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2020.06.28

超特急FASHION DICTIONARY vol.38超特急タクヤ・ユーキ・タカシmeets SHORT SLEEVE SHIRT　

半袖シャツが活躍する季節になりましたね～。夏ファッションを楽しむために、まずはこの『超特急FASHION DICTIONARY』で予習＆復習をしようではないか！　今月超特急が解説してくれるのは「半袖シャツ」。コーディネートも参考になるので注目を！　登場するのはタクヤ・ユーキ・タカシ。

BULLET TRAIN No.4 TAKUYA

Bowling Shirt

【Bowling Shirt／ボウリングシャツ】
1950年代、アメリカではボーリングが大流行。「ボウリングシャツ」とは、もともとボーリングをするときに着るユニフォームだった。両腕にはボーリングのスコアを収めるパッチポケットがあったり、袖や背中には所属するチームを表した装飾が施されていた。アメリカでは、スポーツやレジャーを楽しむときに着るものといえば、だいたいが開放的で動きやすいオープンカラー(開襟)。つまり「ボウリングシャツ」も開襟仕様だ。さらに当時、ロックンロールブームと重なったことで「ボウリングシャツ」も派手なカラー、刺しゅうやワッペンで大胆にアレンジされたものも多く出まわり、ファッションアイテムとして使われるようになった。古着店では高値がつくものもあるほど、今でも人気のアメカジアイテムだ！

■TAKUYA Coordinate
おおお……まぶしいッ！　これは、シャツのブルーがまぶしいのか、そもそもタクヤがまぶしいのか……!?　なんと目が覚めるような派手色の「ボウリングシャツ」なんだ！　アメカジのタクヤってなんだか新鮮だなぁ～。なんかいいなぁ～。トップス1枚で完結する夏コーデこそ、こんくらい大胆に攻めてもいいね～。

 
■TAKUYA Interview
――ちょうど私服でもボウリングシャツを持ってるらしいね。
「そうなんですよ。去年だったか一昨年だったか、古着店で1枚気に入ったものを見つけて。イエローで、がっつり”ボウリング”のイラストが入ったデザイン。ボウリングシャツは、やっぱり古着店で探したほうがカッコいいものに出会えるイメージです」

――シャツの中では主張強めなタイプだけど、タクヤならどう着る？
「ボウリングシャツ自体にワッペンとかイラストとか刺しゅうとか、かわいいデザインがついていることが多いですよね。だからシャツを主役に考えて、合わせるアイテムはシンプルにしたほうがいいと思う。パンツはゆるいスラックスとかデニムとか。変にキメようとせず、力を抜いてラフに着こなせたらカッコいいんじゃないかな」

――他メンバーの衣装で気になったシャツはあった？
「カイの衣装がアロハシャツだったのを見て、去年のツアーの沖縄公演を思い出しました(笑)。ライブの次の日に、現地の古着店でメンバーみんなでアロハシャツを買ったんですよ。時季もちょうど夏だったので、いい夏気分を味わえました」

BULLET TRAIN No.5 YUKI

Cuban Shirt

【Cuban Shirt／キューバシャツ】
「キューバシャツ」とは、その名前のとおりキューバで着用されている伝統的なシャツのこと。サトウキビやグァバなど農作業時に着られていたともいわれている。大きな特徴としては、キューバの高温多湿な環境でも快適に過ごせるオープンカラー。そしてグァバの実を収穫しやすいようにと付けられた4つの大きなポケット。あと、フロントには細かなプリーツや刺しゅう、ステッチやボタンなどの装飾が施されている。この装飾にはなんの意味があるのか謎であるが、オリエンタルな雰囲気を醸し出していることはたしか。キューバほどではないけれど、日本の夏もそこそこ高温多湿。「キューバシャツ」を着るには十分適してるよね。

