1択
インパクト強めなバンTにはダメージパンツがテッパン。グッドロックスピード×ジーンズ ファクトリーのTシャツ5720円(ジーンズ ファクトリー卸団地本店)、アイバーのカットソー7920円、ライオンハートのネックレス1万4850円(ともにシアン PR)、シアターコードのパンツ5940円(ループ トウキョウ)、ドクターマーチンのシューズ3万3000円(ドクターマーチン・エアウエアジャパン)、CA4LAのベレー帽1万2320円(CA4LA プレスルーム)
アクセでくずしたシャツスタイルが気分
あえて裾をアウトしたシャツが短丈ジャケットと相まって、コーディネートにメリハリが出る。アクセでひとクセ加えたら、〝僕流〞アイドルの完成。クルニのジャケット4万4000円(クルニ フラッグシップ ストア)、カネマサフィルのシャツ2万6400円(カネマサ トウキョウ オフィス)、パンツ7480円(エマ クローズ)、コンバースのシューズ1万5400円(コンバースインフォメーションセンター)、ネックレス1760円(スピンズ)
マーチンか、アグか®
この選択は、もはやどっちがイイってハナシでもなくなってくる。正直どっちも持っているし、どっちも買い足そうとしているし……。その日のコーデに合わせて「今日の感じならこっちかな」って決めることになりそうだ。
この重厚感で、自信が100倍
インパクト強めの革靴を履くときは、それとケンカしないコーデを組もう。ジャケット代わりにデニムシャツをはおって中に白Tを仕込めば、軽めのさわやかな印象に。シャツ1万4850円(ティーケータケオキクチ)、ホロマーケットのTシャツ8800円(スタジオ ファブワーク)、パンツ4399円(ザ・スタンダード)、ドクターマーチンのシューズ3万6300円(ドクターマーチン・エアウエア ジャパン)、その他スタイリスト私物
足元に個性的な"白"を添えて
アグ®のカルチャーを踏襲した開放感あるホワイトのブーツには、ブルー系のチェックパンツが好相性。秋の気候にちょうどいいかぎ針編みのベストも、シューズの雰囲気とマッチしてマイルドな世界観を作る。ルフォンのベスト2万9700円、キャスパージョンのパンツ6930円(ともにシアン PR)、チャンピオンのカットソー6490円(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)、アグ®のシューズ3万5200円(デッカーズジャパン)
レイバンか、ジェントルモンスターか
ファッションに目覚めた僕は知っている。サングラスはそれも同じじゃないことを! 色もカタチも個性がありすぎて、選ぶのがマジで大変だということも! 夏の強い日差しが和らいでいっても、やっぱり毎日手放せない~。
シルバーロゴか今日のお守り
振り幅が広く、どんなコーデにもなじむのがレイバン。フォーマーのカットソー8250円(ナインボール)、スラッシャーのシャツ1万2100円(トライオン)、レイバンのサングラス2万7610円(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)
アイコニックなこのフォルム
走る日も走らない日もスポーティでいたい僕らの定番サングラス。全体が一気にスタイリッシュな雰囲気を纏う。ラコステのジャケット2万4200円(ラコステお客様センター)、ジェントルモンスターのサングラス4万3800円(エム)
ストライプか、ボーダーか
服の色や柄で雰囲気が違って見えるのは当たり前だけど、縞模様の可能性ってホントに無限大。縦か横かだけでこんなに変わること、もっと世界に広めたい。「縦かな〜、いや横かな〜」なんて鏡の前でつぶやいてることは、秘密です
キャップ合わせのセミカジュアル
キレイめコーデの幅を広げるキャップ合わせ。水色のストライプシャツで正統派にキメつつも、ストリートな個性を出したいときにおすすめ。シャツ4400円(モノマート)、パンツ1万1000円、ベルト6050円(ともにティーケータケオキクチ)、フォーティーセブンのキャップ4400円(フォーティーセブン トウキョウ)、手に持ったエドウインのジャケット2万2000円(エドウイン・カスタマーサービス)
インパクトをベストで調節
パンチの効いたボーダーの存在感をうまいこと調節するのが同系色のベストの役目。トップスで柄や色を取り入れた分、パンツはスッと抜け感を出すためホワイトに。全体のバランスがとれたボーダーコーデ、これならすぐにマネできそう。ベスト8800円(モノマート)、ジョナスクレアッソン×フリークス ストアのカットソー7480円(フリークス ストア渋谷)、パンツ4399円(ザ・スタンダード)
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カルバンクラインジーンズか、ディーゼルか
もう禁断の言葉を言っていいですか? ……「どっちでもいいです!」勘弁してください(汗)。ここまでくると、どちらを選ぼうかということではなくて、どっちを先に買おうかという、順番の問題になってくるんですよね、ハイ。
右/デニムのアイテムを上下セットアップのように合わせて統一感を出してみる。インナーはシンプルながらもきちんとポイントになるよう、CKのアイコニックなTシャツとアンダーウエアを取り入れて。カルバン・クライン ジーンズのジャケット2万7500円、カットソー1万2100円、パンツ2万7500円、カルバン・クライン アンダーウェアのアンダーウエア7150円(すべてカルバン・クライン カスタマーサービス)、その他スタイリスト私物
