INTERVIEW- インタビュー -

2019.12.17

私立恵比寿中学・出席番号7番・星名美怜　2020年は資格を取りたい……⁉

結成10周年イヤーの2019年ラストを締めくくる6thアルバム『playlist(プレイリスト)』を12月18日(水)にリリースする私立恵比寿中学。メンバーが5日間連続"登校"するスペシャルインタビューの2番手、アルバム〝フラゲ日″に登場するのは出席番号7番、唯一の現役大学生である星名美怜！　メンバー随一のファッション好きで知られる美怜ちゃんはメンズの好みもファッションが要に……⁉　エビ中の冬のエピソードや最新アルバムについて、2020年の野望まで盛りだくさんにインタビュー！

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エビ中のファッションリーダー

──インスタでアップしている私服コーデやヘアメイクで、最近はファッション業界からも注目されてますね。
ありがたいことに、ファッション関係のお仕事をいただくことも増えてきて……。自分でもちっちゃい頃からファッションが大好きで、お仕事でも関わりたいと思っていたのでうれしいです！

──ファッションを好きになるきっかけは何だったんでしょう？
もともと親が服好きだったんです。それで私の服もいろいろ買ってくれて、だんだん自分でもコーディネートを組んだりするうちに好きになりました。子供の頃から自分なりのこだわりはあったみたいで、親がせっかく新しく買ってくれた服でも、気に入らないと"これやだ！"とか言って着なかったり……。今思うと生意気ですよね(笑)。でも、当時着てたお気に入りの服は今でも思い入れがあります。本当にお気に入りだった何着かは捨てられなくて、今でもとっておいてあるんですよ。

──誌面では"冬デート"について語ってもらっていますが、デートに着ていく服もこだわって選びたいですか？
こだわりたーい！　デートに限らず、毎日コーディネートを考えるのが楽しくて。服を決めて小物を合わせて……ってしてるとけっこう時間がかかるので、朝バタバタしないように最近は前日の夜に次の日の服を決めておくようにしてます。それでもたまに、着て出かけてから"何か違うな"って思う日もあるので……そういう日は外で鏡見ると落ち込んじゃいますね。だからデートしてくれる男性がいたとしても、服好きな人がいいかも。私が服決めるのにめちゃめちゃ時間を使ったり悩んだりするから、そういうのに共感してくれる人じゃないとうざいって思われそう(笑)。

エビ中みんなの知恵で冬を乗り越えました

──グループとして、冬に印象に残っているエピソードは？
昔はよくフリーライブをしていて、待機場所やステージが屋外にあることが多かったんですよ。冬場はそれが……かなり過酷でした。ライブをしてる最中はまだいいんですけど、そのあと2ショット会とか握手会をすることもあって、ありがたいことにすごくたくさんの方が来て下さったのでお昼過ぎから閉館までずっと外にいるっていうのがけっこうあって。当時の衣装も半袖とか生地がすごく薄かったりとかで、とても外で耐えられるようにできていなくて(笑)！　なので自分たちで寒さに耐える方法を編み出してました。ヒートテックを重ねたりとか、衣装のタイツだけじゃ寒いからその下にニーハイソックスを履くとか。待機時間にみんなで小さな円になって集まって、毛布にくるまりながら知恵を出し合うみたいな(笑)。

──そんな努力があったんですね。今年放送されたドラマ「神ちゅーんず ～鳴らせ！DTM女子～」の撮影現場もかなり寒かったそうですね？
そうなんです、真冬に栃木の学校をお借りして撮影をしていたんですけど、久しぶりの制服っていうこともあって、脚がとにかく寒くて……！　カイロを貼っても寒すぎて15分ぐらいで冷たくなって、っていう現場だったので、もうみんなで騒いであったまるしかなくて。メンバー含め、共演者の方々と変顔大会をしてしのいでました(笑)。高校生役をやってみて改めて思ったのは、男のコの制服はパンツが長くてあったかいからずるいなと。それでもミニスカはきたいのが女子なんですけどね～！

『playlist』で感じてほしいのは、10周年のその先

──ニューアルバム『playlist』はどんな作品になりましたか？
初めて楽曲提供をお願いした方がたくさんいらっしゃって、そういう方に作っていただくことで10周年のその先、これからのエビ中を表現できたらという思いでいます。こういう曲をアイドルが歌うんだ！　っていう意外性をこれまで以上に高められたアルバムかなと思います。でもその中に『PANDORA』とか、強さもあるけどアイドルらしい曲もあって。アイドルとしてやっているエビ中だからこその表現が詰まっていると思います。

