INTERVIEW- インタビュー -

2025.03.15

今だから撮れる表情が詰まった──元SKE48・高柳明音の3rd写真集が発売！

"ちゅり"の愛称で親しまれている元SKE48の高柳明音さんが、芸能活動15周年を記念し、5年ぶりに3rd写真集「あかねのそら」を発売！ アイドル時代とは違う、今だからこそ見せられる表情がたっぷり詰まった一冊に。高柳さんが語る、写真集のエピソードやファンへの思いとは？

──写真集発売おめでとうございます！ 決まったときの気持ちは？
マネージャーさんから「30代に入ってから1冊は写真集を出したいよね」と言われていて。でも、アイドルも卒業しているし、需要があるのかな…と自分の中では疑問がありました。「やれたらいいなあ」くらいだったんですけど、いざ決まったときは嬉しかったですね。

──15周年の記念イヤーでもあり、卒業後初の写真集でもありますね。
ファンの皆さんへの感謝の気持ちを伝えたい1年だったので、15周年のうちにファンの皆さんにたくさん喜んでもらえるお知らせができたらいいなと思っていたんです。だから、きっと喜んでもらえるだろうなって。 2nd写真集を出したときから、すごく期間が空いた感覚はないんですけど、「30代に入って、アイドルではない顔を見せられる」というのが、今回の違いかなって思います。


──具体的にアイドルと違うなっていう表情はありますか？
もう表紙がアイドルファンウケじゃない（笑）表紙は女優感強め、裏表紙はアイドル感強め。裏表紙の写真を表紙にするか迷ったんですけど、アイドル時代とは違う「今だから撮れる表情」を考えたときに、表紙にするならこっちかなって。今回タイトルが『あかねのそら』ですが、裏だったらまた違うタイトルだったかなって思います。

──部屋に飾りたくなるようなおしゃれな表紙ですね。
おしゃれですよね！　実は私、"天気の子"で、撮影も全日程晴れだったんです。夕日を撮影中にで2回見に行ったんですけど、どちらも驚くほど綺麗に見えて、スタッフさんも驚いていました。それも今回の思い出の一つで、「表紙はこのカットがぴったりだね」って決まりました。


──1番記憶に残った場所は？
4泊5日で台南と台北の2ヶ所を回りました。台湾にはミュージックビデオの撮影で行ったことがあったんですけど、そのときは離島だったので台湾っぽさはあまりなくて。なので、今回台湾で有名な観光地も回れて嬉しかったです。食べ歩きもたくさんして、有名なランタン飛ばしもしました。
あとは、ガジュマルのような大きな木がある場所にも行きました。台湾の映画やドラマの撮影地としても使われる風情のある場所で、すごく好きな雰囲気でした。

──ファンの方が喜びそうなカットは？
うちのファンは二択に分かれるんですよ。ランジェリー姿を「綺麗だね〜」って喜んでくれるファンの方と、「明音ちゃん脱いじゃダメ！」っていう過保護なファンの方の二択（笑）。 なので一概に100点は取れないのですが、表紙がおしゃれな雰囲気なので「グラビアは少ないのかな？」って思われるかもしれないんですけど、グラビアもしっかりあるのでどちらのファンの方にも喜んでもらえると思います。

──グラビアもすごく素敵でした！
今回、自分の意見を沢山汲み取っていただいて、「私が着てみたい形の水着」もカットに入ってます。白いフリルがついた黒の水着なんですけど、女の子のファンにもおしゃれだなって思ってもらえるような、スタイリッシュな雰囲気で撮りたくて。このカット、撮影最終日で、時間がギリギリだったんですよ。「このカットなくなるかも」って言われて。でも「これだけは絶対着たいです！」ってお願いして撮ってもらいました。スタッフの方も「本編カットに絶対入れたいと思うくらい素敵」と言ってくれて。「やってよかったな」って思いました。


