INTERVIEW- インタビュー -

2018.06.13

主演映画『トウキョウ・リビング・デッド・アイドル』が公開中アイドルがアイドルを演じる!　浅川梨奈インタビュー

アイドルグループ・SUPER☆GiRLSのメンバーとしてだけでなく女優、グラビアとソロ活動も充実している浅川梨奈。現在公開中の主演映画『トウキョウ・リビング・デッド・アイドル』ではアイドル役を熱演。アイドルがアイドルを演じるにあたっての役作りについてや、本作の見どころについて語ってもらった。

■現役アイドルが”アイドル”を演じるための役作りとは？

――アイドルを演じるにあたって役作りの難しさはありましたか？

「TOKYO27区という架空のユニットのメンバー、神谷ミクを演じたんですけど、アイドルを演じるからといって、そのままやってしまったら浅川梨奈になってしまう。だから私の中にある理想のアイドルからだったり、神谷ミクという女の子がどういう心情を持つ人なのか、台本を読んで自分なりに分析したり。同業を演じるからこその難しさもあったし、私とは180度違うキャクターを作るように意識しましたね」

――演じた神谷ミクとアイドル・浅川梨奈との違いとは？

「細かいところなんですけど、ライブシーンのときの表情であったりとか目の配り方だったりとか。 SUPER☆GiRLSの浅川梨奈がイメージされないように演じましたし、神谷ミクがアイドルという職業に懸ける思い、熱量。私自身が及ばないぐらい神谷ミクはアイドルという生き方にこだわってるし、その思いが強すぎて、他の人にも厳しくて、ときには傷つけたりもする。本当はアイドルとしても人としても未熟なんだけど、 その(アイドルに懸ける)気持ちはどこから生まれるのだろうかとか、いろいろと考えながら内面も含めて100%神谷ミクになれるように演じさせていただきました」

 

 

――そして、ゾンビに噛まれてしまうことで物語が展開していきます

「ぶっ飛んでますよね、ゾンビ映画らしい展開で(笑)！　戦うシーンもあるんですけど、私、主演した映画ではいつも武器持って戦ってるんですよね。銃にナイフ、今回は……バット!　本格的なアクションシーンは初めてだったんです。基本運動せずにずっと寝ていたい人なんですけど、いざやってみると楽しくて。アクションっていいなぁって。ゾンビを倒すシーンで神谷ミク自身も倒すことが”快感”になってくるんですが、演じてる私も（ゾンビを倒すことが）だんだん楽しくなってきてました。私のアクションシーン以外にも女子高生ゾンビハンターを演じる星守紗凪さんの戦闘シーンやパルクールを取り入れたアクションシーンは必見です。そのほかバット、剣、銃、マシンガン……激しくて迫力あるシーンがいっぱいあって。目を閉じたくなるような怖いゾンビたちの動きにも注目してほしいですね！」

――最後に今後、演じてみたい役柄はありますか？

「とくにコレっていうのはなくて。どういう役に対しても真摯に演じたいと思ってます……が一つだけ。今、少女漫画原作の映画作品多いじゃないですか。私、本屋さん行っては大人買いしたり、時間のないときでもスマホで電子版を読むぐらい少女漫画が大好きで(笑)。自分が好きな少女コミックの映像化に出演できたらうれしいだろうなぁ。そういうときに声をかけていただけるようにがんばります！」


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『トウキョウ・リビング・デッド・アイドル』
公開中©︎2018「トウキョウ・リビング・デッド・アイドル」製作委員会

STORY
限りなく現在の東京と同じ世界。ゾンビが発生するこの世界で､3人組のアイドルユニット「TOKYO27区」の人気アイドル･ 神谷ミク(浅川梨奈)は､ライブ終了後に突然現れたゾンビに噛まれて感染してしまった。噛まれた人間がゾンビ化するまでのタイムリミットは72時間｡ゾンビ感染者は強制収容され､抹殺されるこの世界で､ミクは生きる道を求めて逃亡するが､すぐに全国指名手配となってしまう｡町を彷徨ううちにミクは､偶然見つけた探偵事務所の犬田(尚玄)に助けを求める｡ 噂のゾンビ血清を探すために､町を歩くミクと犬田。だが､彼女たちの前に､警察､ゾンビ､そして女子高生ゾンビハンター･如月 (星守紗凪 )が現れる。ミクは時間内までに血清を手に入れることができるのか…!?

CAST/STAFF
監督・脚本／熊谷祐紀（2018年・日本・82分）配給／トリプルアップ　出演／浅川梨奈(SUPER☆GiRLS)、阿部夢梨(SUPER☆GiRLS)、尾澤ルナ、中山優貴(SOLIDEMO）、山口智也(SOLIDEMO)、井澤勇貴、古泉千里、橘 龍丸、鷹松宏一、加藤雅人、大林ちえり、亜紗美、星守紗凪、尚玄ほか