2021.05.23
2021年最新|スタイリストが教えるメンズのシャツコーデ
春から夏にかけて微妙な天気が続くなか、スタイリングの助っ人アイテムとなるのがシャツ!サッと羽織ればなんとなく形にはなるけれど、定番アイテムゆえにマンネリ化した着こなしに飽きている人や、よりおしゃれな着こなしを探している人も多いのでは?そんな、シャツの新鮮な着こなしを探している人に向け、スタイリストが一押しする2021年最旬のシャツコーデを紹介!毎年定番のアイテムはもちろん、今季旬のアイテムを使った着こなしは必見だ!
スタイリストが提案する、イケてるメンズのシャツコーデ
トップスに羽織ればライトアウターとして、ニットやスウェットにインすれば着こなしのアクセントとしてオールマイティーに活躍するシャツは、メンズコーデの必需品といっても過言ではない!がしかし、日々のコーデに取り入れる機会が多いからこそ、毎回似たような着こなしになってしまうことも。 そんな状況を打破すべく、FINEBOYSの人気スタリスト考案の、2021年最新のシャツコーデを紹介!今季注目のアイテムと合わせて参考にしてみて!
スタイリングを考案したのは スタイリスト 添田和宏
雑誌や広告、CMを中心としたスタイリングを担当。色や柄を使ったポイントのあるスタイリングが得意。約8年務めるFINEBOYSのスタイリングは、初心者でも真似しやすいと読者からも好評。趣味は音楽鑑賞。
<目次>
・今風に仕上げるシャツコーデのポイント
・白シャツを使ったコーデを使った
・カラーシャツ・柄シャツを使ったコーデ
・ストライプシャツを使ったコーデ
・柄シャツを使ったコーデ
・バンドカラーシャツ
・フェイクレザーシャツを使ったコーデ
今風に仕上げるシャツコーデのポイント
太パンツをあわせてゆるいスタイルに
襟付きというだけで上品な印象を獲得できるシャツを、そのままキレイに目に着こなすのもよいが、より今っぽさをプラスするなら太めのパンツでほどよく肩の力を抜くのが鍵。
細みのパンツを合わせるなら緩急を意識して
カジュアル過ぎない大人なテイストに仕上げるなら細身パンツを合わせるのも正解。パンツが細い分、トップスにはボリュームを出してメリハリのあるスタイルに仕上げるのがコツ。細身パンツのきちんと感とビッグシルエットの緩さほどよく中和した、立体感のある着こなしに仕上げてくれる。
あえてスポーティーに着こなす
着こなしのどこかにスポーツ系のアイテムを取り入れた「スポーツMIX」は、今季も人気継続中。トラックパンツやスウェットなど、シャツとは一見相反するようなアイテムをあえて組み合わせることでトレンドライクな着こなしに仕上げることができる。
2/7PAGE
まずは定番の白シャツから
定番からトレンドまで!アイテム別おすすめメンズシャツコーデ
アイテム1.ディテールにこだわった白シャツ
▼今回着こなしに使うアイテムはコレ
やわらかな肌触りが特徴のスーピマコットンを使用したハリ・コシのある生地。ほどよい光沢感で一枚羽織るだけで上品な印象に。腰の部分に施されたマチ付きポケットがアクセントとなり、見た目にも立体感が生まれる。大容量だからバック要らずで出かけられるのも嬉しい。シャツ2万900円(エイチ. ユニット)
コーデ1.サイズ感とデザインで定番シャツに差がつく
王道ともいえるキレイめスタイルも、ゆるめのシルエットで今っぽさをプラス。インナーとパンツはいたってシンプルであるものの、シャツのゆとりのあるサイズ感と、大きめのポケットが特徴的なデザインが、着こなしに変化を与えてくれる。
コーデ2.薄青カットソーをINしてさわやかさを上乗せ
白シャツをよりおしゃれに着こなすにはインナーにもこだわりたい。同系色の白Tでクリーンに仕上げるのも正解だが、どんなカラーとも柔軟に合わせられる白シャツだからこそ、
3/7PAGE
カラーシャツ
アイテム2.季節感を取り込むカラーシャツ
今季マストで取り入れたいカラーシャツ。キレイな色見を生かしたいから、合わせるアイテムは主張控えめで何色にも合うモノトーンが最適だ。甘くなりすぎないバランスも、僕らにとってはちょうどいい。
▼今回着こなしに使うアイテムはコレ
淡い色味のペールグリーンは、1点取り入れるだけで清涼感を演出してくれるため、春夏の装いにもうってつけ。生地には最高級綿のスピンコットンを採用し、抜群の肌触りを実現。広めの身幅で、トレンドを意識したゆったりしたシルエット。ヘリルのシャツ2万8600円(にしのや)
コーデ1.さらっと白Tをあわせれば、簡単だけどサマになる!
