2018.07.11
みんな大好きなあのブランドの詳細解説! Vol.5スポーツブランド虎の巻
スポーツMIXの流行りは衰え知らず! もちろん各ブランド自体が進化しているんだけど、理由はそれだけじゃない。読めばスポーツブランドの今がよくわかる!
スポーツブランドは
今やストリートスタイルと密接!
日本では運動着にしか思われていなかった’80年代、アメリカではスポーツブランドがオシャレというユースカルチャーが誕生した。そこから約30年が過ぎた今、スポーツブランドはスケートラインといったコアなストリートアイテムをラインナップし、これらにも支持が集まるようになった。ヒップホップ界でも、大物アーティストとコラボするなど、スポーツブランドはストリートの世界で確実に勢力を広げているのだ。
まずはおさえておこう! 支持が高まるビッグカンパニーのスケートライン
4年に1度の世界的大会で正式種目になり、2020年に向けて、スケボーはゆるぎないアクションスポーツになった。だから、スケーターが支持するのは当然なんだけど、さらには、スケーターでなくても街着する人がどんどん増えている。スケートするためにデザインされたプロダクトは、どれもシンプルでありながら遊びが効く。まずは、服好きに好まれるこの2大ブランドをチェックしよう!
その1 テクノロジーをスタイリッシュに落とし込む”NIKE SB”!
最新ソールや新たな素材など、ナイキの技術は、このスケートラインにも確実に注ぎ込まれている。ポール・ロドリゲスやステファン・ジャノスキーなど、天才ボーダーたちが所属し、彼らの活躍がこのブランドをまた後押ししている。
たとえば、こんなアイテムがラインナップする!
アノラックパーカをモチーフにした1枚。ハーフジップやロゴでさりげなく遊んだ色使いがいい。ブルゾン1万円(ナイキ カスタマーサービス)
’80sのバッシュをバルカナイズドソールに変えスケート仕様に。ガムソールが気分を盛り上げる。シューズ7500円(ナイキ カスタマーサービス)
“NIKE”の横に“SB”と入ったロゴ。キャップを派手な色でハズせばストリート感も出やすい。キャップ3500円(ナイキカスタマーサービス)
こんな感じで"NIKE SB"を街で着こなしてみよう!
アクテイブな中にカーキで男らしさを加味! ラフなTシャツスタイルには、ミリタリーパンツを合わせ重さを出した。ラフなミリタリーMIXのスケートスタイルに。ナイキ SBのTシャツ3500円、パンツ8500円、シューズ1万1000円、キャップ3500円(すべてナイキカスタマーサービス)、手に持ったワンダー ランドのチェックシャツ1万6000円(ノット ワンダー ストア)
その2 遊びの効いたデザインが映える"adidas Skateboarding"!
マーク・ゴンザレスやデニス・ブセニッツなどのカリスマライダーを要し、デザイン性が目を引くこのブランド。アート性にも長けたアイテムのラインナップはいつも好評であり、機能面ももちろん多くのスケーターから絶大な信頼を得る。
たとえば、こんなアイテムがラインナップする!
アフロヘアの男がイラストでロゴとフードの裏地に描かれている、ポップな1枚。パーカ7990円(アディダスグループお客様窓口)
人気の"マッチコート"。コートタイプをスケート仕様にリファイン。シューズ7900円(アディダスグループお客様窓口)
鮮やかなオレンジが目を引く。小さなブランドロゴがかわいらしい。キャップ3490円(アディダスグループお客様窓口)
こんな感じで"adidas Skateboarding"を街で着こなしてみよう!
デザイン性の効いたアイテムは、クールで都会的なスタイルを構築する。首元のロゴや袖のスリーストライプスが効いたクリーンなトップスで、グレーのシャカシャカパンツを合わせスタイリッシュに仕上げた。アディダス スケートボーディングのスウェット4990円、シューズ9990円、アディダスオリジナルスのパンツ8990円(すべてアディダスグループお客様窓口)、ビームスのソックス1500円(ビームス原宿)
覚えておくとためになる! スポーツブランドがストリートに浸透したルーツ
’80sのスケーターはスポーツブランドのバッシュを履くことが多かった。でもそれはイケてるというより安かったから。そんな存在であったブランドがカッコいいとなったのは、ヒップホップの影響が大きい。当時人気を誇ったアーティストが愛用し、人気に火がついたからなんだ。その後、’90s半ばにはヒップホップ好きのスケーターが多く出現し、不動の存在へとストリートのスターダムを駆け上ったんだ。
'80sにこの2組が着用し、ストリートに激震を走らせた!
ブロンクスで誕生した貧困層によるヒップホップカルチャー。'80sに入り規模を拡大し、ユースカルチャーを巻き込む程の影響力をつけていった。その中で人気を得たアーティストは多数いるけど、スポーツブランドのアイテムを着用し、衝撃的なスタイルを放ったこの2組はぜひ覚えておこう。
今現在、シーンのトップを走るアーティストも愛好家! だから人気は衰えない
"ラン DMC"と"ビースティ・ボーイズ"は、ヒップホップの中でもオールドスクールといわれるスタイルに入るが、ニュースクールとくくられる現在のシーンでも、スポーツブランドの人気はアーティストに根付いている。ブランドとのコラボレーションも行っているこの2人は要チェックだ。
以上、スポーツブランドのスケートラインを紹介。スタイリングの選択肢に入れておくと、着こなしに幅が出てくる。スケーター感が漂うスポーツMIXは、アクティブかつストリート感があっていいよね。ぜひ取り入れてみて! 次回、連載最後となるVol.6は服好きに定評のある通なブランドについてご紹介するよ!
撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/川田真梨子 ヘアメイク/大城祐樹 モデル/小島義雅[本誌専属] イラスト/green K
※価格はすべて税別です
※FINEBOYS6月号掲載商品のため、売り切れや取り扱い終了の場合がございます。ご了承ください。