2019.07.19
映画『天気の子』ヒロイン役の森七菜が好きなメンズファッションは?
気鋭の若手俳優が多数出演したことで話題になったドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」の中でもとくに光る存在感で、2019年、加速度的に注目を浴びている女優・森 七菜。大分在住の現役女子高生ながら、新海 誠監督の最新作『天気の子』のヒロインに抜擢された彼女の気になる素顔をインタビュー。この透明感、好きにならないわけがないです。
■男性のファッションはよくわかりません(笑)
――現役高校生の森さん。男子にはどんな服を着てほしいですか?
「え~‼ わ、わかんない……(笑)。あまりメンズファッションの好き嫌いを考えたことがないので、とくに女子ウケとかを考えず好きな格好をしてもらえればいいんじゃないかなと……! 自分に似合う格好をしていたら、それだけで素敵じゃないでしょうか」
――男子にとってとてもありがたい言葉です(笑)。休みの日は何をして過ごしていますか?
「映画を見に行くか、ショッピングに行くか……ですかね。最近は『天気の子』の予告を見るためにひたすら映画館に通ってます(笑)!」
■とにかく大好きな、映画『天気の子』
――2000人のオーディションからヒロイン役を勝ち取った映画『天気の子』がいよいよ公開ですが、改めてアフレコを振り返ってみてどうでしたか?
「オーディション合格の知らせを受けてからも"すごいことをしでかしてしまった"という気持ちはずっとあったんですけど、アフレコ初日は緊張と不安がかなり大きくて……こんなに大きい作品のヒロインが本当に私でいいんだろうか、"やっぱり違ったかも"と思われるんじゃないかと思うとスタッフの皆さんに声を聞かせるのが怖くなってしまったんです。それで自分の番になってもうまく声を出せなかったんですけど、みんなに"大丈夫だよ、そのままでいいんだよ"と言ってもらえて安心したのを覚えています。アフレコが進むにつれてどんどん楽しさが勝っていきました!」
――アフレコで印象に残っているシーンは?
「"このシーンのここ!"っていうとやっぱりラストシーンが一番印象的だったんですけど……そこは劇場で楽しんでいただくとして(笑)。どのシーンも大好きなんですけど、空が晴れるシーンの映像がすごく綺麗で印象に残っています! アフレコのときは映像も同時に作りながら進めていたので、同じシーンでも日が変わると映像ができていっていたりして。なので映像を初めて見たときは、晴れた空に"うわぁ……!"と感動するのも演技じゃなく、本当に私の感動している声が出たと思います」
――演じた天野陽菜とご自身の共通点はありますか?
「陽菜と私は本当に似てるんです! 思ったことをハッキリ言ったり、直観で行動したり……役作りも気持ち的にはいらないぐらい(笑)、彼女の性格や言動は共感できるところが多かったですね。私もかなり気分屋なところがあるので、新海監督にも"天気みたいな子だね"と言われたりしました。なので自然に入り込めたし、陽菜として作品の中にいられるのがとても楽しかったです!」
――共演した、森嶋帆高役の醍醐虎汰朗さんの印象を教えてください!
「醍醐くんはとにかく声のお芝居が上手で……私のアフレコの先生でした。私がアフレコでつまづいたときや大事なシーンではアドバイスをしてくれたり、醍醐くんの演技が参考になったりすることもかなりあって、本当に醍醐くんがいてくれたからこそ、私は陽菜を演じることができたなあと思います」
――最後に、読者に向けてメッセージをお願いします!
「新海監督の生み出す綺麗な映像と"天気"という題材がすごくマッチしていて、私も演じていてとても楽しかったしこの作品が大好きになりました。それだけじゃなくて、誰かを大切に思う人の気持ちがすごく丁寧に描かれている作品。私は母親に会いたくなったんですけど、見終わると、必ず自分にとって大事な誰かに会いたくなるはず! 何より陽菜が本当にかわいいです(笑)! 私が男のコだったら絶対に陽菜のことを好きになると思うので、何度も映画館で見て陽菜に恋に落ちてほしいです(笑)!」
『天気の子』
全国東宝系公開中
©2019「天気の子」製作委員会
STORY
「あの光の中に、行ってみたかった」
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。
しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。
そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は1人の少女に出会う。
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らす少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。
「ねぇ、今から晴れるよ」
少しずつ雨が止み、美しく光りだす街並み。
それは祈るだけで、空を晴れにできる力だった――。
STAFF&CAST
原作・脚本・監督:新海誠
音楽:RADWIMPS
声の出演:醍醐虎汰朗 森七菜 本田翼 / 吉柳咲良 平泉成 梶裕貴 倍賞千恵子 / 小栗旬
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:田村篤
美術監督:滝口比呂志
公式サイト tenkinoko.com
プロフィール/もり・なな。2001年8月31日生まれ。大分県出身。2017年にデビューして以来、数々の話題作に出演。公開中の映画『天気の子』では、祈るだけで空を晴れさせることのできる"100%の晴れ女"、ヒロイン・天野陽菜を演じる。また、同じく公開中の映画『東京喰種 トーキョーグール【S】』にも小坂依子役で出演。その後も『最後の晩餐』(11月1日公開)、『地獄少女』(2019年公開)など、続々と出演映画の公開を控える。
Instagram@morinana_official
撮影/藤本孝之 スタイリング/申谷弘美 ヘア&メイク/佐藤 寛