2023.08.17
僕らのちょうどいい名品 34モンベルのソックオンサンダル
年々夏が長くなり、サンダルの出番も長くなる。いくつ持っていても履く機会はたくさんあるとあって、これから手に入れようという人も多いだろう。とはいえ、どうせならロングシーズン履けるものや普段履き以外でも使えるほうがコスパもいい。そこでモンベルの「ソックオンサンダル」。デザイン性と機能性に優れた、幅広く使える1足だ。
まだまだ暑い日が続くわけで、コーディネートの足元に選ぶのは、サンダルが多くなるのが必然。今から買っても、まだまだ活躍の場はあるということで、夏場のコーディネートに取り入れながら、いろいろと「使える」サンダルを手に入れておくのも選択肢としてアリだろう。かつリーズナブルに手に入るものなら、それに越したことはない。ということなると、モンベルの「ソックオンサンダル」がイチオシ。名門アウトドアブランドが作っているだけあって機能性も十分だ。履き心地がソフトで、スリッパのように履ける気軽さは、テントに出入りするような脱ぎ履きが多いキャンプシーンでもノーストレス。さらに独特のデザインが普段のコーディネートのアクセントづけや抜け感出しにも役に立つ。「ソックオンサンダル」の名前のとおり、ソックスを履いたまま履けるから、そのコンビネーションで着こなしに変化もつけられるし、春夏だけでなく、秋口まで履けるというのもメリットだ。
新鮮なルックスに
高い実用性を備えた1足!
モンベルは、アルプス三大北壁と言われるアイガー北壁やマッターホルン北壁を登はんしたクライマーであり冒険家、辰野勇が1975年創業した本格アウトドアブランド。日本のアウトドアシーンの黎明期から、現場での実用的なアイテムをリリースし続け、現在は、その先代(現会長)に連れられて、幼少期からアウトドアに慣れ親しんできた社長、辰野岳史の独創的なアイデアから生み出される、オリジナリティあふれるギアから、従来のベーシックなものまで、アウトドアで快適に過ごすためのアイテムがほとんどそろう。その中でも発売時から話題になり、傑作と名高いのが「ソックオンサンダル」だ。目を引くS字形状のストラップは、単純に洒落感があるだけでなく、足をとおすだけでラクに履くことができるようにと、機能性を考えてデザインされたもの。Mサイズの片足の重さは169gと軽く、まさにモンベルのブランドコンセプトである、「Function is Beauty®️(機能美)とLight & Fast®️(軽量と迅速)」を体現したサンダルに仕上がっている。
アウトドアブランドらしい
快適な履き心地!
1994年にリリースされたトング型の「スリップオンサンダル」が「ソックオンサンダル」の原型。ビーチサンダルのようなルックスながらも、かかとが浮き上がりにくいという性能をそのまま受け継ぎ、ソックスを着用したままでも履くことができるようにアップデートさせている。甲に当たるストラップは肌当たりが優しい素材を使用し、余計なストレスがない、開放的な履き心地と優れたフィット感を両立。クッション性のあるE.V.A.フォームを採用したフットベッドに、小さなくぼみを無数にレイアウトすることで、ムレにくい構造にしているのも、アウトドアブランドらしい気が利いている。機能性を備えつつ、他に類を見ない斬新なデザインで、普段使いからキャンプなどのアウトドアまで、さまざまなシーンで活躍することは間違いない。
モンベルのサンダル3850円(モンベル・カスタマー・サービス)
幅広いシーンとロングシーズン
使えるコスパの良さも魅力!
カラーバリエーションが豊富にあるのも「ソックオンサンダル」の嬉しいところ。ブラックやグレーなら、都会的なコーディネートにも似合うし、アースカラーならキャンプシーンではもちろん、アーバンアウトドア的な今どきコーディネートにも合わせやすそうだ。1足4000円以下という買いやすい価格だから、自分の手持ち服やどんな遊びをするかを考えて、シチュエーションを想定しながら、いくつかカラーかそろえてみる、なんてのも「ソックオンサンダル」ならではの楽しみ方。まだ終わる気配のない夏のコーディネート用として手に入れるもよし、ソックス使い想定で秋口まで履くつもりで選ぶもよし。今買うなら、秋のキャンプインフェスなんかで使うことを意識して選ぶのもいいかもね。軽くてコンパクトだから、バッグに入れておいて、サブサンダルとしてシーンに合わせて履き替えるなんてのも「らしい」使い方かも。なんにせよ、ロングシーズン使えるし、履きどころはたくさんあるというわけで、とりあえず1足押さえてみてはどうだろう。
モンベルのサンダル各3850円(すべてモンベル・カスタマー・サービス)
モンベル・カスタマー・サービス
☎︎06-6536-5740
文/池上隆太 撮影/松尾 修(STUH)