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LIFE STYLE- ライフスタイル -

2023.10.04

せんべろで聞かせて! ~新宿 沖縄食堂やんばる新宿2号店編~

僕らの同世代の女子が今、なにを考えなにを悩んでいるかを、ビールとホッピーを相棒に敏腕プレスがヒアリング。今回の舞台は新宿。そして相手は、、芸人さん! 独特の芸風と、ブランドのビジュアルにモデルとしても登場するなど注目されている、エアコンぶんぶんお姉さん。これは正直、テンション上がります……!


どうも寺井です。9月だというのに、毎日汗だくで過ごしております。しかも基本的に自転車移動なので命に関わるレベル。とはいえ、電車に乗るのが好きではないので先日は自宅から野方まで往復31kmをチャリで移動しました。この夏最大の冒険です。え、それ以外に夏の思い出が無いのかって? 野暮なこと聞かないでもらえます? たくさんありますから(震え声)。
……気をとりなおして、今回の美女とは新宿で待ち合わせ。いままでの流れだと、新宿にお勤めの会社員ってパターンですが、今回はなんと芸人さん。不肖・寺井、今回は芸能人との飲みです(ドヤ)。
夏だし、気分を上げるために今回は沖縄料理のお店をチョイス。沖縄食堂やんばる新宿二号店は、新宿のアルタ裏というアクセスの良い場所にあるだけあって、いつも混み合っている名店だ。何食べようかとメニューを熟読していると後ろから「こんにちは〜。」との声。今日のお相手であるエアコンぶんぶんお姉さんが登場。
「遅くなってすみません。お待たせしちゃいました?」「いやいや、今来たんで! というか遅刻してないですよ〜」なんてテンプレ会話を経つつ、ドリンクとフードを注文→乾杯の流れ。

3分のために2時間労働
資本主義と戦いながらの大学時代

さて、今回はいつもと違ってインターネットに事前情報が溢れているので(さすが芸能人!笑)、探りながら話すというより、ストレートに話が進んでいく。まずはオーソドックスに、芸人という職業を目指した理由から質問。
「もともと、お笑いが好きな家庭だったんですよ。高校の頃から、お笑いのライブ見るため だけに上京したりしていて、なんとなく大学もお笑いサークルがあるところに行きたいと思っていました」
「芸人を目指すのに、大学を中退したのはどういう経緯?」「サボりがちで、あんまり真面目な大学生じゃなかったですけど、2年生までは在籍していました。といっても、お笑いサークルに入り浸っていて、多い時は月に20本くらいライブ出てました(笑)」「20本って多いね! それじゃ大学行く時間ないわ(笑)」「ライブって3分間舞台に上がるために、エントリー代が2000円くらいかかるんですよ。当時は時給1000円くらいだったから、3分のネタをやるために、2時間働かなきゃいけないっていう……」「まじか……すごい搾取構造や(笑)」
「地元が山梨なんですけど、最初の頃は毎日、片道2時間半かけて向ヶ丘遊園(神奈川県川崎市)にある大学まで通ってましたからね。終電がめっちゃ早くて、この時期は激ヤセしたのを覚えています。さすがに数カ月で一人暮らし始めましたけど(笑)」

 
そんな話をしているうちに、フードも続々と到着。やはり沖縄テイストのフードを多めに頼んだ。じつにうまそう。「大学を辞めるって普通は親に反対されそうだけど、どうだった?」「基本、放任主義ですけど、さすがに反対されました。祖母も『孫がー!大変なことになったー!』って狂乱するくらいで……(笑)。最終的に家族は『そこまでやりたいのであれば。。』って認めてくれましたけど」「家族みんな大慌てだったんだ(笑)。それで、そのまま養成所に入ることになった?」「そうです。養成所を探す時に、父親が吉本なら養成所の授業料出すって言い始めてて。いや逆だ。吉本以外なら、学費出さないって言われました。ウチの父、吉本が好きなんです(笑)」「完全に趣味じゃん!」「そうなんです! 学生お笑い出身で吉本に入る人が少ないので、もともとほかの事務所を考えていたんですけど、授業料出してもらえるのに釣られて『吉本にするー!』って(笑)」

