2021.12.14
板垣李光人がタブーな恋愛に挑戦!話題ドラマの意気込みを聞いた
数多くの話題作を生み出してきたテレビ東京の「ドラマ24」。2022年の1作目は、人気コミックが待望のドラマ化ということで話題の「シジュウカラ」。本作で重要な役どころを演じる板垣李光人に作品の見所や演じる意気込みを聞いた。ファッションについてもたっぷり聞いているのでチェックしてみて!
板垣李光人、冬の到来で独自のセンスが本領発揮!
ーーいよいよ冬本番でファッションもコーデし甲斐のある季節ですが、板垣さん的にはいかがですか?
「断然、秋冬シーズンの方が気分は上がりますね。ファッションはとにかく“盛る”のが好きなんです!」
ーーでは、これからが本領発揮ですか?
「そうですね。どちらかというとTシャツ1枚とか薄着でコーディネートするのが苦手なので、ここ最近ちょうどテンションが上がってきたところです!」
ーー今日着てもらった2つのコーディネートを着てみた感想をお願いします。
「どちらも非常に今の気分に近いです。厚手のシャツにジャケット、さらにニットを首に巻いたレイヤードは、まさに自分が好きな“盛った”スタイル。ベージュのワントーンコーデの方は、もともと動きによって表情が変わるようなロング丈のコートがすごく好きなんです。実際に着てみたら、Aラインがすごくきれいで思わずいろいろ動いちゃいました(笑)」
ーー普段の着こなしはどんな感じですか?
「この時期は、ベージュのコーディネートのような長いアウターを着ることが多いです」
ーー最近買ったものはありますか?
「長いアウターって言ったばかりなんですが、今年はMA-1を買いました!」
ーーどんな組み合わせで着こなす予定ですか?
「カーゴパンツを合わせて、ひざよりもちょっと下くらいのブーツをインしてはこうと思っています。いかにもミリタリーって雰囲気になるのは嫌なので、足元でハズしてあえてアンバランスに着こなしたいです」
ワードローブにスタンバイしているのは、“変なアイテム”?!
ーーほかに買ったアイテムはありますか?
「ファーがたくさんついたサングラスを買いました」
ーーそういうアイテムセレクトこそが、板垣さんが多くのファン共感や憧れを得ているポイントですよね。
「見たときに“ときめくか否か”、この一点です。でも、変わったものがとにかく好きで、変な格好がしたいんですよね(笑)」
ーーそのワードローブの“変わったもの”たち、共通点ってありますか?
「さっき言った心が揺さぶられるかに尽きるんですけど、自分の中に収集癖みたいなものがあって、ショップスタッフさんに『日本に一つしか入荷してないんです』とか、『これ、もうラスト1個です』とか言われちゃうと買っちゃうんですよね(笑)」
ーー今後、歳を重ねながらどのようにファッションと付き合っていきたいですか?
「服ってキャラクターを演じるかのようにその時の気分を表現することで、自分の心を満たしてくれるもの。ファッションとは付き合っているってよりも、どちらかというと付き合ってもらっている感じ。好きだからこそ、これからもスタイル貫いていきたい。だから、ずっと変な格好をし続けているんだと思います(笑)」
コート11万5500円、ブルゾン4万1800円、パンツ3万3000円(すべてディスカバード)、パブリックトウキョウのカットソー1万1000円(パブリックトウキョウ神宮前店)
板垣李光人出演、人気コミックが待望のドラマ化!
ーー出演されるドラマ『シジュウカラ』がついに放送開始します。作品についてどういう印象ですか?
「いろいろな挑戦になる作品。自分にとって新しい役どころなので、今までにない感情を表現したり、経験ができると思いました」
ーー18歳差の恋愛を描いた作品ということで話題ですね。
「山口紗弥加さん演じる綿貫忍は40歳を目の前になんとなく満たされない生活を送っていて、言ってみれば暗い影のようなところにいる状態。そんな中に僕が演じる橘 千秋と出会ってある種の光を見出していく、というストーリーです」
ーー板垣さんご自身は作品そのものをどう見ていますか?
「光と影って話しましたけど、新しい光は影をより色濃くして周りも暗くしてしまうんですよね。テーマにしているのは年齢差のある男女の恋模様なんですが、人間の本質を描いていると思いましたね」
ーー橘 千秋役を演じますが、役柄とご自身で共通している部分ってありますか?
「イラストを描くくらいですかね(笑)。それ以外は特にないです」
ーーその分、役作りは苦労しましたか?
「漫画が作られる現場は見たことがあるのでイメージはできてましたし、イラストを描く機材なんかはある程度使ったことがあるので、役の設定の部分での苦労はあまりなかったかもしれません」
ドッピア アーのジャケット12万1000円、スコッチ アンド ソーダのパンツ2万4300円(ともにコロネット)、シャツ3万9600円、首に巻いたニット2万8600円(ディスカバード)
タブーとされる恋愛から浮き彫りになる人間の本質
ーー作品を観る人にどんなことが伝わったらいいなと思いますか?
「世間ではタブーとされているような恋愛が話の軸となりますが、それぞれが光と闇を抱えているところが描かれています。世間的になにが正しくて、間違っているのかは一度置いておいて、登場人物ひとりひとりが何を選択して光と闇に対してどう折り合いをつけて幸せを見つけていくかというところに注目して欲しいです」
ーー最後にメッセージをお願いします!
「自分自身にとっても挑戦ですし、見たことのない自分を観てもらえると思います。これから演じながら、さらにどんなことを感じられるかもすごく楽しみにしています。人間の本質を描いている作品なので、それを観て皆さんが何を考えてどんな反応があるのかも今から楽しみです。ぜひご覧ください!」
PROFILE
いたがき・りひと/2002年1月28日生まれ。2015年に大河ドラマ「花燃ゆ」(NHK)、2018年に「仮面ライダージオウ」(テレビ朝日系)に出演。そして2020年に映画『約束のネバーランド』でメインキャストとなるノーマンに抜擢され一躍話題に。12月18日・25日にドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』(NHK)に出演する。そして、2022年の1月7日(金)スタートのドラマ「シジュウカラ」(テレビ東京系)への出演も決定している。
ドラマ「シジュウカラ」(テレビ東京系)
※「シジュウカラ」役写真
不倫なのに18歳差の純愛?40歳、人生の節目から始まるキャリアと恋。偏見と固定概念を超えていく、新たな年の差ラブストーリーが誕生!
文/橋本裕一 撮影/榎本洋輔 スタイリング/杉浦加那子 ヘア&メイク/KATO(TRON)