2018.07.14
みんな大好きなあのブランドの詳細解説! Vol.6スポーツブランド虎の巻
スポーツMIXの流行りは衰え知らず! もちろん各ブランド自体が進化しているんだけど、理由はそれだけじゃない。読めばスポーツブランドの今がよくわかるよ!
あまり知られていない
服好きに定評のあるブランドを知る
スポーツってみんなに欠かせないもので、だからこそブランドはたくさんある。連載の最後は、グローバルな知名度を持ちながら、意外と知られていないブランドを紹介。ここでは厳選した5つのブランドをピックアップ。ブランドの誕生背景や歴史を理解して、ちょっと差のつくブランド選定でこなれ感をゲットしよう!
PICK UP1 イタリアの貴族から生まれた高貴なデザイン"ellesse HERITAGE(エレッセ ヘリテージ)"
貴族、レオナルド・サルバディオが’59年に創設したエレッセ。各国の王族とスキーやテニスを楽しみ、スポーツに気品と情熱を求め革新的なアイテムを開発。グランドスラムを達成したクリスエバートや、ナショナルスキーチームなど多くのスポンサーになった。このヘリテージラインは街使いしやすく、ロンドンの若者に近年ブームとなり、爆発的ヒットを遂げた。
PICK UP2 歴史深きブランドが今また再ブレイク中の"Kappa(カッパ)"
100年以上もの歴史を誇るイタリア、トリノ発のオーセンティックスポーツブランド。これまでに名だたるフットボールのビッククラブが愛用してきた。’69年にデザインされた男女が背中合わせに座ったシルエット、"オミニ"ロゴも有名で、今シーズンはそのオミニがモチーフとなる"BANDA(バンダ)"コレクションが感度の高い服好きから注目を集めている。
PICK UP3 フランスで最も古いスポーツブランド"le coq sportif(ルコックスポルティフ)"
実は凄く歴史の長いブランド。1882年に前身となる会社が創業。’48年からフランスの国鳥である鶏をマークとし、サッカーのフランス代表もこのブランドのユニフォームを着た。世界最高峰の自転車レース、ツール・ド・フランスでは40年以上もリーダージャージのサプライヤーを務める。ファッション性が高く品のいいデザインもこのブランドらしい要素。
PICK UP4 ニット工房からスポーツブランドへと発展した"FILA(フィラ)"
イタリアのビエラ地方でフィラ兄弟が小さなニット工房を’11年に設立。オリジナルのアンダーウエアを販売していた。’70sに入るとコットンリブ素材を開発し、それを活かしたスポーツウエアを発売。これまで白一色だったテニスウエアに色を加えたデザインが登場し、一躍注目を集めた。その後、"ちょっとおしゃれ"なスポーツウエアとして広く認知される。
PICK UP5 各国のサッカー代表チームが愛用してきた"umbro(アンブロ)"
’24年イギリス北西部で誕生。前身のハンフリー・ブラザーズ(HUMPHREYSBROTHERS)社から"UM"と"BRO"をとった。’66年、自国開催の世界的サッカーの大会で初優勝のイングランドのほか、決勝ラウンドの14チームがアンブロを着用。そのとき、唯一着用しなかったのがロシア(旧ソ連)であり、今季はそれをインスパイアし"アンフォガットンコレクション"を展開。
ファッションシーンにおけるスポーツブランド虎の巻はこれにて終わり。機能性とともにモダンなデザインへと進化するアイテムたちは、これからも目が離せない!
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撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/川田真梨子 へアメイク/大城祐樹 モデル/小島義雅[本誌専属]
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