2023.05.10
萩原利久が愛するバスケと演技への熱すぎる情熱
映画からドラマ、CMまで、幅広く活躍する俳優・萩原利久。先日スタートしたドラマ『月読くんの禁断お夜食』での演技の深〜いこだわりから大好きなバスケの話まで、たっぷり聞いてきました!
こだわり抜いた料理男子の演技に注目!
──土曜ナイトドラマ『月読くんの禁断お夜食』ではクールな料理男子、月読くんを演じていますが、演技する上で難しいと思ったところは?
「原作を読むと割とトントン拍子で物語が進むんですけど、いざやってみるとミステリアスと不審者っていうのは紙一重なんだなと(笑)。きちんと仲良くなるステップを踏んでいくところを見せられるような演技を心がけました。やっぱり突然、人の家に行って料理するっていうのはすごいことですからね。ミステリアスと言っても怖いと思われたら終わりですから。ドラマを通して見ている方にも受け入れられるように、ということを心がけました」
──手際よく料理しながらのお芝居、なかなか大変だと思いますが、実際にやってみていかがですか?
「シンプルに難しいです(笑)。不慣れな分、どうしても手元に意識がいってしまうので、下を向きすぎて顔が映らなくなっちゃったりとかよくありますよ。なので、自宅でこっそり料理の練習をしています。収録のときに使っているものと同じ包丁を貸していただいたので、それでひたすら千切り。他の料理の練習はせず、ひたすらキャベツを千切りしています(笑)。もはや修行ですね」
──料理の楽しさは見えてきましたか?
「うーん、今のところ料理で一番楽しかった瞬間は、収録で一発OKが出たとき(笑)。まだ、自分でイチから作った料理を食べたり振る舞ったりするっていう一番楽しいであろうポイントを経験していないので、そこ次第ですかね。今は楽しむかどうかというより、気合いの方が強いかもしれません。仕事として、よしやるぞ!みたいな。ちなみに、ドラマに出てくるすごく美味しそうな料理、ちょっと試食させてもらったんですけど、全部美味しかったです(笑)。現場ではかなり工夫しながら撮影しているので、映像も要チェックです!」
──萩原さんから見た月読くんの魅力とはどんなところでしょうか?
「月読くんっていわゆるハイスペック男子なんです。料理が上手で、細かい気遣いもできて、距離感もちょうどいい。年齢から考えるとかなり大人で、何をやっても高得点をとれるタイプなんです。でも、そこでミステリアスとかクールを強調しすぎると魅力が減っちゃうような気もしたので、シチュエーションに合わせて程よく人っぽさも出したりしています」
──その人っぽさというのは?
「料理を作るのが好き、というところ。料理が行動の動機とかモチベーションになっているというか。料理に対するストイックさとか決めたことを徹底する感じとか、ピュアな人なんです。そういうピュアで真っ直ぐなところが、ハイスペックなところとのギャップというか、人間らしさを出しているんじゃないかなって思うんですよね。さっきの不審者っぽさを払拭する上でも大事なところかなって」
ステフィン・カリーとの出合いで燃え上がったバスケ熱
──今回、本誌ではバスケをテーマに語ってもらいました。改めてバスケへの愛を熱く語ってもらえますか?そもそもバスケにハマったきっかけは?
「最初まで遡ると、中学1年生でバスケ部に入ったのがきっかけです。日焼けしないスポーツって何かなって考えた結果、バスケットボールだったという(笑)。消極的な理由で入ったんですが、そのうち部活の友だちからNBAの存在を聞いて自分でも見るようになったんですよね。コービー・ブライアントとかレブロン・ジェームズとか、当時のスタープレイヤーたちの試合をなんとなくいろいろ見ていたんですが、ある日YouTubeでステフィン・カリー(ゴールデンステート・ウォリアーズ所属)のプレーを見たんです。たしか、ニューヨーク・ニックス戦のハイライトだったかな。当時、僕はポイントガードというポジションだったんですが、同じポジションで小柄なカリーが抜群の技術で活躍しているのがすごく気になったんです。2m超えが当たり前のNBAの世界で、身長180cm台なのに圧倒的なシュート力とハンドリング力で全部ひっくり返すところに惹かれてしまって。それから、ウォリアーズを追うようになって約10年。今だに夢中になって応援しています」
──カリー個人だけでなくチームを応援するようになったのは?
「ウォリアーズって僕が当時見始めたころから主力のメンバーがずっと軸にいるんですよ。カリーをはじめ、クレイ・トンプソンやドレイモンド・グリーンなんかはここ10年間、ずっと主力なんです。NBAではずっと同じチームにいるってすごく珍しいこと。主人公たちがまわりと関わり合いながら成長していくって、なんだか少年マンガみたいで男心をくすぐりますよね」
──はじめてウォリアーズの試合を見るなら、何がおすすめ?
「去年(2022年)のNBAファイナルの第4戦がおすすめです! カリーの理不尽ともいえる強さがいかんなく発揮された試合なので(笑)。負けると優勝が厳しくなる1勝2敗の状況で、終始押され気味の中、ほとんどカリー1人で試合をひっくり返して勝ったんです。もちろん優勝を決めた試合も印象深いんですが、カリーがカリーらしさを爆発させた試合なのでこれがおすすめですね」
──では最後に、萩原くんにとってバスケとは?
「人生ですね。勝ち負け1つで本当に一喜一憂して、いい意味でも悪い意味でも気持ちが持っていかれちゃうんです。もはや、信仰しているといっても過言ではないくらい(笑)。じつは今日の取材も試合を途中で止めて仕事に来たのでちょっとそわそわしています(笑)」
PROFILE
はぎわら・りく。1999年2月28日生まれ。埼玉県出身。2008年、小学生で芸能界デビューし、以降テレビドラマから映画、CM、バラエティまで幅広く活躍。現在放送中の土曜ナイトドラマ『月読くんの禁断お夜食』(テレビ朝日系毎週土曜23:30〜24:00)では、謎多き年下料理男子を演じる。
Instagram
@rikuhagiwara_officia
土曜ナイトドラマ『月読くんの禁断お夜食』(テレビ朝日系毎週土曜23:30〜24:00)
第4話/カリスマ・パーソナルトレーナーの御神そよぎ(トリンドル玲奈)は、毎週土曜日に【禁断の夜食】を振舞ってくれる謎の料理男子・月読悠河(萩原利久)の実兄とは知らずに偶然出会った、高校時代のあこがれの先輩・朝日奈大河(浅香航大)との再会に心を躍らせる。初恋の人物でもある朝日奈が急に目の前に現れたことで、期待を膨らませるそよぎ。
HPはコチラ
Instagramはコチラ(@tsukuyomikun_ex)
Twitterはコチラ(@tsukuyomikun_ex)
衣装クレジット/キャル オー ラインのTシャツ1万2320 円(ユナイト ナイン)、エイクのジャンプスーツ12万1000円(エイクショップ)
●エイクショップ
info@eyck-tokyo.jp
●ユナイト ナイン
TEL:03-5464-9976
●文/山下皓平 撮影/小長谷匡史 スタイリング/鴇田晋哉 ヘアメイク/カスヤユウスケ(ADDICT_CASE)