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INTERVIEW- インタビュー -

2024.03.29

伝説のドラマ「GTO」のリバイバルに出演! 日向 亘の息抜きとファッション観とは

「仮面ライダーリバイス」やNHK大河ドラマ「どうする家康」など、これまで数々の人気ドラマに出演を果たしてきた俳優の日向 亘。4月1日(月)に放送を控えた話題のドラマ「GTOリバイバル」で主要な役を演じている彼が、そのドラマの見どころから、ファッションやプライベートについてまで語ってくれた。

伝説的なドラマが現代に蘇る!


──1998年に放送されたドラマ「GTO」が新作スペシャルドラマとして復活する「GTOリバイバル」にご出演されていますが、ズバリ「GTO」のイメージは?
「主役の鬼塚先生が、少し無茶をしながら、生徒や社会の抱える問題を大胆に解決していく姿がカッコいい。生徒を一番に考えて、ひとりひとりと向き合っているところの印象が強いです」

──日向さんは鬼塚先生の生徒のひとり、宇野晴翔を演じました。どんな人物ですか?
「野球の推薦で入学したものの、ケガをしてしまって野球ができなくなった生徒です。人生の生きがいとして応援していた父親からの愛情もなくなって、暴言や暴力を受け、心を閉ざしてしまっていて……」

──演じるのが難しかったのでは?
「そうですね。宇野くんのような経験をしたことがないので、正解がわかりませんでした。台本の読み合わせで何パターンか用意していったけど、どの演じ方が宇野くんに合っているか悩んでしまいました」

──どのようにイメージを固めていきましたか?
「監督に相談したら、『正直ぼくも悩んでいます』とおっしゃっていて。宇野くんがどういうキャラクターで、普段はどういうテンションで過ごしているのか、監督のなかでも定まっていなかったようです。でも、『一緒に現場で相談して、一緒に悩みながらやっていきましょう』と言っていただいて、心が軽くなりました。ひとつひとつのシーンを監督と話し合って、役を作り上げていったのが思い出深いです」

時代が変わっても、グレートティーチャーは健在!?

──『GTO』といえば、鬼塚英吉。鬼塚先生を演じる反町隆史さんと共演してみて、いかがでしたか?
「鬼塚先生、そのままでした。もう、本当にかっこよかったです! でも、鬼塚先生と共演するシーンは、ぼくが感情をたかぶらせることが多くて、自分の気持ちを作るために余計なおしゃべりはしなかったんです。それを反町さんはあたたかく見守ってくださって、優しさを感じました」

──そのシーンが楽しみです! ほかの出演者のみなさんとは、どんなコミュニケーションを?
「担任の先生を演じる岡崎紗江さんと共演するシーンが多くて、顔合わせや本読みでご一緒したときに、他愛もない話をたくさんさせてもらいました。でも、岡崎さんとぼくは、真摯に向き合ってくれる先生と、それをあしらう生徒の関係。だからクランクインしてからは、あまりお話をしないことを意識しました」

──役の関係性を大切にした、と。
「はい。でも、最後の共演シーンが終わって挨拶をしたら、それまでの撮影期間に話していなかったのが嘘のように仲良くお話できたのがうれしかったです」

──時代を反映したストーリーも「GTO」の魅力ですが、「GTOリバイバル」はいかがですか?
「26年前に放送されていた当時の問題と、令和になった現代の問題は全然違います。例えばSNSが生活の中心にあって、26年前にはなかったセンシティブな問題を『GTOリバイバル』で取り上げています。鬼塚先生がその問題に、どう立ち向かっていくのかが見どころです」

──たしかに、鬼塚先生の豪快な解決方法は楽しみです。
「コンプライアンスが厳しい時代に変わって、鬼塚先生はマイルドになったのか、それともマイルドになっていないのか、楽しみにしてもらいたいです。そして、ぼくが演じた宇野くん以外に、登場人物がたくさんいるので、誰かしらに感情移入ができると思います」

友達と一緒に鍋を囲むのが息抜き

──さまざまなドラマにご出演されていてお忙しいと思いますが、息抜きとなる最近ハマっていることはありますか?
「ぼくの家に友達を呼んで、しょっちゅう鍋をしています!」

──料理が好きなんですね。
「最近ちょっとずつ自炊をするようになりました。友達に料理を振る舞うことはめったにないですが、野菜を切って煮込むだけなので、鍋くらいなら(笑)」

──なにか挑戦してみたいことはありますか?
「ずっとやりたいのはキャンプ。車の免許を取ったので、道具をそろえて行きたいと思っています。子どもの頃は家族でキャンプをしていたんですよ。基本的なことは経験しているので、友だちと一緒に楽しみたいです。キャンプで鍋ができたら最高ですね」

服は着心地のよさが大前提

──ファッションについて、どんなスタイリングが好きですか?
「動きやすいアイテムが好きで、スウェットやパーカやジャージをよく着ています。普段は、あまり印象に残らないデザインを選ぶようにしているんです。『この前も同じ洋服を着ていたな』って思われるのが嫌なので(笑)。自分が気に入っているのは大前提ですが、デザインやカラーで個性を出さず、できるだけシンプルなアイテムでコーディネートするようにしています」

──そのなかで、こだわっている部分は?
「色数が多くならないように、カラーリングのバランスを気にしているかな。例えば、トップスにワンポイントのデザインがあったら、ソックスで色をひろってみる、とか」

──最近なにか買いましたか?
「ナイロン素材にハマっていて、セットアップを買いました。寒くてほとんど着ていませんが、春にまた着ようと思っています!」

──この春は、どんなアイテムに注目していますか?
「とにかく楽な服装で1年を過ごしたいので、トラックジャケットとトラックパンツが欲しいです。あと、ジャンプスーツも着てみたいと思っています。絶対に楽だと思うので(笑)」

Profile
ひゅうが・わたる。2004年3月18日生まれ。群馬県出身。4月1日(金)21時から放送されるカンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ「GTOリバイバル」で、鬼塚英吉の生徒・宇野晴翔を演じる。4月19日(金)放送スタート・テレビ朝日 金曜ナイトドラマ「JKと六法全書」に渡辺 悠役でレギュラー出演する。

INFORMATION

衣装/フリークス ストアのベスト5995円(フリークス ストア渋谷)、ジャケット6600円(モノマート)、パンツ(エマ クローズ)

●文/コマツショウゴ 撮影/宮本美和 スタイリング/片岡 翔(JOE TOKYO)ヘア&メイク/坂本志穂

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