2020.04.22
俳優・高杉真宙が10年以上着用している溺愛ウエアを語る!
ドラマ、映画に引っ張りだこの人気俳優・高杉真宙。彼の好きなファッションや、愛用のアイテムなどパーソナルに迫る。もちろん、近日公開予定の最新出演作である映画『糸』の話もたっぷりと。中島みゆきの同名曲を映画化した話題作だけに要チェック!
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高杉真宙はディッキーズをはき続けて10年超!
──普段はどんなファッションが好きですか?
ディッキーズのパンツをずっとスタンダードなアイテムとしてはいています。たくさん持っているというわけではないのですが、着こなしのテイストや用途によってはき分けしたいので、常に何種類かのアイテムがワードローブにスタンバイしている状態ですね。
──今、はいているのもディッキーズなんですよね?
そうなんです。定番の『874』をリメイクしたものなんですけど、すごくかわいいですよね。こうして同じアイテムでもデザイナーさんの感覚でこれだけ違うものに形を変えるというのも、ブランドの歴史の深さ、懐の広さを感じさせてくれます。
──いつもはいているのは、どんなアイテムですか?
よくはくのはデニム地の太いシルエットのもの。もともと体の線が細いので、そこを隠してくれるところも気に入ってます。特になにも考えずにゆるく着こなしたい時はいつもそれにオーバーサイズのトップスを合わせてコーディネートしています。ちょっとキレイめにはきたい時は、細身のものを選ぶようにしています。テイストの幅の広さ、汎用性の高さもスタンダードなブランドならではの良さですよね。
──ディッキーズ を愛用するようになったきっかけは?
ずっと古着が好きなんですけど、中学2年のときにスタッフさんに教えてもらったのが最初。それから数えたらディッキーズ との付き合いも10年になるんですね。ずっと好きだし、むしろあのころよりも気持ちは強くなっている。これからもはき続けたいですね。
なにごとも勉強。もちろん、ファッションも!
──これからトライしてみたいファッションは?
最近、革靴が気になっています。その影響で最近はシンプルで落ち着いた雰囲気の服に気分が傾いています。ずっとスニーカー派で合わせる服が少ないので、これから革靴に合わせるためのコーディネートを一式揃えてみようと思ってます。
──これからファッションをどのように楽しんでいきたいですか?
僕はなにごとも勉強だと思っていて、もちろんファッションもそうだと思ってます。僕も勉強中ですが、知識がどんどん蓄積されていることが今はすごく楽しいです。年齢によっても服の見え方って変わって来ると思うので、これからもフラットな気持ちでファッションを勉強し続けられたらいいなって思ってます!
↑イエスタデイズ トゥモロウのシャツ2万6000円、Tシャツ1万円(ともにベン
中島みゆきの名曲『糸』を映画化
──最新出演作である映画『糸』が公開されます。最初は作品についてどのような印象を持ちましたか?
中島みゆきさんの名曲『糸』を映画化した作品なんですが、曲を映画化した作品は初めてだったので、最初にそれを聞いたときにいったい、脚本がどんな風になるのか、想像もつきませんでした。
──完成した作品をご覧になっていかがでしたか? また、曲について改めて感じることはありましたか
完成品を観させていただいて、『糸』という本当に素敵な曲から、こんな素敵な映画ができるんだと思いました。曲については、改めて『すごい』の一言に尽きると思います。今は曲を聴くだけで映画のいろんな情景が浮かんできます」
──キーパーソンでもある冴島亮太役を演じましたが、どのような心構えで臨みましたか?
じつは最後の登場シーンを一番最初に撮影したんです。まず監督に『どうしましょうか?』と相談したのは覚えてます(笑)。登場するたびに成長している役どころだったので、その最初の撮影は難しかったです。ただ、そこからは一番成長した姿から逆算して演じていったので、意外とわかりやすく成長の幅を設定して演じることができました。
↑ウィリー チャヴァリアのロンT1万5500円(ジェットン ショールーム)、その他スタイリスト私物
出逢いと別れの中で、人それぞれの物語がある
──実際に人の出逢いやめぐり合わせを、実生活で感じることはありますか?
一番仲の良い友達が高校の同級生なんですけど、この仕事をしていなかったら東京の高校に通うことはなかったし、この出逢いもなかったと思います。もちろん東京に来たことであまり会えなくなった友達もいるので、そこも含めてのめぐり合わせですよね。
──作品が平成の時代の流れに沿った設定になっていますが、高杉さんにとって平成はどんな時代でしたか?
アニメ文化やSNSなどが急成長を遂げた時代だったのかなと思います。僕自身がアニメやゲームが好きなので、その時代に生まれてよかったと思います。令和は平成以上に新しいテクノロジーがどんどん生まれて欲しいです。これから想像もできないものが出て来て、間近でみられると思うとワクワクします。
──最後に読者にメッセージをお願いします。
主人公の漣と葵のストーリーではあるんですけど、その二人が出会いと別れを繰り返す中で、また別の場所でたくさんの出会いと別れが繰り返されていて、それぞれに物語があるんですよね。そうやって世界って回っているんだなって思ったんです。そして、それはみんな一人一人にあるんですよね。この作品を通して、それを強く思いました。この作品を観ることによって、改めて出逢いやめぐり逢いを大事に思うきっかけになってくれたらいいなと思います。
PROFILE
たかすぎ・まひろ/1996年7月4日生まれ。福岡県出身。
Twitter
@MahiroTakasugi_
Instagram
@mahirotakasugi_
『糸』
近日公開
©️2020 映画『糸』製作委員会
CAST&STAFF
出演:菅田将暉、小松菜奈
山本美月、高杉真宙、馬場ふみか、倍賞美津子、永島敏行、竹原ピストル、二階堂ふみ(友情出演)
松重 豊、田中美佐子、山口紗弥加、成田凌
斎藤工、榮倉奈々、他
監督:瀬々敬久
原案・企画プロデュース:平野 隆
脚本:林 民夫
配給:東宝
STORY
平成元年生まれの高橋漣(菅田将暉)と園田葵(小松菜奈)。北海道で育った二人は13歳のときに出逢い、初めての恋をする。そんなある日、葵が突然姿を消した。養父からの虐待に耐えかねて、町から逃げ出したのだった。真相を知った漣は、必死の思いで葵を探し出し、駆け落ちを決行する。しかし幼い二人の逃避行は行く当てもなく、すぐに警察に保護されてしまう。その後、葵は、母親に連れられて北海道から移ることになった。漣は葵を見送ることすらできないまま、二人は遠く引き離された……。
それから8年後。地元のチーズ工房で働いていた漣は、友人の結婚式に訪れた東京で、葵との再会を果たす。北海道で生きていくことを決意した漣と、世界中を飛び回って自分を試したい葵。もうすでに二人は、それぞれ別の人生を歩み始めていたのだった。そして10年後、平成最後の年となる2019年。
運命は、もう一度だけ、二人をめぐり逢わせようとしていた……。
「糸」公式HP
https://ito-movie.jp/
本誌FINEBOYS(2020年5月号)のレギュラー企画「好きな服を語らせろ!」にも掲載中!
ジェットン ショールーム
TEL:03-6805-1970
ベン
TEL:03-6452-3072
文/橋本裕一 撮影/榎本洋輔 スタイリング/荒木大輔 ヘア&メイク/堤 紗也香