派手過ぎない淡いトーンだから、白やベージュ、黒などの手持ちのアイテムとも合わせやすい。いつもの黒パン×白Tにサラりと羽織るだけで、今っぽさも旬も両取りしたスタイルに。
コーデ2.キレイめ×ワークのミックス感が今っぽい!
シャツ×ワークベストはこの夏マストの組み合わせ!アウトドアテイストのワークベストもシャツと組み合わせれば、きちんと感とカジュアル感が調和した上級者な雰囲気に。着なれた黒パンと合わせれば、難なくまとまる。
4/7PAGE
ストライプシャツ
アイテム3.ラフにも振れるストライプシャツ
定番ともいえるストライプシャツは、意外とラフに着くずすのが簡単。いつも通りキレイ目に着こなすのもいいが、思い切ってシャツのイメージとは反対のスポーティーなアイテムと合わせてみても、今っぽい着こなしに仕上がる!
▼今回着こなしに使うアイテムはコレ
水洗いした柔らかな生地に配されたネイビー×ホワイトの細いピッチのストライプが、爽やかでクリーンな印象に。肩からゆったりと広がるシルエットと、少し長めの着丈で旬のリラックススタイルに。虹色な輝きが特徴的な貝殻ボタンが上品。フューズのシャツ1万5400円(フューズ福岡店)
コーデ1.ホワイト多めの配色でラフだけどクリーンに
カジュアルな印象が強くなりがちなスウェットパンツも、シャツと合わせれてほどよく品のある印象に。色見は白でまとめることで季節感のある爽やかな着こなしにまとめた。
コーデ2.「ちょっとそこまで」を街仕様にブラッシュアップ
意外にもシャツと好相性なのが、トレンドアイテムとして注目度の高いトラックパンツ。ただカットソーにトラックパンツを合わせただけでは部屋着感のある着こなしだけど、シャツをはおればほどよく上品さを取り込んだ大人カジュアルなスタイルに。
5/7PAGE
柄シャツ
アイテム4.個性強めの総柄シャツ
一枚で抜群の存在感を引き出せる総柄シャツ。インパクトが強い分、印象がワンパターンになりがちだけど、そんなときは柄を見せる面積を意識してみるといい。
▼今回着こなしに使うアイテムはコレ
(左)アイボリーと黒のストライプ柄のベースに、ペイズリー柄を重ねた一着。袖がゆったりとしたドルマンシルエット。夏まで活躍するサラっとした肌触り。キャスパージョンのシャツ4950円(シアンPR)
(中)空や街並み、女性のポートレートなどがプリントされたプリントの大柄が、ストリート感もありつつモードな印象にも振れる。ゆとりのあるルーズなシルエットだから、アウターとしてはもちろん、ニットやカーディガンから襟元をチラ見せすれば、着こなしのアクセントとしても活躍。シャツ6930(ユニオンステーション)
(右)女子の間では毎年の定番アイテムともいえる花柄シャツ。今季は男子の間でもトレンドアイテムのひとつに!モード感のある色見や、主張しすぎない小花柄シャツで男らしさく仕上げよう。ラッド ミュージシャンのシャツ(ラッドミュージシャン原宿)
コーデ1.繊細なペイズリー柄を大胆にアピール!
優しげなワントーンコーデに、総柄シャツでほどよくアクセントを。着こなしが単調にならず、上級者に見える。ベストをレイヤードする際は、学生っぽさを回避するためにゆとりのあるオーバーシルエットのアイテムを選ぶのがポイント。
コーデ2.そこに何が写ってる?アートなストリートコーデ
ナイロンパンツとバケットハットで、シャツをストリート寄りにコーディネート。パンツの合わせ方で迷った際は、シャツの色見を拾ってみるのがおすすめ。一見派手に見える総柄シャツも、全体の色見を合わせればまとまりのある印象に。
コーデ3.大柄だから小面積でもインパクトは十分あり
主張の強い柄シャツも、インナーとしてなら挑戦しやすい。ゴールドがアクセントのブルゾンの下に着こめば、シャツの存在感はそのままに派手過ぎない大人なカジュアルコーデが完成した。
コーデ4.モードな花柄シャツをあえてカジュアルに!