■YUKI Coordinate
ユーキはねぇ～この連載を毎回ご覧の皆さまはご存知でしょうが、めっちゃ派手な柄服も楽々と着こなしちゃう。なのに真逆の真っ黒も似合うんだよね。マジでうらやましいわ～(羨望)。ユーキが「キューバシャツ」着るとさ、南国ちっくに見えなくてモード感出ちゃうもんね。ユーキのゆるふわなヘアとも相性グッド。

■YUKI Interview 
――半袖シャツを着ると夏って感じがするよね。
「ですね～。とくに開襟タイプは見た目もゆるくて夏感強めですよね。”キューバシャツ”っていう名前は今回初めて知ったんですけど、こういうプリーツとか細かい部分のデザインが凝ってるのが好き。落ち着いてるんだけど普通すぎない、っていうのかなぁ。こういうのもいいなって思いました！」

――カッチリしすぎないから気負わず着られる感じが好み？
「そうですね、黒の無地だけどほどよくラフ、っていうのがポイント。っていうのも、去年ツアーで沖縄に行ったときにアロハシャツを買ったんですよね。それも黒地だけど、柄はフルーツとか思い切り南国仕様のやつ。もちろんそれはそれですごくかわいいし、着てて楽しいんですけど……東京に戻ってきたときに、それを着ることにほんのり気恥ずかしさを感じてる自分もいて(笑)。”やっぱり東京には黒無地がなじむな”って思いました(笑)」 

 

BULLET TRAIN No.7 TAKASHI

Baseball Shirt

【Baseboll Shirt／ベースボールシャツ】
この名前のまんま、「ベースボールシャツ」とは野球のユニフォームをイメージしたシャツ。フロントはボタンで開閉ができ、襟がなく、胸にはワッペンや刺しゅうでチーム名をもじることも。カジュアルなシャツのなかでも、やや……というかだいぶクセのあるシャツだから、着こなし方は"応援帰り"に見えない工夫が必要。まずはモノトーンベースのものを選んで、シンプルにまとめてみるところからスタート。これなら子供っぽく見られる心配もナシ！　難しいシャツだからこそ、着こなせたときのおしゃれ感はハンパないぞ！

■TAKASHI Coordinate
タカシ×「ベースボールシャツ」……！　みなさん、こんな素敵なケミストリー見たことありますかッ!?　どちらかといえばキレイめな印象が強い、超特急の末っ子担当"ヤデちゃん"だけど、こんな個性的なシャツも大人っぽくにこなしてくれるなんて！！　ファッションってなんでも冒険してみないとわかんないよね。

 
■TAKASHI Interview 
――タカシがベースボールシャツってすごく新鮮だけど、意外性があってカッコイイね！
「最近はめっきり着なくなっちゃったけど、学生の頃とかは着てましたよ！　何といってもラクやし、1枚で着たり下に長袖を着たりアレンジが効きやすいから気に入ってました。でも自分で着るとどうも子供っぽく見えちゃうような気がして、なかなかうまく着こなせないなと思ってたんですよね。こうやって素材とか色の落ち着いたものを選べばいいのか……なるほどなって勉強になりました！」

――昔は着てた、っていうのもちょっと意外。それぐらいイメージなかったよ。
「正直、当時の僕もあんまり自分で着る印象はなかったんですよね。ファッションってバックボーンがないと似合わないし着こなせない！　と思ってたので、ヒップホップっぽい感じとか、それこそスポーツ系とか、当時の自分にルーツがないものは何となく避けちゃってたんですけど……あるときふいに着てみたら”あれ、意外とアリかもな”って思って(笑)。自分は野球やってないけど別に着てもいいんじゃないかって考えになってからは普通に着るようになりましたね」

――今ならどう着る？
「そうですね、今日みたいに中はシンプルにして……下はワイドパンツがいいかなぁ。ゆるい感じを出せたらいいなと思います」

超特急FASHION DICTIONARY vol.39は7月18日(土)！　乞うご期待！