夢の芸人生活の一歩目は
、、、思ってたのと違う⁉︎

「海ぶどう、見た目も可愛いのにこんなにウマいのすごいですよね……(以下海ぶどうへの愛を語る)」と、突然テーブル上の海ぶどうを食べつつ、愛を語り始める。いかん。相手のペースに飲まれるな。「……えっと(笑)、NSCに入学してどうでした?」「それが、全然楽しくなかった! バタバタとNSCに決めたから、6月っていう変なタイミングで入学したんです。4月からカリキュラムが始まっているので、なんとなくクラスのみんなはグループが出来上がってたし、みんなすでに最初の相方探しを終えている段階で。周囲はみんな楽しそうだったけど、私はあまり(笑)」「転校生的な感じでハードル高かったわけだ」「途中からきた謎の美少女ポジションでしたね。周りも『コイツ誰だよ?』みたいな雰囲気で」
「しばらくアルバイトなどでお金貯めて、翌年に入学するって選択はなかったの?」「アルバイト、嫌いなんです。なぜか、全部うっかり辞めちゃうんですよ」「!?うっかり辞めるとは(笑)?」「あれ?今日バイトだったんだ。いっぱい電話来てやだな……。まぁ、ちょっと行かないでみよう……ってやっていると辞めることになります」「ひどい(笑)。ちなみに今までどんなアルバイトを?」「いろいろやりましたよ(ドヤ)。カラオケ、パチンコ屋さん、麻雀荘、たこ焼き屋さん……」「自慢しないで(笑)。いろいろバイトをクビにながらNSCを卒業して、ようやく吉本興業所属になったと」「卒業ギリギリでしたし、授業もほぼ毎日あってサボれなかったのがツラかったです」「なるほど。大学時代とは違って毎日キチンと出席してたんだ」「いや。4割くらい……」「それ、本当にツラかった(笑)?」

目指すのは
「お茶の間で愛される」芸人
 


「無事、事務所に所属できてからは楽しい?」「そうですね! 友達はみんなおもしろいし、仕事も楽しい。毎日楽しくないわけがないです。」「おー。このタイミングで急に前向きな発言が」「たしかに(笑)! もちろん落ち込むことはありますし、お笑いに対しての課題みたいなものもありますけどね。課題はあるけど、悩みではない、的な?」「なるほどね。将来、こうなりたいっていう目標はある?」「おもしろい返事ができるようになりたい(笑)。あと、プリクラの機械に飾られるようなみんなが知っている人になりたい。」「お茶の間で愛される芸人っすね。サウナボーイでのモデルとか、音楽イベントとか活動が多岐に渡っているのは、いろいろなジャンルで愛されるため?」「それは、単純に私が超・美少女から!」「う、うん……(どうしよう)。」

気づけば2時間近くが経過。テンポよくインタビューが進むのはさすが芸人さん……だがしかし、この連載の核心の質問をまだしていないことに気づいた。そう、彼氏の有無だ。「ちなみに、彼氏はいますか?」「突然、どうしたんですか(笑)」「彼氏は、いますか(迫真)?」「あはは。いないですよ(笑)。」漢・寺井、この一言で安心。「そもそも、彼氏っていう日本語が嫌い。」「奇遇だ。俺も『彼氏いる』って言葉が嫌い。」「なんか、彼氏や彼女って会わなきゃいけない義務が発生するじゃないですか。それより、優先順位でずっと2番目にいる人がいい。仕事や友達とのスケジュールが立て続けに入っていても常にに2位にい続けるって難しい。そんな人ってなかなかいないんで!」
漢・寺井、2番目を狙いに行こうと決意する夏の夜。「家族のような、いつでも会える感じがいいですね」「俺は、いつでも会えるよ?」「(笑)。あ、それなら10月28日にサンリオピューロランドでハロウインのイベントに出させてもらうんで、会いに来てください!」……! 40歳手前のおっさんがソロでピューロランド。辛い……。けど会いたい……。
そんな葛藤をしている間に、そろそろ今回もお開きという流れに。「あ、この後行きたいところあるんですよ!」……!!!!!この連載始まって、初の女性から二次会へのお誘いが。漢・寺井、俄然テンション上がる。「いいですね! 行きましょう×2!!」
 
 
この夏最大の思い出作りのチャンスに胸を膨らませつつ、、、到着したのは数軒隣にあるゲームセンター。「UFOキャッチャーで、欲しいヤツがあって!」……知ってた。こんな展開だろうなって。
ちなにみ、夏のトキメク思い出は無かったが、私は秋も冬も1年中トキメキ募集中。マジで誰か、頼みます。

INFORMATION

今回のせんべろ『沖縄食堂やんばる 新宿2号店』
住所: 東京都新宿区新宿3-22-1
☎︎03-5269-3015

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