2018.09.17
連続テレビ小説「半分、青い。」で輝く女優の素顔に迫る!【 奈緒 】ファッションは大好き、今は古着に夢中です!
いよいよ佳境に迫ったNHK連続テレビ小説「半分、青い。」で、主人公の鈴愛の同級生、菜生を演じる奈緒さんを直撃。これからの見どころや作品への思いはもちろん、プライベートでの好きなファッションや友達のこと、さらには女優としての今後の目標などを聞いた。
■今、注目の女優の私服って?
――普段はどんなファッションが好きですか?
「古着が好きですね。特に今はワンピースが気分で、気がついたらワンピースばっかりになっちゃった状態(笑)。洋服は仲がいい店員さんがいるお店が、地元の福岡と東京で3~4店舗くらいあって、だいたいいつもそのお店で買ってます。なので、お買い物には出掛けるんですが、そのお店があるから足を運ぶってイメージですね」
――最近買ったお気に入りのアイテムは?
「最近、シンプルな格好にアクセサリーをつけるのが好きで、お買い物してても自然とアクセサリーに目がいきます。今日しているイヤリングもお気に入りの一つで、これも仲良しの店員さんがいるお店で買いました」
――好きな男の子のファッションを教えてください!
「うーん、なんだろうなぁ……(笑)。やっぱり自分に似合っている格好をして欲しいっていうのが一番なんですけど、女の子っぽいシルエットのアイテムとか、女性らしいペールトーンのアイテムを上手に着こなしている人はステキだなって思いますね。『なんでこれを選んだろう?』とか『どこでお洋服買ってるのかな?』とかいろいろ気になっちゃいますね」
■物語はいよいよ佳境に! 「半分、青い。」は最後まで目が離せない。
――NHK連続テレビ小説「半分、青い。」に出演が決まってから今に至るまでで身の周りに変化はありましたか?
「ありましたね。まず、こうやって取材していただく機会がすごく増えました(笑)。あとは、自分の知らないところで自分のことがニュースになっているなんていうことも、今までにはない経験でしたし、街中でも声をかけてもらうこともすごく増えたので、“朝ドラ”ってすごいなって今まさに実感してます」
――話が進むにつれて、設定が高校生から自分の年齢を超えて行きますが、演じる上で苦労はありましたか?
「やっぱり一番最初が難しかったです。菜生という人物像や、梟(ふくろう)会のメンバー4人の空気感も全部が探り探りだったので。どういうテンションでやればいいのか、高校生のときってどうだったかな?って振り返ってみたりもしましたね。空気感が出来てからは、年齢や環境が変わっても梟会の4人の空気感は変わらないし、今では演じていて鈴愛を心配する気持ちも自然と湧いてくるし、長いからこそ作れた雰囲気の中に無理なく入ることができてます」
――奈緒さんにも実際に梟会のメンバーのような友達はいますか?
「いますよ! 私も高校時代にちょうど友達4人で梟会みたいに名前もつけて同じように過ごしてました。上京したり、海外に行ったり、地元に残ったりでみんなバラバラだけど、今も連絡を取りあって遊んだり、地元に帰ったら必ず会っています。演じる際にも参考にしたところはありますね」
――その地元の友達は奈緒さんにとってどんな存在ですか?
「上京してからいろんな人や価値観に出会って、ときには迷ったりブレたりしそうなときがあるんですけど、そんなタイミングで会うと『奈緒ってこうだよね』って、進むべき道を正してくれるっていうか、本当の自分に気づかせてくれる人たちなんです。昔からの私を知ってくれていて、変わらず客観的に見てくれるすごく大事な存在。出会えてラッキーだったと思っています!」
――物語はいよいよ佳境に入っていきますが、これからの「半分、青い。」見どころを教えてください。
「みなさんがやっぱり気になるのは鈴愛と律が最後にどこへ行き着くのかってところだと思いますが、最後の最後まで怒涛の展開なんですよね。最後まで気が抜けない内容になっていると思うので、ついてきて欲しいなって思います」
――ちょっと気が早いですが、奈緒さんにとっての「半分、青い。」はどんな作品になると思いますか?
「お芝居が好きって気持ちでその道を進んできたんですが、この作品をきっかけに自分が考えていたお仕事のプランや人生プランがめちゃくちゃ覆りました。そういう意味では分岐点になった作品だと思います。役者としてものすごく視野が広がりましたし、見える景色が広がった分、挑戦してみたいことも増えました」
■いつか、お母さん役を演じてみたい!
――では、今後どんな作品や役に挑戦してみたいですか?
「お母さん役を演じたいです。松雪泰子さんが演じる晴が娘の鈴愛を応援する姿が、自分のお母さんと重なる部分があって、自分がお母さんに対して色々考えるきっかけになったんです。そうやって「半分、青い。」の中でたくさんの家族愛に触れる中で、さらに思いが強くなりましたね」
――最後に今後どんな女優になりたいですか?
「身近な目標としては役を通して身近に感じてくれる女優さんになれたらいいなって思います。作品を観て『こういう人いるよね』とか『こういう友達が欲しいな』って感じるような。役によっては『こういう嫌なヤツいるよね』とかでもいいんです(笑)。そんな観る人と作品をリンクさせられるような役者になりたいって思ってます」
プロフィール/1995年2月10日生まれ。福岡県出身。現在放送中のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK総合毎週月~土8時)に永野芽郁ヒロインの親友、木田原菜生役で出演しているほか、ドラマ「赤ひげ」(NHK総合毎週土曜18時5分~)、こちらも終盤を迎えたドラマ「サバイバルウェディング」(日本テレビ系毎週土曜22時~)栗原美里役でレギュラー出演中。
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文/橋本裕一 撮影/島崎雄史 ヘア&メイク/つばきち