モード感のある黒地の花柄シャツを、あえてオーバーオールと合わせることでカジュアルに着崩した。オーバーオールのアクティブで親しみやすい雰囲気はそのままに、シャツでほどよく大人っぽい印象に。インナーやシューズはシャツに使われているブルーとグリーンでまとめることで、統一感をもたせた。
コーデ5.ナチュラルな装いに華やかさを盛ってみる
ラフなイメージになりがちなスウェットコーデも、中にシャツをレイヤードすることで華やかさをプラスできる。首元や裾からシャツをのぞかせて立体感を構築すると、おしゃれ感がグッと高まる。
6/7PAGE
バンドカラーシャツ
アイテム5.襟元がすっきりしたバンドカラーシャツ
この春、積極的に取り入れたいのがバンドカラーシャツ。襟元がすっきりとしたデザインだから、一枚での着こなしはもちろん、これまでメジャーではなかった「シャツの重ね着」といった新たな着方が定番化する兆し。着まわしのバリエーションが増えるし、なんだか新鮮!
▼今回着こなしに使うアイテムはコレ
裾にかけてやや広がったシルエットが特徴。ボタンを上までしっかり閉じて着こなしてもいいし、羽織りとしても使えるから一枚あると重宝する。癖のないデザインと色みで、着回しも万能。吸水速乾・抗菌防臭機能付きだから暑い日も快適に過ごせる。グローバルワークのシャツ4290円(アダストリア)
コーデ1.ライトアウター感覚で上品さをひとさじ
ラフな印象の強いボーダーTシャツも、バンドカラーシャツを羽織ればどことなく品のよい印象に。どんな色も受け止めてくれるニュートラルなベージュは、カラフルなTシャツやシューズとも好相性。
コーデ2.コーデの自由度が上がる、シャツきまわしの新常識!
バンドカラーシャツにレギュラーカラーシャツを羽織った上級者のレイヤード。あまり馴染みのないシャツ×シャツの組み合わせも、襟元のすっきりしたバンドカラーシャツならすっきりとまとまる。淡い色と濃い色をバランスよく取り入れて濃淡をつけると、メリハリがついて垢抜けた印象に。
7/7PAGE
フェイクレザーシャツ
アイテム6.重厚感漂うフェイクレザーシャツ
この春もう一つ押さえておきたいのがフェイクレザーシャツ。素材感がいつもと違うだけで、雰囲気がガラっと変わって新鮮だ。重厚感・高級感のあるアイテムだから、緩めのアイテムと合わせて抜け感をプラスしてみて。
▼今回着こなしに使うアイテムはコレ
本革に近いしなやかな肌触りと、耐久性、通気性、ストレッチ性を実現。ハードな印象になりがちなフェイクレザーシャツも、白なら軽やかな雰囲気に仕上げられる。ジャケットのように軽く羽織れるような、ゆとりを持たせたシルエット。キャスパージョンアイバーのシャツ1万450円(シアンPR)
コーデ1.さわやかな白シャツ、けどそれだけじゃない!
いつもだったらベーシックなシャツを選ぶところに、フェイクレザーを取り入れてスタイリングをぐっと格上げ。白シャツのクリーンさを維持しつつレザーで武骨さを取り込んだ、ワンランク上のキレイ目コーデが完成した。
コーデ2.レザーの重厚感に負けない、グリーンパンツの存在感!
コーデのアクセントとなっているグリーンのパンツは、じつはメッシュ素材。レザーシャツとの異素材合わせで一気に上級者感が漂う着こなしに。ワークベストをレオヤードしたストリートスタイルは、周囲から一目置かれること間違いなし。
紹介したコーディネートのように、着こなし次第でいろいろなバリエーションを楽しめるのがシャツの魅力!合わせるアイテムやレイヤード方法を変えて、これまでとは一味違ったシャツコーデを堪能してみよう!
エイチ.ユニット
☎086ー441ー0850
にしのや
☎03ー6434ー0983
フューズ福岡店
☎092ー733ー8311
ラッド ミュージシャン原宿
☎03-3470-6760
ユニオンステーション
☎03ー5428ー0372
シアン PR
☎03-6662-5525
アダストリア(カスタマーサービス)
☎0120ー601ー162