2022.06.18
超特急FASHION DICTIONARY vol.85超特急カイ・リョウガ meets BULLET TRAIN
2018年11月18日にSTARTしたFINEBOYS Online連載『超特急FASHION DICTIONARY』。VOL.1の「キャップ」から、VOL.84の「2022年トレンドアイテム」までたくさんのファッション用語を皆さんと一緒に学んできました。そして今月――この連載はFINALを迎えます。3年半もの間、8号車のテンションをぶち上げてくれた超特急。おしゃれな超特急だからこそ成立した連載でした。ホントにホントに本当にありがとう!!! さらには、今まで楽しみに読んでくれていたみなさんへの感謝を込めて、最後のテーマ「超特急」をお送りします。撮影を通じて「FINEBOYS」が感じた5人を一挙解説~ッ! まずはカイとリョウガから。
BULLET TRAIN No.2 KAI
【KAI/カイ】
スタジオにやってくると「おはよ~」と手を振り振り。服が似合っていることを褒めると「やった~」とニコニコ。もう少し撮りたいんだけど?のお願いにも「オッケ~」。カイは連載が始まったときから、ずーっとフレンドリー。カイの、人の緊張をほどけさせてくれる雰囲気に、FINEBOYSがどれだけ救われたか! 限られた時間のなかでバタバタしがちな撮影現場も、カイのほんわかした空気感がま~るくしてくれました。カイ、ありがとう! 撮影終わりも必ず「バイバイ~」「またね~」「ありがと~」と言ってくれたよね。「~」の余韻に、カイの優しさが詰まっていたように思うのです。カイといえば、横顔の美しさが天下一品! お気づきの方もいるとは思いますが、この連載でも圧倒的にカイだけ横顔が多いのです(笑)。見惚れてしまうほどセクシーな表情をしたかと思ったら、急に大型犬の仔犬のようにウルウルしたキュートな表情に変わる――。神秘的なカイに、気づいたらまんまとその沼に落ちていました。ブランドのプロデュースも手掛けるほどファッションラバーなカイ。これからも目が離せない……、いや離しませんからッ!
■KAI Coordinate
メンバーカラーはブルー。神秘担当のカイらしく鮮やかなブルーのジャケットで登場。堂々とした姿がカッコよくて美しくて、眩しすぎるよぉ~。カイから放たれる、繊細さと大胆さが大好きだったなぁ。ますます大人っぽく洗練されていくカイのこれからのファッションを楽しみにしてるよ。
■KAI Interview
──もう一回着たい、お気に入りコーディネートは?
「ベージュのセットアップ! プライベートでもセットアップをよく着てた時期があって、こういうの好きなんです。あとは、初チャレンジだったけどこれいいなって思ったのが雪駄。似たような形のビーチサンダルは持っているんだけど、ラクに履けて使えそうだなって思いました」
──3年半の間で、ファッションに変化はあった?
「ありましたね! さっきのセットアップもそうですけど、他にもヴィンテージTにハマっていた時期があったり、その時々好きだったファッションを思い返してしまいました。いろんなスタイルに挑戦させてもらって刺激を受けた3年半でした。最近は好みがどんどんシンプル化してきて、今は白T、黒Tにデニムって感じに落ち着いています。けど、サンダル好きは連載開始のときから今もずっと変わらない! これからも好きだと思う」
──結成10年を振り返って、印象に残っている出来事は?
「一つひとつが大切な思い出なので、どれが一番って言われると難しいですね。結成当初の話だと、高校が一緒だったタクヤと、放課後や休み時間に一緒にダンスを練習したことが懐かしいなと思います。タクヤはもともと友達からメンバーになったという経緯があるので、なんだか不思議なつながりを感じているし、メンバーみんなが支えてくれたおかげで、今の僕があると思っています」
──超特急の今後について、カイの野望を聞かせて!
「常に進化していきたいっていう気持ちは大前提であるんだけど、個々が輝ける場所も増やしていきたいと思っています。僕の場合だと、バラエティにもチャレンジしたいし、芝居もしたい。『KEEN AND INTENSE』の活動も大事にしたいです。それぞれがやりたいことに磨きをかけて一人の人間としての魅力を高められたら、超特急として集合したときにパワーアップできると思うから。そういう意味で、それぞれの道も育てることにも力を入れていきたいです」
──結成10年の節目を迎えて、8号車に向けて伝えたいことは?
「最新曲『クレッシェンド』にも込めているんですが、感謝の気持ちを届けたいです。この10年、一緒に走ってくれた8号車に真っ先に届けたい。この作品の歌詞は、とてもストレートで難しいことをは言ってないんですよ。8号車が聴いたら“この言葉、超特急と紐づいてる”ってすぐ分かってもらえると思うし、普遍的なありがとうの気持ちが描かれているので、色んな人の背景に重ねられて、心に響く音楽ができたと思います。僕たちのこれからのパフォーマンスにも、ますます期待してほしいです!」
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リョウガ
BULLET TRAIN No.3 RYOGA
【RYOGA/リョウガ】
黒目が大きくて小顔。スタイルもよくて見た目は完璧に“王子様”。なのに、猫背で、オタク気質で、イジられキャラのリーダー(笑)。このギャップよ!!!! もう、推す要素しかないやん!!ってくらい大好きでした(笑)。撮影中はというと、次はリョウガの番だけど……、あれ?リョウガは? あれあれ?リョウガがいないいない……あ、(隣に)いた! ということが多々ありました。その名も“忍法気配切り”(笑)! みんなの笑いをさらったのは大概リョウガだったよね~。リョウガといえば、お得意分野は「シャツ」。連載でも多種多様な「シャツ」を着てもらったっけ。もともと私服も「シャツ」が多くて、キレイめコーデはおまかせあれ~って感じだった。だから逆に、アメカジ系とかミリタリー系とか、真逆な男っぽいテイストを着てもらうとすごく新鮮で! 新しいリョウガを『超特急FASHION DICTIONARY』で見られてとっても幸せでした。リョウガ、本当にありがとう~。これからも変わらずポール・スミス愛を発揮して、リョウガらしいおしゃれを楽しんで。
■RYOGA Coordinate
メンバーカラーは紫。ガリガリ担当のリョウガは、その"薄型体型"をフル活用したスタイリッシュな着こなしがハマる人。パープルのスラックスを男っぽく着られるのもリョウガだから! リョウガのにじみ出る品のよさは、きっとおしゃれにも役立つはずだよ!
