2022.05.09
板垣李光人、犯罪コーディネーターの助手として実力発揮!?
4月15日(金)からスタートし、話題沸騰中の金曜ドラマ「インビジブル」。柴咲コウ演じる犯罪コーディネーターのキリコの片腕であり、彼女と深い関わりを持つ“マー君”を演じる板垣李光人。彼に作品の見どころや現場の雰囲気について聞いた。自身が今夢中になっている好きなことについても聞いたので、まずはそちらからスタート!
■ふと、気づくと絵を描いていた少年時代
ーー今、一番好きなモノやコトを教えてください!
「イラストを書くことが好きです」
ーーいつごろから好きになったか記憶はありますか?
「ちゃんとは覚えてませんが、小学生のときにはプリントが配られたらすぐに裏返して絵を描いているような子供でしたね」
ーーその当時は、どんな絵を描いていたんですか?
「昔からティム・バートンの世界観が好きで、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』などのキャラクターたちを描くこともあれば、自分で想像を膨らませてオリジナルで描いたりしてました」
ーーそれが今につながっているってわけですね!
「そうですね。黙々と描き続けてきた延長線上に今があるので、いわゆる厨二病みたいな感じです(笑)」
ーー今はどのようにイラストを描いてますか?
「今はパソコンを使ってデジタル上で描いています」
ーー描くときはどんなことを考えてるんですか?
「特別なにかを考えながらって感じではないですね。作業的には、パソコンに膨大にストックしてあるアイデアやラフなどを引っ張り出しながら、パズルのように組み合わせていく感じですね」
ーー普段はどういう時に描いてますか?
「とくに決めてはいないんです。イラストを描くことってストレス発散とかではなくて、むしろストレスになることもあるので、気が向いたときにって感じです。それが一番いい距離感なのかなって思ってます」
■目に写るものすべてがアイデアソース
ーーイラストを描く際の発想の源は?
「オフの日に行く買い物とか映画とか、そういう日常的なところから感性を刺激されることもあれば、もちろん美術館を巡って直接アートに触れることもあります。アートに関しては、たとえばニューヨークのメトロポリタン美術館などは、実際に行かなくてもインターネット上でも作品を閲覧できるのでよく利用しています」
ーー最近のお気に入りのアーティストは?
「最近は、尾形光琳や月岡芳年などの江戸中期から明治にかけての日本人画家たちや、中国の水墨画などにも興味が湧いてきました。東洋の絵画って、二次元的というか線の描き方が現代のアニメ的。影響を受ける部分もあるので、すごくおもしろいですね」
ーーイラストを描くことで得られた発見や刺激はありますか?
「さっきのインスピレーションの話ですが、空や月、虫や植物から着想を得ることも多いです。人間が作為的に作ることができない色やグラデーションや光を見ると、いつもなんらかの発見があります。影響を受けるというよりもリスペクトに近い感情ですね」
ーー先日、ファンイベントでもイラストを初公開されましたが、反響はいかがでしたか?
「いろんな声を頂けて、喜んでもらえたと思います。俳優として以外の自分のインサイドを見てもらえたので、自分にとってもいい機会だったと思ってます」
ーー今後も板垣さんのアートワークを目にする機会は増えそうですか?
「イラストは仕事じゃないし、仕事にもしたくないんですよね。さっきも言いましたけど、描くことをストレスにしたくないので、あくまで“ほどほどに”ってスタンスがベストかなと。それが長くイラストを描き続ける秘訣だと思っています」
■刑事×犯罪コーディネーターの異色のバディが誕生!
ーー出演中の金曜ドラマ『インビジブル』の見どころを聞いていきたいのですが、見どころといえば、TBSのYoutubeではニュースキャスターに扮してドラマの紹介をしていますね!
「あれは、演じているマー君なのか板垣李光人本人なのか、わからない感じでやってましたが(笑)。あれはあれで楽しかったです」
ーー今後、キャスターやコメンテーターのお仕事とかありそうですか?
「…...(笑)。お声がけいただけたら考えます」
ーーさて、本題に戻りまして、まず作品についてはどんな印象でしたか?
「もともと好きなジャンルで、刑事と犯罪コーディネーターがタッグを組むって設定も興味深い。個人的にそそられる内容だなって思いました」
ーー柴咲コウさん演じるキリコの片腕、マー君を演じますが、役柄についてはいかがですか?
「まず柴咲さんと共演できるのがすごくうれしかったです。俳優以外にも短編映画の監督や歌手としても活動されていて、魅力的な方だと思っていたので、ご一緒できてすごく光栄です。マー君については今まであまりなかった役柄だと思うので、また新しい一面を見てもらえるのかなと思ってます」
ーー柴咲コウさんとは実際に演じてみていかがですか?
「柴咲さんはギリギリまで監督と打ち合わせされているし、すごく考えを巡らせながら役に臨まれてます。そういうところから垣間見える繊細さだったり強さはイメージ通りでした。でも、普通にお話をしているときは可愛らしいみたいなギャップもあって。すごく楽しくお仕事させて頂いてます」
ーー実際にはどんなお話をされているんですか?
「一緒に出ていたファッションイベントの話とか、柴咲さんが僕の出演作を観てくださってて、その感想を伝えてくださったりとか。いろいろ話してますね」
■ストーリーだけじゃなく、マー君の変装にも目が離せない?!
ーー今後の見どころを教えてください。
「高橋一生さん演じる主人公の志村貴文や柴咲コウさん演じるインビジブルのキリコ、警察組織など、とにかく謎が多いところに尽きると思います。これからストーリーが進むにつれて、どのようにそれが明らかになっていくか楽しみにしてほしいですね。あとは、マー君がいろいろと変装していますが、最終話までいったい何種類の変装をするのかにも注目してほしいです!」
PROFILE
いたがき・りひと/2002年1月28日生まれ。2020年に映画『約束のネバーランド』でメインキャストとなるノーマンに抜擢され一躍話題に。4月にスタートした金曜ドラマ『インビジブル』(TBS系/毎週金曜22:00〜)では主人公キリコの片腕、マー君を演じている。さらに自身3度目の出演となる大河ドラマ「どうする家康」(NHK/2023年放送予定)に井伊直政役で出演予定。
金曜ドラマ『インビジブル』(好評放送中)/TBS系毎週金曜22:00〜
刑事×犯罪コーディネーター
異色のバディが誕生する!
前代未聞の犯罪エンターテインメント!
普段目にする事故や事件の数々。そして、未解決事件となってしまうものが数々あるが、実はその中には警察すら存在を知らない凶悪犯、通称“クリミナルズ”によって行われている犯罪がある。この物語は、そんなクリミナルズを捕らえるため、刑事と犯罪コーディネーターという絶対に相容れないはずの2人が異色のバディを組む前代未聞の犯罪エンターテインメント
衣装/すべてスタイリスト私物
●文/橋本裕一 撮影/榎本洋輔 スタイリング/伊藤省吾(sitor) ヘア&メイク/佐川理佳