2023.04.24
キーンから登場した「歩くための靴」WK400がスゴイ!
創業時に生み出し、不朽の名作として知られる「ニューポート」や、靴作りの方法をゼロから見直し完成させた「ユニーク」など、ほかにはない独自のプロダクトで人気のキーン。この春デビューした「ウォーキングをより楽しいものにできないのだろうか?」という視点で作られた新作は、履くと驚く完成度の高い1足。「歩く」をアップデートするアイテムの詳細はこちら!
ずいぶんと暖かくなったし、さんざん僕らを悩ませる花粉のピークも過ぎ去った。バタバタしていた新生活も少し落ち着いたし、そろそろ少し新しいことやってみたい気分になっていない? ランニングなどのスポーツもいいけれど「結構ブランクあるしなぁ……」なんて人におすすめしたいのがウォーキング。……いま年寄り臭いと思ったでしょ? ウォーキングは有酸素運動だから、ダイエットにも効果的だし、なにより続けやすい。1日30分程度が目安と言われているから、いつもの駅より1つ手前で降りて歩く習慣を身につけるだけで十分っていう手頃さもいい。それに普段車や電車に乗って通り過ぎている街を歩くのって新たな発見が盛り沢山で楽しかったりもする(近所にいい感じのパン屋とか発見したら、最高じゃん?)。
ほら、だんだんウォーキング、アリな気がしてきたでしょ?
そこで、今回はこの春キーンから発売された新作「WK400」を紹介。ウォーキングのお供に、どうでしょう?
開発のきっかけは
スキーの事故!?
WK400 の開発を手掛けたのは、KEEN 創業者の長男であり人気モデル「UNEEK」を”発明”したRory Fuerst Jr.(ローリー・ファースト Jr.)。開発のきっかけは、半年以上歩行できないほどひどいスキー事故での大怪我だった。長く厳しいリハビリ中、当時彼を包んでいた重苦しく霧の中にいるような気分に対して、「散歩」することが劇的に効果があることに気づく。このことをきっかけに、彼はウォーキングと向き合うこととなった。その後、歩くことを科学的に掘り下げて「歩くことを移動の手段としてではなく、重要な運動の1つ」として考え、独自のテクノロジーを開発する。
そもそも人が歩くとき、足は車輪のように一定の弧(カーブ)を描いて移動する。そこでKEENはその弧を描く動作をスムーズにするために、独自テクノロジー「KEEN.CURVE™テクノロジー(キーン・カーブテクノロジー)」を開発。このテクノロジーは、一定カーブ形状の「コンスタント・カーブ・ジオメトリー」と「プレートテクノロジー」、そして高反発とクッション性を両立しつつ、歩行時の快適性と推進力を向上する「高エネルギーミッドソール」を組み合わせ、前方へ転がるような歩き心地を実現。安定感と前進する推進力の両方を兼ね備えることに成功した。
説明だとなかなか難しく感じる聞こえるかもしれないけれど、しっかりとした履き心地でスムーズに前進する、まさに歩くためのシューズ。僕らのなにげない行為が、この1足で劇的に変わるのだ。
メンズは全部で4色展開! 気にいったヤツを相棒に!
KEENらしさを残しつつもボリューミーなシルエットが特徴。パンツのタイプを選ばないから普段使いもしやすい。メンズは上の4つのカラーを展開。ビビッドなイエローから、王道のブラックまで揃っているから、どの色選ぶか悩んじゃうかも?
キーンのシューズ[WK400]各1万9250円(キーン・ジャパン)
撮影/瀬田秀行[人物]、吉本光宏[静物]