2023.04.03
木戸大聖に聞いたファッション愛とハマりもの
昨年末にNETFLIXで配信され、社会現象と言っても過言でない話題を巻き起こしたドラマ『First Love 初恋』。若き日の主人公・晴道役を好演し、観る人の心を鷲掴みにした木戸大聖が登場。今、もっとも注目を集める彼の好きなファッション、そして今ハマっているクレーンゲームについて語ってもらった。
■スタートは古着から。今はヨウジヤマモトにハマってます!
ーーインスタを拝見すると結構攻めた服を着ていますね!
「インスタに載せているのは衣装ってことが多いです。せっかく衣装で用意していただくので、いつも着ないようなものを選ぶようにしているんです。それで結果的にそういう印象なのかもしれませんね」
ーーでは、普段はどんな感じが多いですか?
「今ハマっているのはヨウジヤマモトとY-3です。太めでストンと落ちるラインが好きでよく着ています。その2つのブランドを着るときは、基本的には黒がベース。ワントーンで統一したり、ワンポイントだけ色を足したりして着ることをスタンダードにしています」
ーーもともとファッションに興味を持ったきっかけは?
「最初は古着からですね。友達とよく古着屋さんをめぐっているうちに、どんどんファッションにのめり込んでいきました。そう言うと、さっき挙げたようなブランドと結びつかないように思うかもしれませんが、オーバーサイズが好きなのは古着と出会ってからの影響ですね」
ーー今、ついついクローゼットに増えちゃうような定番ってありますか?
「パーカ、というかフード付きのアイテムが圧倒的に多いですね。もうクローゼットに収まりきれなくなっている状態です(笑)」
ーーフードへのこだわりって、どこから来ているんですか?
「ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』のマコトを演じる長瀬智也さんの影響が強いですね。スウェットパーカに太めのデニムパンツの組み合わせにすごく憧れていました」
ーー今の気分的には、やっぱり黒が多いですか?
「そうですね。黒が一番多いです。でもパーカに関しては、けっこう色鮮やかなものも買ったりします」
ーー色ものを着るときのルールってありますか?
「3色以上使わないこと。色のトップスを着るときはボトムズを黒にするとか、メリハリをつけるようにはしていますね」
■自分の好きな服、大人としての服を両立していきたい
ーーいよいよ春到来ですが、ワードローブ計画は立てていますか?
「かっちりした場所に着ていく服が少ないので、そういう服を買い足ししたいです」
ーー大人路線へシフトですね?
「そうですね。歳を重ねていくにつれて“そっちもちゃんと持っている”状態にはしたいですね」
ーーこの春、狙っているアイテムはありますか?
「この前、改めてクローゼットを見渡したときにシャツが少ないと思ったので、シャツですね。パッチワークのようなデザインが好きで、ちょっと凝ったデザインのものでいいのが見つかればいいなと思っています」
ーーこれからファッションとはどう付き合っていきたいですか?
「セミフォーマルな場って今後もっと増えていくと思うので、ジャケットやセットアップ、レザーのシューズなんかにも今まで以上に注目していければと思っています。ちゃんとその場所をわきまえた服装をしていける大人になりたいですね」
■クレーンゲーム大好き!
ーーファッション以外にハマっていることはありますか?
「クレーンゲームが好きです」
ーー好きになるきっかけは?
「小学生のとき、夏休みになると両親の実家に帰るんですが、祖母が孫を遊ばせるために大量の100円玉を貯めておいてくれて、「これでみんなで遊び行こう!」みたいな感じで近所のショッピングモールへよく遊びに行っていたんですよね。クレーンゲームに初めて触れたのはそのときだったと思います」
ーーそこからずっと好きって感じですか?
「小学生のときは、純粋にゲームが楽しくて好きだったんです。それで、じつはもうひとつきっかけがあって…」
ーー気になります! もうひとつのきっかけってなんですか?
「漫画『ワンピース』が大好きなんですが、高校1年生のときにたまたま通りがかったゲームセンターのディスプレーにフィギュアが飾られているのが見えたんですよね。急に欲しくなって、試しにチャレンジしてみたんです。そうしたら、運良くたった数百円でゲットできちゃったんです。」
ーーそれで味をしめちゃったんですね(笑)
「そうなんです(笑)。『こんなに簡単に獲れちゃうの?!』って思うのと同時に、『これって自分の隠れた才能なのかも?!』とも思って(笑)」
ーー実際にクレーンゲームの実力の程は?