左/全身を黒で固めても暗いイメージにならないよう、シルバーのロゴがあしらわれたバッグや差し色になる赤がチラ見えするTシャツを合わせた、ブラックデニムコーデのお手本。強い印象にまとまりつつもさわやかにキマる、ディーゼルのいいトコどりスタイル。ディーゼルのジャケット9万3500円、Tシャツ1万2100円、パンツ3万9600円、シューズ5万5000円、サングラス2万5300円、バッグ5万1700円(すべてディーゼル ジャパン)
アディダスか、ニューバランスか
スポーツシーンだけに留まらず、フツーに日常使いしているブランド。頭の先から足の先までそろっちゃうから、服が欲しくなったらとりあえずこの店に行けばOK! なんて大信頼。無意識のうちに、ここのアイテムが集まっちゃうんだよな。
今秋のラッキーカラーはボルドー
アディダスのスゴさは、全身そろえてもトレンドを押さえたコーディネートとして完成すること。ブランドを代表するトレフォイルマークが敷き詰められたボルドーのジャケットは、ファスナーを全閉めしてもちょうどいい主張感。サイドにラインがあしらわれたブラックのパンツで全体を締めて。アディダス オリジナルスのジャケット1万5400円、パンツ1万1000円、シューズ1万5400円、ニットキャップ2959円(すべてアディダスお客様窓口)
部屋着にしない、スウェットの使い方
ブラウン系を軸にした親しみやすい印象。ジャケットはフード付きだから、キャップの上からかぶれば、同じコーデの中で印象の違いを楽しめそう。ちょっとした外出から家の中まではきっぱなしでいられるスウェットパンツは1つ持っておきたい。ニューバランスのジャケット1万2980円、カットソー5500円、パンツ8470円、シューズ1万8700円、キャップ3630円(すべてニューバランスジャパンお客様相談室)、その他スタイリスト私物
ノスタルジーか、トレンディか
流行とは、新しさだけじゃない気がする。そもそも〝新しい〞って、なんだろう? Y2Kみたいに繰り返されるブームもあるし。懐かしさを振り返ることは、新しさの研究にも繋がるのかもしれない… … 。ところで今日は、どっちでいく?
ハンチングとダテメはニコイチ
懐古的なオーラにハンチングは必須。私服ではお目にかかりにくい、衿付きの白シャツも、ニットベストと相性良し。喫茶店のコーヒーが似合うこのコーデなら、飲んでいるのがジュースでも大人っぽい雰囲気を纏えるかも。モアレスのベスト6490円(洋服の青山 池袋東口総本店)、シャツ4400円(モノマート)、ハンチング2199円(ウィゴー)、オリバーピープルズのメガネ4万8620円(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)
光の反射も僕の輝きに見える?
トレンドのゲームシャツは、ギラッと輝くシルバーのアイテムを選んで、コーデの主役に大抜擢。頭には中央のロゴが目をひくニットキャップ、ボトムズにはユニークなダメージ加工が新しいデニムパンツ。身につけた3つのアイテムすべてに特徴のある組み合わせは、自分らしくいられる令和のトレンドにふさわしい着こなしだ。アイバーのカットソー1万1000円、キャスパージョンのパンツ9900円(ともにシアン PR)、ニットキャップ2198円(スピンズ)
ゴールドか、シルバーか。
日常的なコーデに輝きを添えたいならシルバーで、特別な日に醸し出す高級感ならゴールドで。ミックスして使うのもアリ? 考えるだけでワクワクするアクセサリーはいつだって僕らの憧れなんだよな~。とりま、バイトしよ。
特別な日の高揚は、ゴールドの重ねづけでアピール。モリーヴのネックレス[チェーン細] [チェーン太]各1万1000円、ネックレス[球]1万7600円(すべてチャコールグリーン トーキョー)、ガルニのネックレス[チャーム付き]2万9700円(ガルニ東京)
引き締まった印象のシルバーを。モリーヴのネックレス[チェーン短] [ねじり]各1万1000円(ともにチャコールグリーン トーキョー)、ネックレス[チェーン中]4万4000円、リング[人差し指]2万4200円(ともにラムダ)、ライオンハートのネックレス[チェーン長]3850円、LHMEのネックレス[ヘリンボーン]4400円(ともにシアン PR)、ガルニのリング[中指]6万1600円(ガルニ東京)
ワンマイルか、トラベルか
服を見れば、その人のこれからの予定がなんとなくわかったりする。この2つのコーデだったら、それぞれどんな予定がありそう? この秋は、本当の予定とあえて違う雰囲気の服を纏って出かけてみるのも、新鮮でおもしろいかも。
ラフだけどキマるパーカ×革靴
シルエットはゆったり、丈感はぴったりのパーカは着心地バツグン。同系色のパンツにはサイドにアクセントとなるブルーのラインが。アイバーのパーカ1万5950円(シアンPR)、ギルダンのタンクトップ1300円(ループ トウキョウ)、ニードルズ×ジーンズ ファクトリーのパンツ2万3100円(ジーンズ ファクトリー卸団地本店)、ブランドストーンのシューズ2万9700円(シードコーポレーション)、その他スタイリスト私物
ジーンズはアウトドアとも相性◎
シャツとデニムのカジュアルな着こなしも、ナイロンジャケットでアウトドア風に。エーグルのジャケット4万2900円(エーグル カスタマーサービス)、ビッグマイクのシャツ9900円(ベースメード)、パンツ9900円(アルファインダストリーズ)、ネイティブシューズのシューズ1万9250円(ヒロセ)、ブリクストンのハット8580円(ブリクストン トウキョウ)、ミレーのバッグ2万3100円(ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン カスタマーサービス