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■正しいベースメイクの手順をおさらい

ベースメイクの重要性がわかったところで、ただ闇雲にファンデーションを塗りたくればいいわけではない。メイクの完成度を上げるには正しい手順を踏むことが大切。以下で解説する基本のベースメイクの手順をしっかり覚えておこう。

①まずは保湿

メイクを開始する前に、肌の土台を整えるためにしっかりと保湿を。いつも使っている化粧水や乳液で、肌に充分な水分を与えてあげよう。

②下地を塗る

いきなりファンデーションを塗るのではなく、まずは自分の肌質にあわせて下地を塗る。毛穴の凹凸が気になる人は凹凸を埋めてくれるもの、肌の赤みが気になる人はカラーコントロールに特化したもの、テカリやすい人はテカリ防止下地……など、世の中には様々な下地が溢れている。肌をできるだけフラットな状態にして、ファンデーションがより密着＆映えるように肌を整えて！
ちなみに「BBクリーム」には下地の効果も含まれているため、この工程は省略可。「FINEBOYS」6月号で紹介しているように、あれこれ選んで使うのが難しいと感じる人や、いきなり何種類ものコスメを買うお金がない人、面倒くさがりな人はBBクリームを使うのがオススメ。

③ファンデーションを塗る

下地で肌を整えたらいよいよファンデーションの出番。肌にピッタリと密着するように塗ろう。

④フェイスパウダーで押さえる

ファンデーションの種類にもよるが、仕上げにフェイスパウダー(透明のものでも肌色のものでも可)を顔全体、とくにテカリの気になる部分にはたく。こうすることでファンデーションの密着度を高め、ヨレにくく仕上げることができる。パウダーファンデーションを使っている場合は、仕上げのパウダーはなくてもOK。

 

 

■種類別ファンデ使用感検証①クッションファンデ―ション

まず検証するのは「クッションファンデーション」。そもそもこれがどういうものかというと、その名のとおり、液状の(リキッド)ファンデが浸み込んだクッション状のファンデーションのこと。それをパフでとり、肌にのせていく。いわゆるリキッドファンデの「カバー力」や「密着性」と、パウダーファンデの「軽さ」と「つけやすさ」のいいとこどりのため、メイク初心者でも使いやすい。

池田「今日は僕が普段からめっちゃ使ってる“イニスフリー”のクッションファンデを持参してきました！　普通のリキッドファンデだと量をドバッと出しすぎたり、ムラなく広げるのが意外と大変だったりするんですけど、クッションファンデはパフでポンポンと顔全体に広げるだけだから超簡単です！　使用感で言えば、BBクリームと並んで初心者にオススメしたいファンデかもしれません。でも、きちんとなじませないとちょっと浮いたりヨレたりしやすいかも？　仕上げにパウダーをしっかりはたきこんだほうがいいですね～。あとは、モノによってはカバー力が足りないと感じるかもしれないので、コンシーラーを併用したり、気になる部分は重ね付けしたりするのがいいと思います」

 

 

■種類別ファンデ使用感検証②パウダーファンデーション

続いては「パウダーファンデーション」。押し固められたパウダー状のファンデーションを、パフやブラシでとって顔にのせるというもの。リキッド系に比べて油分が少ないため、よりマットな仕上がりを求める場合や、肌への負担を抑えた軽いつけ心地が好みな人にオススメ。

池田「じつは僕、パウダータイプはあんまり使ったことなかったんですよね……何となく粉っぽく浮いちゃうようなイメージを抱いてて。でも使ってみたら目からウロコかも……！　カバー力も問題ないし、きちんと押さえれば全然浮かない。何より仕上がりの質感がめっちゃ僕好みです！　個人的にマットな仕上がりが好きなので、これからの時季はとくにパウダーファンデいいかも……！」

 

 

■種類別ファンデ使用感検証③クリームファンデーション

クリームファンデーションの特徴は、水分量が少なく油分と顔料が多く配合されていること。そのためパウダータイプのものよりカバー力と保湿力に優れ、柔らかいテクスチャで伸びがいいのが魅力。カバー力は欲しいけど肌の乾燥が気になる人などにオススメ！

池田「クリームファンデも初体験です。なるほど、手にとった感じはリキッドより軽いですね～。これ、どれぐらいの量をのせればいいのかな……とりあえず少なめにとってみましたが、かなり伸びがいいかも。顔にのせた感じも軽いです。あとは……つけてから少し時間が経って思ったのが、保湿力がけっこうありますね。他のファンデと比べて浮いてくる感じがないです！　保湿重視の人はよさそう。カバー力は若干物足りない人もいるかもしれないです」

 

 

■種類別ファンデ使用感検証④スティックファンデーション

「スティック」という名前のとおり、棒状に固められたファンデーションを繰り出して使用するのがスティックファンデーション。顔にそのまま塗り、パフやスポンジ、指でなじませれば完了する手軽さで人気。肌に直接塗るためしっかりと密着すること、またスティック状という形状から持ち歩きやすいという利点もある。

池田「あー、これは塗りやすい！　意外とスルスルのびてくれますね。使いやすさはけっこう上位かもしれないです。あー、でも時間が経つと若干乾燥が気になるかも……。事前にしっかり保湿したら違うのかな？　肌質にもよると思うけど、厚塗り感を出さないようにするのが微妙に難しいかもですね」

 

 

 

 

■よりカバー力を求めるならコンシーラーも厳選したい

コンシーラーとは肌悩みカバーに特化した部分用のファンデーションのことで、ファンデーションを塗っても隠しきれない肌荒れやヒゲ剃り跡をカバーするのに役立つ。たとえば全体的なつけ心地は軽めが好みだけど、青ヒゲはしっかりカバーしたい……という場合にも、カバーしたい部分にのみコンシーラーを使い、全体はパウダーファンデなど軽いテクスチャーのものを使用する……というのもひとつの手。

池田「ファンデを厚く塗るより、気になる部分だけコンシーラーでカバーするほうが自然に仕上がりますよ！　僕がいつも使ってるのは”イニスフリー”のブラシ一体型のやつと、”イヴ・サンローラン”　のペンシル型のやつ。サンローランのは自慢したくて持ってきました(笑)。気をつけてても、どうしてもニキビとかはできてしまうこともあるじゃないですか。そんなアクシデントがあっても、こういうお助けアイテムを持っておけば気分が沈まないで済みますよね。まあ、アクシデントができても気にせず隠さないのも”男らしさ”ではあると思うので、あんまり神経質にならずに、自分が楽しくいられればいいんじゃないかと！！」

 

 

■池田的メンズにオススメはパウダーファンデ

――いろいろ試してみて、どれが池田さん的には使いやすかったですか？

池田「僕はパウダーファンデが相当使いやすかったですね。正直ここまで使いやすいと思わなくて、ちょっとナメてました(笑)。やっぱり男ってどうしてもテカリやすいし、ツヤ感のあるファンデーションを使うと”テカリかな……？”って思われちゃう可能性もあるから、仕上がりがサラサラであるに越したことないと僕は思ってて。だから、今日試した中だとパウダーが一番メンズが使いやすいかなと思います！！」
 

 

■まとめ

★肌悩みがあるなら「ファンデーション」を積極的に使うべし
★自分の肌質や求める役割(マットな質感やカバー力など)に合わせてファンデを選ぼう
★メイク慣れしていない男子が使いやすいのは「パウダーファンデーション」！

発売中のFINEBOYS6月号では基礎美容を学ぶ「キレイな男子になるための美容NAVI」が連載中！オンラインと合わせてチェック！