「もちろん毎回簡単に獲れるわけもなく……、Youtubeでテクニック動画なんかをめっちゃ観ましたね(笑)」
ーークレーンゲームは基本的にフィギュア狙いですか?
「基本的に自分がやるのはフィギュアのクレーンゲーム一択です」
ーーコレクションは何体くらいですか?
「もう長らくやっているので、コレクションは今や50体くらいはありますね。こだわり出すとキリがなくて、棚にディスプレーするにしてもやっぱり同じシリーズのキャラを隣に飾りたくなったりするから、ゲットすればするほど欲しくなっちゃう無限ループ状態なんです(笑)」
■ワクワクと取れたときの満足感が一番の魅力!
ーーひとつのフィギュアを何回くらいでゲットできるんですか?
「感覚的には10回で取ることができればラッキー。だから、その10回でいかに取れるかを考えるのが勝負なんです。1回のプレーごとにフィギュアの箱を少しずつ動かしながらガラス越しにいろんな角度から箱を見直して、その場でイメージを膨らませながら緻密に戦略を練ります」
ーーひとつも取れないときってありますか?
「調子が悪くてどうしてもゲットできないときほど、『手ぶらで帰るわけにはいかない』と執着しちゃう(笑)。でも、お金をジャンジャン入れるようなことはしません。1回のプレーにお金がかかっていると思うとすごく集中力が高まるし、かかった金額でとフィギュアの対価も考えるので」
ーー改めてクレーンゲームの魅力って、どんなところにあると思いますか?
「興味のない人からしたら子供っぽいイメージだし、お金の無駄って思う人もいると思います。でも、あのワクワク感と欲しいものが獲れた時の満足感はクレーンゲームでしか味わえないと思っています!」
ーー確かにゲットできた時ってお店でアナウンスしてくれたりして気分が上がりますよね?
「ですよね! それをいろんな人と共有できるのもいいところだと思います。友達と一緒ならみんなで盛り上がれるし、僕がよく行くゲームセンターは、常連さんがお客さんに獲るコツを教えてたりもしてます。年齢とか関係性とかも飛び越えて楽しめるのもいいですよね」
ーーこれからもクレーンゲーム愛は続きそうですね。
「そうですね。新しいフィギュアが出る限りやめられないっていうのが本音ですけど……(笑)。自分がリフレッシュするためのツールの一つとしてこれからも楽しんでいけたらと思っています」
プロフィール
きど・たいせい/1996年12月10日生まれ。福岡県出身。2017年に芸能活動を開始。2018年にNHK BSプレミアム『おとうさんといっしょ』にレギュラー出演。その後、多くの映画、ドラマに出演し、昨年Netflixのドラマ『First Love 初恋』にて若き頃の並木晴道役を演じ、一躍話題に。今もっとも注目の俳優の一人。6/2(金)から東京芸術劇場シアターウエストにて行われる舞台「Shakespeare's R&J」~R&J/シェイクスピアのロミオとジュリエット~に出演する。Instagram→@taisei_kido_
舞台『Shakespeare’s R&J』~ R&J / シェイクスピアのロミオとジュリエット~
公演日程・会場:
6月2日(金)~18日(日) 東京・東京芸術劇場シアターウエスト
6月24日(土)・25日(日) 愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT
【公式サイト】https://tristone.co.jp/rj2023/
【公式Twitter】@RJ__2023
洋服クレジット/ヨンロクサンのベスト3万4100円、パンツ3万5200円、ハバノスのシャツ2万5850円、ヨークのブーツ4万5100円(すべてヘムトPR)、チャンピオンのスウェット1万2100円(チャンピオン ブランドハウス シブヤ トウキョウ)、プリュイのイヤーカフ1万6500円、ブレスレット10万1200円(ともにプリュイ トウキョウ)、その他スタイリスト私物
●チャンピオン ブランドハウス シブヤ トウキョウ
TEL:03-5962-7600
●プリュイ トウキョウ
TEL:03-6450-5777
●ヘムトPR
TEL:03-6721-0882
●インタビュー/橋本裕一 撮影/榎本洋輔 スタイリング/甲斐修平 ヘア&メイク/速水昭仁