2024.07.05
ウチの大学のスゴい人。〜僕がココにいる理由〜東洋大学の小川統己くん
今回紹介するウチの大学のスゴい人は、東洋大学・社会学部メディアコミュニケーション学科4年の小川統己くん。レスリングで、2022年東日本学生選手権優勝、2023年全日本学生選手権3位など数々の成績を残している。全国区で活躍している小川くんに、大学のことや将来のことを聞いてみた。
選手として、キャプテンとして
成すべきことがまだまだある
──2022年は東日本学生選手権(秋季)新人戦で優勝、昨年には全日本選抜選手権(男子フリースタイル)で3位と数々の成績を残しているけど、そもそもレスリングをはじめたきっかけは?
「父の知り合いがやっていて、3歳の時に連れられて行ったのがはじまりです。小学生の時には試合でけっこう勝てるようになり、そこからレスリングにのめり込んでいきました」
──ズバリ、レスリングの魅力とは?
「たった1秒、たった一手で勝負が決まるところです。そんなシビアな世界に惹かれています」
──一見するとおっとりした性格に見えるけど?
「いやあ、じつはかなりの負けず嫌いなんです。確かに普段はおとなしく見えるかもしれませんが、練習や試合のときはスイッチが入るんです。手足の長さを生かしたレスリングスタイルにもこだわりがあり、その点においてはむしろ頑固かもしれません」
──挫折したことはある?
「中学生、高校生の時、試合で全然勝てなかったんです。その時は、何度もやめようと思いました。でも、厳しい練習を積み重ねて試合に勝った時の喜びを忘れることはできませんでした。だから大学でも続けようと決意しました。大学ではそれなりに結果を残すことができ、あの時諦めなくて良かったと思っています」
──これからもずっと続けてゆく?
「はい。できれば大学卒業後も実業団に入りたいです。そのためには、まだまだ良い成績を残さないと。とくに全国大会ではここ最近ずっと準決勝止まりだったりするので、最後の年となる今年は絶対に決勝に進み、優勝を勝ち取りたいと思っています」
──キャプテンとしての責任もあるしね。
「そうですね。チームを引っ張る立場としても、結果を残すことは重要です。東洋大学は、学生の自主性を重んじてくれるんです。練習も自分たちでメニューを考えています。トレーニングルームも充実しているので楽しみながら練習ができる半面、責任が伴います」
──いろいろとプレッシャーがかかるね。
「でもチームメイトや友達と息抜きもしていますよ。今は4年生で昼の授業がないので、みんなで飲みに行ったり、原宿に買い物に行ったりしています。そのときは、レスリングの話はしません。在学中に、海外に行ってみたいですね。去年試合で行けるチャンスがあったのですが、残念ながら負けてしまい行けなかったんです。それから、車の免許も取りたいです」
──目標がたくさんあるね!
「プレッシャーを感じますが、とても充実しています」
◆東洋大学◆
明治20年に「哲学館」として、井上円了博士により創立された総合大学。現在は14学部と大学院15研究科を擁し、東京都と埼玉県に4つのキャンパスを有する
▶︎オープンキャンパス情報
東洋大学では白山キャンパス、赤羽台キャンパス、
2024年8月23日(金)・24日(土)
白山・赤羽台・川越・
URL:https://www.toyo.ac.jp/
●文/安岡将文 撮影/瀬田秀行