2024.10.31
黒板アート甲子園2024開催! 最優秀賞は好文学園女子が3度目の受賞!
全国の中高生が黒板にチョークで描いたアート作品で競う、黒板・ホワイトボードメーカー「日学」が2015年から開いている全国大会「日学・黒板アート甲子園2024」が開催。その結果が発表された。今年も若い感性が光る秀作が多数寄せられた。
●最優秀賞は11人で作成した大阪の好文学園女子校!
消せば無くなってしまう儚さが魅力の黒板アートは、若者ならではの独創性が魅力的。全国から秀作が揃った中で、メイン大会(高校生の部)で最優秀賞に選ばれたのは、好文学園女子高の「流星群のその先へ」。
<制作エピソード>
いつもの放課後、窓の外を見るとたくさんの流星が流れていて_
自分たちの高校生という短い時間を一夜限りで輝く流星で表現しました。
1つだと星屑のような流星も、たくさん合わさり流星群となれば雲さえも貫くような強い光になり、私たちにとって黒板アートとはこの流星群のように、1人では出せないような力も個々のたくさんの力が合わされば、全てを貫けるような力になると考えています。
今とこれから先、続いていく未来でもさらに進化していく私たちを見て欲しい。という思いで描きました。
高校生として過ごす短い時間を一夜限りで輝く流星で表現。11名の生徒によって制作されたこのアートを審査員の三澤一実教授は、「高校生がチャレンジしていく未来への希望を強く感じさせ、今という一瞬を生きるかけがえのない時間と思いを色鮮やかに描き出しています」と称賛した。
●ジュニア部門は、立体感にこだわった野田市立岩名中学校が受賞!
中学校のジュニア部門では、千葉県の野田市立岩名中学校の「望夢迷光」が最優秀賞に輝いた。大人になる過程で感じる不安や選択肢の多さに戸惑いながらも、夢に向かって自分らしく進んでいこうという気持ちが描かれたもの。9人のメンバーによって、膨大な量の立方体を何度も何度も描いて埋め尽くしたという。審査員の日本チョークアーティスト協会、熊沢加奈子会長は「看板など細部まで描かれた作品へのこだわりが、見る人に驚きと感動を与えてくれる」と評した。
通算10回目となる今回は、メイン作品116作品、ジュニアの部は昨年を上回る166作品が集まり、年々裾野を広げている。大会の主催者側は賞品を増額し、教育と文化の発展にも寄与することを目指しているようだ。
また、来る11月24日には、受賞校が一堂に会する表彰式が六本木ヒルズで行われる予定。
受賞作品の詳細はこちら
https://kokubanart.nichigaku.co.jp