INTERVIEW- インタビュー -

2020.04.08

俳優・神木隆之介は今アースカラーの洋服に夢中！

数多くの話題作に主演するなど俳優として大活躍中の神木隆之介。彼自身の"今”のファッション感や最近お気に入りのコーデ＆アイテムについて語ってもらった。もちろん、4月18日（土）からWOWOWで放送がスタートする主演作「連続ドラマW 鉄の骨」のことも放送に先駆けて、ひと足早く見どころや初出演となる池井戸作品への意気込みについてたっぷりと聞いてきた。

神木隆之介の今のファッション気分はアースカラー

──プライベートではどんなファッションにハマっていますか？
まさに今日着ているような森っぽい色み、アースカラーっていうんですよね（笑）。こういう感じの色同士を合わせて着ることが多いです。

──アースカラーを好きになったきっかけって、なにかあるんですか？
じつはキャンプにハマっていて、キャンプ用品を買いに行くことが多くなった結果、自然とザ・ノース・フェイスやスノーピークなどのアウトドアブランドの服がワードローブに増えていったんです。どういう風に着ようか考えていた時に、ちょうどスタイリストさんから『森だったら木のグリーンやブラウンみたいに、風景にある色を組み合わせるといい』と教えていただいて。それでアースカラーを買い足して試してみたら、見た目的にも気持ち的にもフィットしたので、普段の服にも取り入れるようになりました

──洋服選びで大切にしていることは、どんなことですか？
もともとは直感を大事にして服を買っていました。ただ、それだけを頼りに服を買って、家に帰って着てみたら手持ちの服のどれにも合わないなんてことが結構あって（笑）。それからは瞬間的に湧き上がった気持ちは大事にしながらも、レジには直行せずにショップスタッフさんにいろいろと相談するようにしています。

──それから洋服選びの精度は高まりましたか？
選び方や合わせ方の知識は増えたと思いますし、あとはブランドとか値段だけじゃなくて、着まわしのパターンとか使えるシーンとか、そういうことを考慮した上で一枚の洋服の価値を考えるようになりましたね。今は買い物をするたびに発見があるし、ちゃんとプロの話を聞くことでファッションに対する視野が広がったと思います。

──今後、ファッションとはどのように向き合っていきたいですか？
仕事をしていて思うんですけど、衣装を着るとスイッチが入るんですよね。つまり、その衣装の立ち振る舞いになるんです。日常でも着るものによってテンションが上がったり、気持ちが引き締まったり、洋服にはそういう力があると思うんです。これからは、そういう面でもファッションを楽しんでいけたらと思います。そのためには、もっといろんな服を着て、センスを磨いていきたいと思ってます。

池井戸潤さん＆原作ファンの方にも認めてもらえるようにがんばります！

──4月18日（土）からいよいよ「連続ドラマW 鉄の骨」がスタートします。池井戸作品に初出演となりますがいかがですか？
池井戸潤さんの作品に出させていただけることは、すごく光栄です。中でも「鉄の骨」は多くのファンを持つ人気作品なのでいい意味でのプレッシャーを感じています。が、ファンの方々に認めてもらえるように精一杯がんばりたいと思います。それと同時にどんなドラマになっていくのか、どう楽しんでもらえるのかすごくワクワクしています。

──脚本を読んだ感想、作品自体の印象は？
建設業界の専門用語が多く、最初は少し難しいと思いましたが、すごくおもしろかったです。会社組織の中で働いたことがない僕としては、いろいろなしがらみや圧力があったりして、社会で働いている方は大変なんだなと痛感しましたね。

──演じるのは、そんな社会のしがらみに苦悩しながら戦う、主人公の富島平太ですね。
演じていて思うのは、会社組織に存在する人それぞれの正義があるってことなんですよ。そこに生まれる矛盾とか理不尽なことに立ち向かう平太を繊細に、時に鋭く演じていければと思っています。


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自分はどういう生き方を選択するか？　一度、考えてみてほしい。

──FINEBOYS読者もこれから社会に飛び込んで行く世代です。作品のどういうところに注目して欲しいですか？
僕が演じる平太がどういう生き方を選んでいくかというところですね。社会は本当に大変な世界ですし、理不尽なこともたくさんあると思います。ただ、それをしっかりとこなすことで勉強になることもあると思います。そして折れずに続けることで、自分を貫くタイミングがいつか来るとも思います。だから読者のみなさんも常に尖った部分は持っていてほしいです。

──最後に読者にメッセージをお願いします。
少し前の時代の話ですが、今の時代、そしてこれからの時代の方が見ても自身に当てはめることができる"骨太な”作品だと思います。作品を通して、『自分はこの世の中でどういう生き方を選択していくのか』ということを考えるきっかけにしてもらえたらうれしいです。よろしくお願いします。

PROFILE
かみき・りゅうのすけ／1993年5月19日生まれ。埼玉県出身。2歳でCMデビュー。2005年には映画『妖怪大戦争』で主演。以降、さまざまな映画やドラマ、舞台、CMに出演。近作は映画『ラストレター』(2020年)、『屍人荘の殺人』(2019年)、『フォルトゥナの瞳』(2019年)、NHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」(2019年)など。4月18日(土)からは池井戸潤原作の主演ドラマ「連続ドラマW 鉄の骨」（WOWOW・毎週土曜22:00〜）がスタートする。

Twitter
＠kamiki_official

4月18 日（土）22:00からWOWOWプライムにて放送開始！
「連続ドラマW 鉄の骨」
 

 
STORY
中堅建設会社入社4年目の若手社員・富島平太（神木隆之介）は、不器用ながらも建設現場を愛する実直な男。そんな平太がある日突然、畑違いの「業務部」へ異動を命じられる。そこは公共事業などの大口案件の受注を担当する「談合部」と揶揄される部署だった。くたびれた顔の部長や長年業務部にいる頼れる先輩、泰然自若とした女性の先輩、会社を支える切れ者の常務らとともに2000億円規模の公共工事の受注を目指す平太は、やがて談合を取り仕切る業界のフィクサーとの交流を深め、欲望やしがらみを目の当たりにする。
談合は“必要悪”なのか──。平太は“理想”と“現実”の間でもがきながらも会社の命運を握る仕事にやりがいを見いだしていく。一方、入札は大胆な技術革新に成功した平太たちがリードするが、そこに老練なライバル社の幹部たちが立ちはだかる。さらに大物政治家の官製談合を追う検察特捜部も動きだし、やがて平太にも捜査の手が伸び……。

CAST＆STAFF
出演：神木隆之介　中村獅童　土屋太鳳　小雪／柴田恭兵／石丸幹二　向井理　内野聖陽
　　　皆川猿時　宮川一朗太　木下ほうか　長谷川朝晴　橋本良亮（A.B.C-Z） 小手伸也　利重 剛　六角精児　宮崎美子　西岡德馬
原作：池井戸 潤
脚本：前川洋一
監督：鈴木浩介　北野 隆
音楽：羽岡 佳
プロデューサー：青木泰憲　内丸摂子


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本誌FINEBOYS（2020年4月号）のレギュラー企画「好きな服を語らせろ！」にも掲載中！