2020.01.15
稲葉友がダークトーンの服が好きなのは「汚れが目立たないから」!?
数々の映画やドラマ、舞台で幅広く活躍する俳優・稲葉 友。現在公開中の新感覚ホラー映画『シライサン』で、初のホラー作品に挑戦した彼にインタビューを敢行。ファッションのこだわりから、映画の現場の話まで直撃しました!
一年中、セットアップにハマってる!
──最近のファッションはどんな感じですか?
「最近はもっぱらセットアップ頼りですね。簡単に格好良く決まるし、バラバラでも使えるじゃないですか。最近は前よりも形とか素材がバリエーション豊かになってきてるので、いろんなセットアップを買ってそればかり着てます。ハマりすぎて、持ってるセットアップの色違いが欲しくなっちゃうくらいで(笑)。シーズンで3、4着買ってますね」
──思い切りハマってますね! どうやって着こなしているんですか?
「基本カジュアルにオーバーサイズで着てます。中にパーカを着たりして。色は黒、白、ネイビーとか、暗めのベーシックカラーが好きです。僕、兄が二人いて、よくお下がりをもらってたんですけど、やっぱりお下がりだから汚れが目立たない色ばっかりもらってたんですよね(笑)。その影響もあって、今自分で買う服も暗い色で汚れを気にせずガンガン着られる服ばっかりなんですよ」
──今、セットアップ以外で狙っている服はありますか?
「そういえば今年ニットを買ってないので、ニットが欲しいですね。攻めてる柄のモノがいいです。普段着てるセットアップがシンプルなものばかりなので、インナーで攻めたいなと。ニットなら優しい印象だから、ちょっと派手でもイケるし。古着屋で探してみようかなと思ってます」
『シライサン』で初のホラー映画に挑戦! だけどじつは怖がり!?
──現在公開中の『シライサン』に出演されていますね。ホラー映画の出演は初だとか?
「そうなんです。実は僕、ホラーには弱くて……。見る側だといいお客さんですよね。怖がらせたらちゃんと怖がるので(笑)。反面、演じるのは新鮮でした。この作品では、ルールを破った先には死が待っているわけですから、その死とせめぎ合うシーンは演じていてヒリヒリした緊張感がありましたし、そこが面白みだなと感じました。ぜひ、スクリーンでその雰囲気を体感してほしいです」
──現場も緊張感のある雰囲気だったんですか?
「いえ、現場はかなり穏やかでした。主演の飯豊まりえさんがいい空気を作ってくれて。福島の方で撮ったんですが、ぽかぽかしていて気候も穏やかでしたよ」
──ホラー作品ならではの体験はありましたか?
「実際に演じてみて気づいたんですが、ホラーのテンポ感って実はコメディと似てるんですよ。振って振って落とす、三段落ちみたいな感じがすごく近いんですよね。だからホラーも一歩間違えるとコメディになり得るし、コメディも一個何か要素を噛ませると怖くなるんです。僕はコメディを演じることも多いので、今後この経験を活かせたらなって思ってます。もちろん『シライサン』は笑いの要素一切なしでストイックなまでに怖いですよ!」
映画『シライサン』
全国にて公開中
STORY
親友の突然の死のショックから立ち直れない女子大生・瑞紀(飯豊まりえ)は、弟の変死に直面した青年・春男(稲葉友)と出会う。眼球が破裂し、何かに怯えたように死んでいった彼らの死の真相を探るうちに、二人は理解を超えた戦慄の真実に突き当たる。そして、その名を知ってしまった彼らもまた“シライサン”の呪いに巻き込まれていく。 “シライサン”の正体とは?その名を知ってしまった彼らは、呪いから逃れることはできるのか―?
CAST/STAFF
出演/飯豊まりえ、稲葉友、忍成修吾、谷村美月、染谷将太、江野沢愛美ほか
監督・脚本/安達寛高(乙一)
配給/松竹メディア事業部
(c)2020松竹株式会社
公式サイト:shiraisan.jp
公式Twitter:@shiraisan_movie
プロフィール/1993年1月12日生まれ。神奈川県出身。現在公開中の映画『シライサン』に出演中。また1月20日スタートのテレビ東京ドラマBiz「病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~」に江口智也役で出演するほか、映画『クソみたいな映画』が公開待機中。2020年もその活躍が見逃せない注目俳優。
公式Twitter:@lespros_inaba
文/山下晧平 撮影/田中利幸 スタイリング/荒木大輔 ヘア&メイク/松本和也(W)