2023.06.16
生き物大好きな宮川大聖の唯一苦手なものとは?
6月7日(水)にニューシングル『光/Sparkling Love』をリリースしたシンガーソングライター、宮川大聖。誌面には載せきれなかったアザーカットや生き物エピソードとともに、新曲に込めた思いや完走したツアーの思い出を語ってもらいました!
背中を押してくれる道しるべソング、できました!
──待望のニューシングルがリリースされましたね!
「今回は両A面シングルになっているんですが、まず『光』という曲について語らせてください! この曲をつくっているとき、ちょうど人生の葛藤というか、これからの生き方について真剣に悩んでいたんですね。で、そのときの自分の感情を未来の自分に向けて残したら、きっと道しるべになってくれるんじゃないかと思って。1秒先、1日先の自分が少しでも笑顔でいられたらいいなって思ったんです。僕自身、この曲に背中を押されたので、何か道に迷ったり、ちょっと立ち止まったりしている人に聴いてもらえたらいいな。難しい表現はあえて使わずまっすぐ自分の言葉を紡いだので、多くの人にこの思いが伝わってほしいなって思っています」
「そしてもう一曲の『Sparkling Love』ですが、これは美酢ビューティービネッシュというお酒とのコラボレーション企画でできた曲で、みんなから募集した甘酸っぱい恋のエピソードを盛り込んでいるんです。お酒のCMソングになるのでちょっと大人っぽい恋愛ソングにしたいと思ったんですが、ドロドロしすぎないよう、“Sparkling”の名前通り炭酸が弾けるような爽やかさもしっかり表現したのがこだわり。みんなでお酒を飲むときはもちろん、一人飲みとか、ドライブとか、いろいろなタイミングで聴いてもらえたらうれしいです!」
──先月から行われていた全国ツアーも完走しましたね!
「今回のツアーから声出しが解禁されて、やっぱりライブってこうだよねって僕自身感じましたし、初めて声出しできるライブに来た人はこんなに楽しいんだって思ってもらえたんじゃないかな。そのために、シンガロングして盛り上がれる曲を多めにセットリストに入れたり、いろいろ工夫しました! とにかく最高のツアーになりました」
島育ちで培われた溢れんばかりの生き物愛
──FINEBOYS7月号では生き物についてたくさん語ってもらいましたね。改めて生き物愛を語ってもらえたらと!
「僕は式根島という東京の小さな離島で生まれ育って、まわりに生き物がたくさんいるのが当たり前の環境だったんです。猫や犬はもちろん、魚や虫、鳥など野生動物もたくさん。なので、まわりの男子の家には大抵捕まえてきた虫がいましたね。そんな状況で育ってきたので、本土に出てきた今も生き物愛は変わらず強いのかなって思います。生き物って、観察しているといろいろな面が見えるんですよね。今、リスザルという小さいサルを飼っているんですが、すごく感情表現が豊かなんですよ。ご飯がほしいときは呼び鈴を鳴らしますし、僕のいうこともちゃんと聞いてくれます。喜怒哀楽がわかりやすいんですよね。もちろん、哺乳類や霊長類以外にも魚や両生類にも感情はあって、そういうのを見ているとすごく楽しいんです」
──そんな生き物大好きな宮川さんですが、唯一クモだけが苦手だとか。
「基本的にはどんな生き物も大好きなんですが、クモだけはちょっとトラウマがあって……。そもそも、島に出るクモって本土に比べると規格外に大きいんですよ。手のひらより大きいやつが平気で家の壁とかにいるんです。で、人里離れたところに逃してあげようとするとものすごい勢いで逃げるんですけど、突然大きなものがすごいスピードで動き出す姿が苦手なんですよね。決定的だったのが、おばあちゃんの家で起こった事件。ある日、家の中に卵を抱えた大きい母グモが出たんですが、なんとおばあちゃんが掃除機でそれを吸ったんです。ものすごい音をたてながら吸われていったのを覚えていますね。で、そのときに母グモが抱えていた卵がベッドの上に落ちちゃったんですが、落ちた瞬間子グモが一斉に散って白いシーツがぶわーっと黒くなっていって……。そこからもうダメになっちゃいました。寝ている間にズボンの中にムカデが入っていたりしても平気なくらい虫には強いんですが、クモだけはちょっとごめんなさい、という感じです(笑)」
PROFILE
みやかわ・たいせい。1996年7月11日生まれ。東京都・式根島出身。高校時代に「みやかわくん」名義で、ペン回しや歌など趣味や特技の動画を配信し話題に。2018年にメジャーデビュー。現在、半年ぶりとなる新曲「光/Sparkling Love」が発売中。自身の誕生日である7月11日には、ファンクラブ限定のワンマンライブを開催予定。
Instagram
@my_kwk_n
最新シングル曲「光/Sparkling Love」
「表題曲の”光”は未来の自分に向かって歌った指標になるような1曲です。人生に迷ってしまったとき、ぜひ聴いてもらえたら!」
衣装はすべてスタイリスト私物
●文/山下皓平 撮影/榎本洋輔 スタイリング/三島和也(Tatanca) ヘア&メイク/小林麗子(do:t)