2023.04.12
全部わかる?海外でも人気なジャパンブランドの靴!
インバウンドがまた増加したこの頃。日本のモノ、コトってやっぱり魅力的なんだろう。当たり前だったことも海外のフィルターを通せば新鮮に映り、その良さを再発見させてくれる。それはスニーカーにおいても同じ。海外で人気のジャパンブランドのスニーカーを履くのが今、オモシロイ。
海外でも人気のジャパンブランドの靴とその理由。
スニーカーシーンで存在感を増すパフォーマンス系シューズをご存知? "テック系"シューズとも呼ばれ、ホカ、サロモン、オンなどが、ファッションアイテムとしても人気を集めている。このトレンドは、最初こそ海外勢が主流だったが、とくに欧米では日本ブランドへの関心が急速に高まっている。
キッカケの1つは、アシックスのコラボシューズ。Supreme(シュプリーム)の元ブランドディレクター、Angelo Baque(アンジェロ・バク)が手がけるストリートウェアブランド「AWAYKE NY(アウェイク ニューヨーク)」とのコラボモデルが発表され、話題とともに即完売となったのだ。こうした流れはミズノの靴にも及んでおり、同じようにホットな存在となった。欧州なんかでも、スウェットのセットアップにアシックスやミズノの靴を合わせるのが、今やイケてるストリートの鉄板スタイルでもあるそうだ。
また、日本ブランドが海外でバズっている理由として、日本らしい高品質な作りも評価されている。その点で言えば、オニツカタイガーやムーンスターといった、シンプルであり独創的なデザインも人気を高めている。
日本の服好きやスニーカーフリーカーは、いち早くこれら海外の事象を逆輸入的に取り入れている。その結果、ここ日本でもジャパンブランドの注目度は右肩上がり。我々には懐かしいとか、お馴染みかもしれないブランドも、ファッション的には今超イケてる足元に映るのだ!
ジャパンブランドの注目の1足をピックアップ!
1.モダンテクノロジーと近未来的デザインが見事に融合!
ミズノ スポーツスタイル
ウェーブ プロフェシー ベータ
ミズノのテクノロジーを結集したランニング向けのフラッグシップモデル「WAVE PROPHECY(ウエーブ プロフェシー)」をベースに、ライフスタイル仕様へとアップデートした「WAVE PROPHECY β(ウェーブ プロフェシー ベータ)」。特徴的なソールは、"ミズノ ウエーブ"の進化系である"インフィニティ ウェーブ"を採用する。
アッパーは以前リリースした、アーティスト「空山基」氏とのコラボレーションモデル「WAVE PROPHECY SORAYAMA(ウエーブ プロフェシー ソラヤマ)」からインスパイア。優れた機能性と、独創的なデザインが一見事に融合している。目を引くデザインで、普段のコーデに合わせるだけで今どきのテック感を主張できる!
ミズノ スポーツスタイルのシューズ2万7500円
2.名作を掛け合わせたフュージョンモデル!
アシックス
ゲルソノマ 15-50
アシックスのテクノロジーを駆使したトレイルランニングシューズ「ゲルソノマ」と、クロスカントリーシューズ「15-50」の2つをミックスさせたフュージョンモデル「ゲルソノマ 15-50」。
クロスカントリーシューズからインスパイアされたアッパーと、トレイルシューズ由来のソールを採用しながら、ライフスタイルシューズとしてアップデート。ミッドソールのヒール部分にはアシックスのクッションテクノロジー"GEL(ゲル)"を採用し、優れた軽量性とクッション性を発揮してくれる。テック感のあるデザインと、渋い配色がマッチしていて、大人の休日スタイルにもいい感じ!
アシックスのシューズ1万2100円
3.合わない洋服なんてない、究極のシンプルフェイス!
オニツカタイガー
GSM SD
'80年代にリリースされた、テニスシューズがモチーフの「GSM」。そのモデル名は“Game、Set、Match”のイニシャルに由来していて、スポーティでありながら主張しすぎない、シンプルなルックスが何といっても魅力!
本作はそんな「GSM」のアップデートバージョン。オリジナルのデザインはそのままに、インナーソールにはアンプリフォームとメモリーフォームの2層構造を採用。履き心地をぐんと向上させ、さらにアウトソールには滑りにくい"ASICSGRIP™"、ヒールには削れにくい素材"AHAR"を用いて耐久性も高めている。オールホワイトの上品な顔つきで、着こなしをクリーンにまとめてくれること間違いなし!
オニツカタイガーのシューズ1万7600円
4.チープに見えてプロ仕様の本格派!
ムーンスター
キッチュ
ムーンスターといえば、ライフスタイル用のスニーカーだけでなく、厨房や医療などプロの現場を支える、快適かつ安全性の高いシューズも手がけてきた。その技術やノウハウをデイリーユースのシューズへと昇華させたライン"810s"は、デザイン性はもちろん、コスパもよくてユースからも大人気。
本作はそんな"810s"の1足で、ベースとなったのは厨房や食品工場で使われるキッチンシューズ。油や水に濡れた床面でも滑りにくいよう設計されたマルチストッパーソールに、お手入れが簡単なシンセティックレザーのアッパーを採用。余計なギミックを省いたミニマルなデザインは、モードスタイルにもオススメ。
ムーンスターのシューズ6600円
5.バルカナイズ製法による究極の履き心地を追求!
スピングル ムーブ
SPM-110
広島県府中市で2002年にスタートしたスニーカーブランド、スピングルムーブ。日本人の足型を研究し、バルカナイズ製法による究極の履き心地をストイックに追求する実力派のブランド。
本作はそんなスピングルムーブで人気のスタンダードモデル。アッパーは軽くて丈夫なカンガルーレザーを使用している。アウトソールの巻き上げは、職人による手張りで仕上げることで、美しいシルエットとタフを兼ね備えている。デニムにも合う鮮烈な赤で、匠の1足をアピールしたい。
スピングル ムーブのシューズ2万2000円
以上! 注目のスニーカーをお届け。高感度な大人の足元にぜひ!
掲載数600足以上!
もっと靴が知りたい人へ。
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●文/本間 新