2023.07.10
僕らのちょうどいい名品 29ラコステのポロシャツ「L.12.12」
夏のワードローブといえばTシャツや半袖シャツだけど、意外と忘れがちなのがポロシャツ。上品で爽やかなイメージがあるだけに、ラフなスタイルが多くなるこの季節の着こなしに変化を与えてくれることは間違いない。選ぶブランドは当然、ポロシャツといえばな「ラコステ」で決まり。その基本モデル「L.12.12」を紹介しよう。
Tシャツや半袖のシャツが中心になる夏コーデ。とはいえ、同じようなアイテムばかりだと、「いつも一緒」感や「まわりと差がつかない」問題が発生する。そこで、ワードローブの中に1着あるといい仕事をしてくれるのがポロシャツだ。Tシャツ、半袖シャツ、Tシャツ、Tシャツ……みたいな日々のコーデに変化がつけられるわけで、1着は持っておきたいアイテムだ。選ぶべきブランドは、ポロシャツといえばのラコステ。その中でも「L.12.12」はラコステのポロシャツのオリジナルというべきモデルだ。ブランド誕生から長年ずっと愛されているだけに、トレンドに影響されにくいのもいいところ。来年も再来年も着られると考えるとコスパがいいわけで、買って損ナシの名品だろう。ベーシックなデザインだから、幅広いウエアに合わせやすいし、ワンポイントロゴだけという、余計な装飾がないシンプルさとクリーンさも、僕らのスタイルにぴったりだ。
ブランドアイコンの
「ワニ」の始まりとは!?
ラコステといえば「ワニ」ロゴ。じゃあ、その由来は? となると答えられる人は少ないはず。実は、創業者であり、プロテニスプレイヤーだったルネ・ラコステの愛称が「ワニ」だったことから。ルネは1925年から1929年の間、全仏オープンで5勝、ウィンブルドンで3勝、全米オープンで2勝と、グランド・スラムを制覇した名プレイヤー。そんな全盛期を迎える少し前、1923年のデビスカップ(テニスの国別対抗戦!)に出場するための移動中に見つけたワニ革のスーツケースにひと目惚れ。そこでコーチが言った「試合に勝ったら、そのワニ革のスーツケースを買ってあげるよ」なんて冗談を立ち聞きした記者がその話を広め、ルネの粘り強いプレイスタイルと相まって「ワニ」と呼ばれるようになったという。その後、1933年にはブランドをスタート。同時にリリースされたポロシャツ「L.12.12」にももちろん「ワニ」ロゴが付けられた。
ラコステのポロシャツの
オリジナルモデル!
「L.12.12」は1933年の創業とともに生まれた、ポロシャツの原型。当時のデザインや機能性を受け継ぎながら、トレンドに左右されないベーシックなルックスが魅力。さりげない光沢と耐久性を持った鹿の子地が醸し出す上質感も、90年間愛され続ける名品らしい特徴だ。
ラコステのポロシャツ1万6500円(ラコステお客様センター)
目立ちめながら、
効きすぎない絶妙カラー!
ラコステの中でもベーシックなモデルだけに、カラーバリエーションが豊富に用意されているのが嬉しいところ。このバーガンディは定番カラーで、目立ちめ色ながらも、派手すぎないトーンに抑えているのが使いやすい。パンツを落ち着いた色で合わせることで、個性を出しながらも、大人な雰囲気に仕上がるはずだ。ちょっと色を効かせても、きめ細かい素材感や絶妙な襟幅など、上品に見せてくれるのも「L.12.12」の特長。スタンダードなシルエットを色で遊びながら、こなれた着こなしに仕上げよう。
ラコステのポロシャツ1万6500円(ラコステお客様センター)
カラーと着心地で
夏コーデをとことん爽快に!
こちらはシーズナルカラーで、ポロシャツ「らしい」爽やかな印象のライトブルー。プレッピーなスタイルにハマるのはもちろん、大きめで着て、ストリートな着こなしのアクセントとして使ってもOK。目立ちすぎず、ちょうどいいトーンでしょ? 吸湿性や通気性にも優れていて、汗をかいてもべたつきにくい「L.12.12」だけに、色の印象だけでなく、体感だって爽やかに過ごせそう!
ラコステのポロシャツ1万6500円(ラコステお客様センター)
サイズとカラー選びで
自分らしいコーディネートに!
白や黒、ネイビーなど、ベーシックなカラーももちろんあるけど、こんなカラーもシーズナルカラーとしてラインナップ。女子流行りのピンクだけに、うまく着こなせば好感度が上がりそうな予感!? 「L.12.12」は毎シーズンの定番カラーとシーズナルカラーを合わせて18カラーもリリースされていて、選ぶ楽しみも十分。サイズもXSからXXXLまで7段階用意されているから、そのチョイス次第で、自分らしいシルエットのスタイルに落とし込むこともできる。カラー・サイズを吟味しつつ、夏のワードローブに加えておけば、かなり「使える」ことは間違いないでしょう。
ラコステのポロシャツ1万6500円(ラコステお客様センター)
ラコステお客様センター
☎︎0120-37-0202
文/池上隆太 撮影/松尾 修(STUH)