2020.11.13
櫻坂46小林由依、初出演映画『さくら』を語る。
グループの改名、ドキュメンタリー映画の大ヒットなど今年も多くの話題をさらった「欅坂46」改め「櫻坂46」。グループを支える中心メンバーのひとり、小林由依が11/13(金)公開の映画『さくら』に出演することも話題となっている。もともとMVやドラマで見せる演技力に定評のあった彼女だが、映画初出演に際してどんな心境でいるのだろうか。発売中の「FINEBOYS」12月号に載せきれなかったアザーカットとともに、近況や作品についてもっと深堀りしてみた。
■ゆいぽんの秋ファッションはまさかの「夏服を着る」!?
――あっという間に寒くなりましたね。最近はどんなファッションが気分ですか?
「毎年この季節はブラウンとかボルドーとか、くすみカラーが着たくなります。あと今年は夏に買ってまだ着られていないノースリーブや背中あきのトップスがじつはあって……ジャケットをはおったりして、何とかその子たちを救済してあげたいなといろいろ作戦を考え中です(笑)」
――小林さんにとって「〇〇の秋」といえば?
「食欲の秋、ですかね(笑)。かぼちゃ・栗・梨とか……秋の食べ物が大好きなので、毎年この時季はウキウキします! 気温もちょうどいいし、花粉もないしで……一年で一番好きな季節かもしれません」
■映画『さくら』/大友カオル役に決まって
――初出演映画『さくら』がいよいよ公開になりました。出演が決まったときはどんな気持ちでしたか?
「今回の役はオーディションでいただいたのですが、決まったときは"まさか"と思いました。とても大きな作品ですし、まわりのキャストさんもすごい方々ばかりだったので……"本当に自分がこの中に入るのか?"と思って、正直不安な気持ちが大きかったです」
――実際に現場入りしてからはどうでしたか?
「現場では本当にみなさん親切にしてくださったので、緊張はしましたが自然にお芝居に入っていけた感じでした。わたしは小松菜奈さん演じる長谷川美貴ちゃんとのシーンが多かったのですが、小松さんがたくさん話しかけてくださって。何気ない雑談をつらつらしたり、現場でも美貴とカオルのような空気感を作ってくださっていたのでやりやすかったです。あとは犬のサクラがすごくかわいかったです……!」
――ワンちゃんを飼ったことは?
「それが、ないんです。親戚の家にはいたんですけど……。でもワンちゃんがいたらお散歩しなきゃいけないから、インドアな私を外に連れ出してくれそう!」
――印象に残っている小松さんとのエピソードがあれば教えてください。
「え~、何でしょう、本当に何気ないおしゃべりばかりしてたので……。あ、ひとつ印象に残っているのが、卒業式のシーン。小松さんが前、私が後ろと前後の席に座っていたんですけど、小松さんが頭を後ろに倒して私のほうに向いてきて、その画がすごくかわいかったのでよく覚えています(笑)」
――演じた大友カオルちゃんは小林さんから見てどんな女のコですか?
「すごく芯が強くて、カッコイイなと思いながら演じていました。カオルは人の目を気にせず、自分の気持ちをいつも大切にしているし、自分に正直でいるんです。そんな姿が素敵だなと、憧れみたいな感情もありますね」
――完成した作品をご自身で見て、いかがでしたか?
「自分が映るとやっぱりドキドキしてしまって……。撮影当時のことや演技の反省点が浮かんでしまって客観的に見れなかったです(笑)。でも作品はとにかく素敵で、改めて自分がこんな素敵な作品に携われた幸せを噛み締めました」
――最後に、読者へ向けてメッセージをお願いします!
「歳を重ねるにつれて家族への感謝の気持ちとか、大切に思う気持ちを言葉にするのが照れ臭くなると思うんですけど、この作品を観た後、私自身"家族にちゃんと気持ちを伝えなきゃな"って思い直しました。家族の大切さや愛について考えるきっかけになる素敵な映画だと思います。ぜひ観てください!」
映画『さくら』
全国公開中
(C)西加奈子/小学館 (C)2020「さくら」製作委員会
STORY
音信不通だった父が2年ぶりに家に帰ってくる。
スーパーのチラシの裏紙に「年末、家に帰ります」と綴られた手紙を受け取った長谷川家の次男・薫は、その年の暮れに実家へと向かった。
母のつぼみ、父の昭夫、妹の美貴、愛犬のサクラとひさびさに再会する。
けれど兄の 一(ハジメ)の姿はない……。
薫にとって幼い頃からヒーローのような憧れの存在だったハジメは、2年前のあの日、亡くなった。
そしてハジメの死をきっかけに家族はバラバラになり、その灯火はいまにも消えそうだ。
その灯火を繋ぎ止めるかのように、薫は幼い頃の記憶を回想する。
それは、妹の誕生、サクラとの出会い、引っ越し、初めての恋と失恋……
長谷川家の5人とサクラが過ごしたかけがえのない日々、喜怒哀楽の詰まった忘れたくない日々だ。
やがて、壊れかけた家族をもう一度つなぐ奇跡のような出来事が、大晦日に訪れようとしていた─。
CAST&STAFF
出演:北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、他
原作:西加奈子「さくら」(小学館刊)
監督:矢崎仁司 /脚本:朝西真砂
音楽:アダム・ジョージ /主題歌:東京事変「青のI D」(EMI Records/ユニバーサル ミュージック)
配給:松竹
HP:sakura-movie.jp
プロフィール/こばやし・ゆい。1999年10月23日生まれ。埼玉県出身。アイドルグループ・櫻坂46のメンバー。12月9(水)には櫻坂46名義での初シングル「Nobody's fault」をリリース。公開中の映画『さくら』では、小松菜奈演じる長谷川美貴の高校の同級生・大友カオル役で映画初出演を果たす。