──「PANDORA」は一足先に秋ツアーで披露されていました。反応はどうでしたか？
これだけアップテンポで「ザ・アイドル！」な感じの曲がけっこう久しぶりだったんですけど、初披露のときもファミリーのみんながすごく盛り上がってくれて、初見なのにレスポンスとかコールとかをすぐ入れてくれたんです。さすがファミリーだなって思ったし(笑)、みんなもこういう曲を楽しみに待っていてくれたのかなっていうのをすごく感じました。アイドル私立恵比寿中学って言っている以上、改めてこういう曲も必要だなって。でも本当に難しい曲なので……ライブのときは毎回めっちゃ気合入ります。

――エビ中の新境地ともいえる『playlist』。どういう風に広がっていってほしいですか？
もともと"アイドル"が好きで、エビ中のアイドルらしい曲きっかけで応援してきてくださった方だとこのアルバムで初めて出会うジャンルの曲もあると思うんです。逆に、楽曲提供してくださったアーティストさんが好きで、それを入り口にエビ中の曲を初めて聴いてくださる方もたくさんいますよね。そういう意味で入り口がたくさんあるというか、誰にでも出会いが開かれたアルバムなので、新しい音楽や好きな曲との出会いをたくさんの人に体験してほしいなって思います！

ケガのおかげで結果的に成長できた2019年

──2019年、振り返ってどんな年でしたか？
昨年末にケガをしてしまってから、今年になっても当たり前のことがうまくできなかったりして、自分の中でうまく切り替えができなかったりしたんです。それで自分を見つめなおすじゃないですけど、いろんなことを考える機会がたくさんあった年だったなって。エビ中の活動も含め、自分が今まで当たり前にやっていたことは本当にまわりの人の力があってのことだったんだなって実感して、精神的にひとまわり成長できたんじゃないかなと思います。

──今年は10周年イヤーということで、かなり忙しい1年だったんじゃないですか？
そうですね、忙しかったですけど、その分特別なこともたくさん経験させてもらえました。こうやって1年にアルバムを2枚出せることもそうですし、エビ中として大きかったのはやっぱり6月のMUSiCフェス。今までエビ中の曲を作ってくださったアーティストの方々が集まってくださって、もちろんわかってはいたんですけど改めて出演者のラインナップを見たときに「どこの豪華なフェスなんだ」って思っちゃいました(笑)。みなさんが10周年を暖かくお祝いしてくださって、「永遠に中学生」って言ってますけど、本当にまわりの方が親のように見守ってくださるからこそ、私たちって今までやってこれたんだなぁとありがたさを感じましたね。エビ中ってずっと"エビ中といえばこれ！"っていうのが無いグループだったけど、だからこそ今制限なくいろいろチャレンジできるし進んでいける。そのスタイルをこれからも変えずにいきたいなと思ってます！

──2020年に思い描く野望はありますか？
真山も言っていましたけど、また海外ライブをやりたいです！　今年トルコでやったライブが本当に印象に残っていて……。エビ中をまったく知らない人の中でも、自分たちの音楽や歌で空気を作り出せたっていうのが素敵な経験だったので、またどこかの国でライブをしたいなと思います。国内でも、もっともっとフェスにもたくさん出て、エビ中ファミリーの輪を広げたい！　

──星名さん的に、フェスの"攻め曲"……初見の人にぶつけたい曲は何ですか？
「Family Complex」(5thアルバム『MUSiC』に収録)です！　エビ中って名前も入っているし、メンバーそれぞれの名前も入っているし、曲の中で煽りが入っているのでお客さんをあっためられるのでフェスにピッタリ。何よりフェスってロックバンドさんが多いので、その中でアイドルらしさを出せる曲なのでそこがいいなと。コールもたくさんあるので、初見のお客さんにもファミリーとエビ中のパワーをアピールしたい(笑)！

――個人としての野望は？
たぶん誰もが「何で？」って思うかもしれないんですけど……秘書検定を取りたいです(笑)。友達が就活で勉強していて、話を聞いていると単純に資格がとれるというより、常識とかマナーが身につくなって思ったので、私も取ってみようかなって。参考書はもう買ってあります(笑)。あとはギターを習いに行っているので、それを披露する機会があればいいなと思います！

Profile
ほしな・みれい／1997年11月2日生まれ。神奈川県出身。出席番号7番。「朝のチャイムが鳴りました」から始まるエビ中おなじみのあいさつを担当するしっかり者キャラの一方、ライブや収録の現場では傍若無人にフルーツを食べつくす"フルーツモンスター"の異名を持つ。メンバーカラーはピンク。『playlist』収録曲、エビ中史上最狂最速・最高音の「PANDORA」ではよく通るハイトーンの歌声で存在感を存分に発揮している。

Instagram
@hoshina_mirei_official

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