■RYOGA Interview
──3年半の連載、振り返ってみてどう?
「じつはFINEBOYSさんの連載、毎回とてもファンの方から評判がよかったんです。撮り方や衣装など、スタッフの方が僕の魅力を熟知してくれていて。記事が公開される度に"ビジュいいね!"という反応をいただけてありがたかったです。例えば髪型も、"今日はストレートめにしてみたい"というふうにいろいろとチャレンジしてくださって。僕自身があまり見た目にこだわりがない人間なので、新しい自分になれるのが楽しかったです。最初の頃は、"あくまで服が主役の撮影"というものに慣れてなかったので、衝撃でしたね。視線を外していいんだとか、表情はキメなくていいんだとか。何気ない自然な瞬間を狙う、というのは目からウロコでした。アクセサリーや腕時計の回は、アイテムを見せつつ自然な表情を作るってどうやるの⁉︎ とすごく苦戦した記憶があります(笑)」
──3年半の間で、ファッションに変化はあった?
「たとえばバタついた朝に服を決めるとき、"この組み合わせはなんかヤバくね?"みたいなことに気づけるようになりました(笑)。ヤバい組み合わせは今でもたまにしてしまうんですけど……気づけるようになっただけでも、自分の中では大きな1歩ですよ! あとは連載が始まった頃は苦手だったアクセサリーも、おしゃれの手段の一つとして楽しめるようになりました。つけていて違和感を感じなくなったのは、この連載がきっかけかもしれません」
──それはうれしい言葉! リョウガのこれからのおしゃれ計画を教えてよ。
「昔はいい意味で、"人は意外とまわりのことを見ていない"という考えで、ファッションに対して消極的だったんです。でも今は、服を着ることに自分なりの楽しさを見出せますし、生活の大事な一部分だなと感じています。僕はブランドにこそこだわりがありますけど、合わせ方や色使いといったところを学ばせてもらったのはこの連載なので、またいつか『FINEBOYS』さんとご一緒したときに、恥ずかしくない格好でいられたらなと思っています! そのために、これからもおしゃれにはポジティブなマインドでいたいですね!」
──では改めて、超特急活動10周年を迎えてどう思った?
「体感的にはあっという間なんですけど、いざ思い返すといろいろなことがあって濃厚な時間だったのかな。まさに"超特急"で過ごしてきた10年間だったので、また、ふと気づいたら15年、20年、となっていそうだなと思います。それくらい濃かったですし、ファンの方への感謝の気持ちも大きいです。新曲『クレッシェンド』は、そんな感謝の気持ちを温かい歌詞でシンプルに伝えた曲。タカシの優しい人柄が出た歌声にも注目です。彼の歌声を10年そばで聞いているけど、聞くたびに”歌うめー!楽しい人生だろうな”と思います(笑)」
──超特急として、リョウガとして。これからの野望を聞かせて!
「今までもさまざまなことに挑戦させていただいているので、これからもその姿勢でいたいですし、超特急という唯一無二のジャンルをちゃんと確立したいです。10年活動してきましたが、まだまだこれからもっと上へ行けるだろうという感じ。今の時点では、いい意味であまり達成感を感じていないんです。この10年でさらに飛躍していきたいですね。個人的な目標としては、この先の10年しっかり活動できるように、体力作りをがんばりたいです。ガリガリながらも、電車で"オットット…"とならないように、体幹を鍛えるところから始めようと思います(笑)」
タクヤ、ユーキ、タカシが登場する超特急FASHION DICTIONARY FINALは6月28日(火)!
■今までの連載記事はコチラ!
『超特急FASHION DICTIONARY』
■超特急プロフィール
カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシの5人からなるメインダンサー&バックボーカルグループ。現在「クレッシェンド」を配信中。全国ホールツアー「BULLET TRAIN 10th Anniversary Tour 2022『Progress』」を開催中!
■超特急10周年特設サイト bullettrain.jp/10th-Anniversary/
■超特急オフィシャルサイト bullettrain.jp/
■衣装クレジット
カイ/アナーキスト テイラーのジャケット7万2600円(ハンクスストア)、サイトのパンツ3万1900円(ヨウジヤマモト プレスルーム)、メゾンユーのサンダル2万3100円(シアン PR)、その他スタイリスト私物
リョウガ/サイトのシャツ1万4850円(ヨウジヤマモト プレスルーム)、Tシャツ6050円(キュイー)、ルイスのパンツ1万5400円(ルイスイーエックスストアトーキョー)、キッズ ラブ ゲイトのシューズ6万1600円(フェイス)、LHMEのネックレス3850円(シアン PR)、ベルト6600円(ティーケータケオキクチ)
●文/渡辺 愛 撮影/杉江拓哉(TRON) スタイリング/小島竜太 ヘア&メイク/杉野智行、草野咲也香(NICOLASHKA)