2023.10.11
僕らのちょうどいい名品 38リーボックのクラブシー
誰もが1足は持っている白スニ。コーデに合わせやすいシューズとして、ヘビロテしては履き潰し、買い換えるなんて機会も多いはず。もしちょうど新たに手に入れようと思っているなら、リーボックの「クラブシー」がオススメだ。歴史に裏付けされた名作ながら、今どきにふさわしいテイストも持つとあって、白スニ選びの最先鋒と言える!
ベーシックでどんな服にも合わせやすいということもあり、白スニーカーは持っておきたいアイテムの1つ。もちろん、履く季節も問わないから、1年中、ワードローブの一角として活躍してくれる。そんなオールラウンダーな白スニだけに、当然、さまざまなブランドからリリースされているわけで、チョイスに迷ってしまうこともしばしば。とはいえ、「白スニといえば」ですぐに思い浮かぶブランドやモデルは意外と限られる。リーボックの「クラブシー」もその中の1つに数えられる名品だ。誕生から40年弱が経っているけど、ちょっとボリューミーなフォルムがトレンドにマッチしていて、まさに今こそ手に入れたい1足。太めのパンツにはもちろん似合うし、細いパンツ合わせればメリハリのある着こなしも可能。特に、「クラブシー 85 ヴィンテージ」は、履き込んだようなオフホワイトのアッパーがレトロブームにもどハマり。古着なんかとの相性も抜群とあって、これから白スニを購入するなら、必ず選択肢に入れておきたいところ!
1980年代デビューらしい
クラシックさが薫る!
リーボックは1895年にジョセフ・ウィリアム・フォスターが前身となるJ・W・フォスター社を設立したことからスタート。1958年にジョセフの孫たちによって、社名がリーボックに変更された。ジョセフは陸上選手で、速く走るためのスパイクを作ったことから創業に至り、変更された社名「リーボック」も、足の速いガゼルに由来する。そんなブランドが作る「クラブシー」ももちろん、スポーツ由来。1985年に発売されたテニス用のコートシューズ「クラブチャンピオン」を起源として、改良を加えていき、現在の「クラブシー」に進化した。シンプルで合わせやすいルックスは、当時からスポーツシーンだけでなく、ファッションシーンでも話題になっていて、80年代回帰の流れがある今また注目されているモデルというわけ。
清潔感を保ちながら
履き込んだような趣に!
80年代に発売された「クラブチャンピオン」を再現した「クラブシー 85 ヴィンテージ」。ほどよいエイジング感のある色に仕上げたアッパーがモデル名のとおりヴィンテージ感を盛り上げる。ビジュアルはクラシック感を強調しながら、軽量かつクッション性が高いEVAミッドソールを採用し、機能性は現代らしい仕上がりに。
リーボックのシューズ1万4300円(リーボック)
ソールで表現する
絶妙なヴィンテージ感!
アッパーのレザーはパキッとした白ながら、ソールをくすんだカラーに仕上げて、さりげないヴィンテージ感を醸し出す1足がこちらのタイプ。アッパーとソールが絶妙なバランスのカラーリングになっているおかげで、都会的なモノトーンコーデにも、ウォッシュドデニムを合わせるようなザ・アメカジスタイルや古着を生かしたコーディネートにもハマるルックスに。アッパーのトップは通常のダブルアイレットからスピードレーシングアイレットに変更し、よりモダンな機能性を持つ1足となっている。「クリーンな白スニが欲しいけど、何か物足りない気もする」なんて人は、ちょっとヒネリを設けたこの「クラブシー 85 ヴィンテージ」をチョイスするのが得策かもしれない。
リーボックのシューズ1万4300円(リーボック)
タイムレスなデザインで
飽きが来ない名作!
きれいめを徹底したコーディネートに合わせて履きたいなら、よりベーシックな「クラブシー 85」をチョイスしよう。アジ感をなくしたワンカラーのミニマルさが、上品なスタイルにもよくなじんでくれるはずだ。清潔感のある白のほかに、黒もラインナップしていて、オール黒コーデをよくしている人にとっても、もってこいといったところ。スタンダードな名品スニーカーにどのくらい自分らしさを加えるか、同じモデルでも主張加減を選ぶ楽しみがあるのが「クラブシー」の魅力でもある。数十年もの時代を超えて履き続けられている1足だけに、来年も再来年も、長い間履けそうなデザインであることはお墨付き。つまりは買っておいて損ナシとあって、このタイミングで1つ手に入れておいてはいかが?
リーボックのシューズ各1万1000円(リーボック)
リーボック
https://reebok.jp
文/池上隆太 撮影/松尾 修(STUH)