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INTERVIEW- インタビュー -

2025.08.21

FUJI ROCK FESTIVAL ’25で見つけた、音楽とファッションのリアル。

2025年7月25日から27日までの3日間、新潟・苗場スキー場で開催されたFUJI ROCK FESTIVAL ’25。山あいの空気は昼と夜で温度差が大きく、急な雨にも見舞われたが、それすらも風物詩のように受け入れられていた。ステージには海外からFRED AGAIN..、VULFPECK、VAMPIRE WEEKENDといった注目アーティストが登場し、国内ではSuchmosの復活やJJJのステージが話題を呼んだ。音楽ジャンルの幅広さと世代を超えたラインナップが、今年のフジロックを特別なものにしていた。

会場を歩けば、音楽に合わせてカラダを揺らす人だけでなく、フードを片手にくつろぐ人や、仲間と記念写真を撮る人の姿があった。若い世代にとってフジロックは憧れの場であり、初めて参加したという声も多い。彼らは動きやすさを最優先にしながらも、古着やスポーツブランドを巧みに取り入れ、自分らしさをしっかり表現していた。

音楽、ファッション、ライフスタイル。その全部が交差するからこそフジロックは特別だ。編集部が現地で出会った8人のスナップから、今年のフェスのリアルを振り返っていく。

まずはフジロックファッションをチェック!

01

藤本さん
古着のチェックシャツにハーフパンツを合わせ、黄色のソックスで軽快なアクセントを投入。バンダナを頭に巻いて日差し対策も万全。
お目当て:FRED AGAIN..

02

サトキさん
古着Tシャツにベストを重ね、ボトムスはSTÜSSY。バケットハットとサングラスで強い日差しを遮りつつ、足元の黄色ソックスで遊びを効かせた。
お目当て:FRED AGAIN..

03

かいとさん
透け感あるシャツを主役に、ブラックパンツで引き締め。キャップの上からスカーフを結ぶアレンジが個性的で、都会的なムードとアウトドア感を巧みにミックス。
お目当て:Suchmos

04

mikiさん
シンプルな白Tに黒ショーツという王道の組み合わせを、ナイキ ACGのシューズとグリーンのスカーフでアップデート。小物づかいで差をつけた上級スタイル。
お目当て:FRED AGAIN..

05

Hiroさん
アーセナルのユニフォームを堂々と着こなし、オークリーのボトムスとキーンのシューズで機能性を重視。スカーフとサングラスでフェスらしい遊びも忘れない。
お目当て:FRED AGAIN..

06

ルイさん
イリヤマセのトップスとワイドデニムの組み合わせでリラックス。ネイビーのバンダナを頭に巻き、自然体ながら存在感のあるスタイルに。
お目当て:JJJ

07

ユウマさん
白タンクトップと光沢のあるグリーンのパンツでインパクトを狙う。腰に大判スカーフを巻いてアクセントをプラス。パンツはマービンポンティアックで購入。
お目当て:CA7RIEL & PACO AMOROSO

08

かじやまさん
ヴァイナル・アーカイブのトップスを軸に、ゆったりとしたワイドパンツで涼やかに。キャップ、サングラス、バンダナを重ねて日差しをしっかりブロック。
お目当て:VULFPECK

スナップから見えた今年のリアル

1. 頭と足でコンディションを制す
頭はバンダナやスカーフで汗・直射・髪の乱れを一気にコントロール。足元はナイキ ACGやキーンなどトレイル系で“ぬかるみ・石・長距離”に備える。上半身で遊んでも、足元は現実対応。

2. ワイド×軽量で、一日を完走する
ワイドショーツ/ワイドパンツは、通気と可動域を確保しつつ体感温度を下げる“空気の服”。立ち・歩き・踊り・芝生で座るまで、動作が変わっても破綻しない。

3. ヴィンテージ/スポーツ/アウトドアの三角形
古着の質感、ユニフォームの記号性、ギアの実用。三方向をその日の気分で配合するのが今年の作法。藤本さんの古着×タフ靴、Hiroさんのユニフォーム×ギアは、その好例。

4. 差し色は“小さく強く”
イエローのソックス、グリーンのスカーフのように、面ではなく点で色を置く。写真にも残りやすく、泥や汗でトーンが落ちても視線を引ける。

5. “記号”を着る
ユニフォームやカラーのある服は、仲間と合流するときの目印にもなるし、集合写真のテーマにもなる。機能服にちょい足しする発想が、いまっぽい。

フェスの過ごし方はどんな感じだった?

ライヴとライヴの間の過ごし方にも工夫が見えた。木陰や入場口近くのイエロークリフで軽食をシェアしたり、ステージ前で友達と交互に荷物を預け合って写真を撮ったりする姿が多かった。夕方に体力を戻し、夜に備える動き方も定着。

キャッシュレス決済が進んだことでフードやドリンクも待ち時間が少なく、財布を持たずに動ける安心感がある。SNSに残す一枚を意識して服を選ぶ感覚も強く、フェスは音楽を聴く場所であると同時に記録を残す場所にもなっていた。



彼らが注目していた音楽は、まさにフジロックでしか体験できないもの!

スナップでも名前が多く挙がったFRED AGAIN..(25日/グリーンステージ)のステージは、冒頭から大合唱と歓声に包まれた。機材トラブルで開始が遅れたが、それも相まって会場の熱気はスタート前から最高潮に。ビートが重なるたびに観客が一斉に跳び上がり、隣り合った見知らぬ人同士が自然に肩を組む。群衆全体が波のように揺れ、音と光に呑み込まれる光景は今年のハイライトのひとつだった。

VULFPECK (26日/グリーンステージ)のライヴは軽快でファンキーなリズムが次々と放たれ、客席から笑顔が次々に広がっていく。間奏に合わせて手拍子が飛び交い、演奏の合間に思わず漏れる笑い声さえも音楽の一部のように溶け込んでいた。

そして久々にフジロックへ戻ってきたSuchmos(25日/ホワイトステージ)。ステージに姿を見せた瞬間、大歓声がホワイトステージ全体を包み込み、最初の音が鳴り響くと前方から後方まで大きなうねりが走る。再会を喜ぶ声とリズムに合わせたシンガロングが一体となり、観客の胸に「帰ってきた」という実感を刻み込んでいた。



FUJI ROCK FESTIVAL ’25は、音楽とファッション、そしてライフスタイルが交差する場所だった。若い世代は古着やスポーツブランドを自在にミックスし、動きやすさと自己表現を同時に成立させる。仲間とシェアするごはん、SNSにアップされる一枚、全身で浴びる目当てのステージ。それぞれがフェスのピースとなり、揃った瞬間に「これがフジロックだ」と胸に刻まれる。

今年の苗場には、その体験が確かに息づいていた。

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