2019.10.14
来客の多い古着店 vol.22ノイル
今回の来客の多い古着店は、下北沢の東口、賑わう商店街とは相反し、雑居ビルの3階で静かにお店を営むノイル。ここは専属スタッフによるリメイク古着が人気の気鋭ショップ。古着の魅力を生かしたアレンジが古着好きの中で話題を集めているそうだ。もちろんリメイク品だけでなく、センスのよい古着、オリジナル商品なども展開している。リメイク以外の古着にもサイズ調整を行うことで、誰でも着られるように仕上げている。それでは、多方面から注目を集めるノイルの中を覗いていこう。
唯一無二のリメイク古着が並ぶ!
店内の商品はニュートラルカラー中心のリアルクローズなラインナップ。その中でもリメイク品の割合は2~3割だそう。本格的にリメイク品を扱うようになったのは今年から。お店のSNSにも力を入れ、インスタグラムのポスト数は1日約5回以上と更新頻度が高い。店長の矢田さんは「インスタグラムに投稿したリメイク古着目当てに、青森からやってきたお客さんがいた」と話す。それほど、ノイルのリメイク古着には人を引きつける特別な力があるようだ。
発想がおもしろいリメイク古着はコレ!
どのアイテムをとっても斬新なデザインばかり。リメイク専門のスタッフが毎月たくさんのリメイク品を製作しているんだとか。
2枚のスウェットを組み合わせ、今どきなワイドシルエットへとリサイズ。色の違うものでリメイクすることで、トレンドの切り替えデザインに着地。ロゴとロゴがコラージュされているのもおもしろい。8900円
コックシャツとスウェットのコンビネーション。身幅を2倍くらいで仕上げ、ゆったりと着られる。専門のデザイナーでも1日5着程度しか作れないとか。1万2800円
1本のデニムパンツに逆さまにしたデニムパンツをドッキング。しかも使われているのはリーバイスの名作501。パンツ1本に2本のリーバイスが使われている贅沢な1本。フレアパンツ風に着こなすことができる。1万8800円
ナイキの'90年代のシャツに、鷹の刺しゅう入りの白シャツをドッキング。テイスト違いのアイテムを組み合わせることは、ノイルのリメイク品ならでは。1万2800円
世界で唯一のアシメントリーデザイン。黒がアメリカ軍のトレンチコート、ベージュはUS古着のトレンチコート。ノイルのリメイク品の中でも動きのよい人気商品だそう。2万4800円
リメイク品以外にも主役級の古着がたくさん
海外にディーラーを常駐させているほか、国内からも買い付けをしているそう。ほかのショップと差別化する意味で、目新しい古着をセレクトするようにしているとか。店長の矢田さんオススメの3着を教えてもらった。
テイラードジャケット人気が過熱するのは古着でもそう。矢田さんは使いやすい黒のダブルをレコメンド。'80年代のアメリカ。1万2800円
続いては、リメイク品にも見えるが、ファッション性の高いデニムジャケットの古着。上部の切り替えや肘のパッチでデザイン性に特化。'90年代の一品。1万3800円
3つ目は、黒染めされたショップコート。本来はアースカラー系の色みだったとか。1万4800円
上級者が狙っている白アイテムにも注力!
古着好きを飽きさせないのは、やはりトレンドを加味したセレクト力に違いない。ノイルでは街スナップでも増えている白パンや白シャツにもフォーカスしていた。まだ少数派かもしれないけど、ノイルのアイテムで今から挑戦しておくのも悪くない!
シャフの作業着。サイズが4XLとかなりのビッグサイズ。ノイルでは街着としてもちろん提案している。7900円
ユーロ産のリネン素材を用いた白スラックス。ほどよくテイパードが利いているから、使いやすい。白パンデビューはこんな1本からがおすすめ。7900円
古着で人気のオールドラルフの一品。もとからペイントされているチノスラックス。じわじわと増えてきているペイントアイテムを古着でぜひ。9800円
古着といえば一点物。さらにそんな古着をリメイクしたら、もっとオンリーワン! 今、最注目のノイルに行けば、きっとおもしろい古着に出会えるはずだ。下北沢を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてほしい。
●NOILL(ノイル)
住所:東京都世田谷区北沢2-12-16 三鈴ビル302号室
営業時間:13:00~20:00
インスタグラム:@noill_tyo
※掲載されている商品はすでに売れてしまっている可能性がございます。ご了承頂けますと幸いです。
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