──私も見させていただいたのですが、遊園地のカットが好きです！
ガラッと変えたページを入れたいって話していて、ここは「夢の中」っぽいイメージにしました。前ページは、バーでお酒を嗜んでいるカットで、後ろのページはベッドで寝ているカットになっていて、ストーリーとして繋がりがあるんです。 現役のアイドルの時代の頃は、キラキラとかふわふわという感じより、清楚なロングスカートとかシュッとしたものが流行っていたので、このページは今だからできた流行りの雰囲気も出せたかなって思います。

──現役時代はお酒を飲まなかったとのことですが、ファンの方は高柳さんのお酒を嗜むカットがみれて嬉しいのでは？
仕事に支障をきたしたくなかったので、アイドルのうちは「お酒は飲まない」って決めてました。年相応なカットだなって思うし、先行カットで出した際、過保護なファンの方々もこれは「最高！めっちゃいい！おしゃれ！」って喜んでました（笑）


──ファンのことを考えた一冊ですね。
みんなの願いを叶えられるように、いろんなカットを撮りました！　写真をセレクトしていて迷ったときはファンのみんなが好きそうな方を選んでいます。撮影中も「このカット、ファン好きそうだな〜」って考えながら撮ったりしてて、ファンの方が基準になってます。

──ファンの方との距離感がすごく素敵です。
10年以上推してくれる人もたくさんいるし、親より同じ時間過ごしてるし、話してる気がします（笑）友だちとはまた違う、不思議な距離感ですよね。

──今回の写真集で新しいファンの方を取り込むとしたら、どのカットをおすすめしますか？
今まで、お尻を出してこなかったんです。出したくないとかではなくなんとなくノータッチで。そういえばあんまりお尻出したことないなって。撮影中に、後ろ姿を撮っているときにスタッフの方が「お尻良い！」って褒めてくれて、現場でお尻カットが生まれました。なので、お尻フェチの人がいたら取り込めるかも！（笑）


──これは大変だったなぁというカットはありますか？
全部良すぎて、時間が足りなかったことですかね？あと、ランタン飛ばしの時に、普通に誤字してしまい、それがそのまま載ってます。 堂々と間違えたというハプニングはありました（笑）

──15周年イヤーおめでとうございます。16年目も迎える今、これからしていきたいことは？
一番やりたかったのはソロライブで、それが叶いました。東京2公演、名古屋2公演の計4公演もできるとは思わなかったので、すごく嬉しかったですね。 私は歌詞を覚えるのが苦手で、グループのときは歌割りがあったから覚えられたんですけど、ソロだと10数曲を1人で覚えないといけなくて。「できるかな？」って不安もあって、めちゃくちゃ練習しました。当日、ファンの皆さんがすごく楽しんでくれて、スタッフさんからも「歌、続けていきなよ」と言ってもらえたので、16年目も歌をやっていきたいなと思っています。


──新しく挑戦したいことはありますか？
子供の頃にエレクトーンをやっていたので、もう一回やりたいです。ソロライブで弾き語りできたらいいなって思ったんですけど、歌詞覚えるのでいっぱいいっぱいで。でも基礎は分かるから、いつかやりたいなって。あとは、ミュージカル系。歌って届けるお芝居もやってみたいなって思います。

──30代になり、より大人になったことでファンとの向き合い方って変わりましたか？
卒業してからも応援してくれるって本当にありがたいです。最初は卒業してみんなに満足できる推し活させてあげられてるかな？って不安もあったんですけど、それを超えて”高柳明音だから好き“って言ってくれるファンの方が今も応援してくれている感じがするので、自分が自分らしくあり続けられればいいのかなって。


──本当に良い関係ですね。
年齢関係なくファン同士も仲良くて、ソロライブは同窓会みたいになってました（笑）私の存在がファン同士のコミュニティの場にもなっていたらいいなって思います。

──最後に読者に一言お願いします！
今回発売する写真集は、衣装がすごくおしゃれで、ファッションにもこだわって撮影しました。有名な観光地も回ったし、美味しいお店も載っているので、台湾旅行のガイドブックとしてもぜひ（笑）女性も男性も楽しめるものになっているので、ぜひチェックしてもらえたら嬉しいです！

ありがとうございました！