2023.08.10
小森隼がこだわるコーヒーと映画の話
ホラー映画の巨匠、清水崇監督の最新作『ミンナのウタ』が8月11日(金)より公開。今作はGENERATIONSのメンバー全員が本人役で出演するということでも話題沸騰だ。そのメンバーの一人である小森 隼に映画の見どころを聞いた。今、ハマっているというコーヒーについても語ってもらっているので注目だ。
■ジェネレーションズ×ホラーという新しい試み
ーー映画『ミンナのウタ』がいよいよ公開されます。今作はGENERATIONSのみなさんがご本人役で登場されますがいかがでしたか?
「正直言うと、最初はこの作品がどんなものになるのかがイメージできなかったんですよね。お話いただいた時もそうだったし、台本をいただいてもそうでした。撮影もみんなバラバラで行ってぶつ切りのような感じで進んで行ったんで、全体像が見えないまま進んで行った感じなんです」
ーー完成品を観てどんな印象でしたか?
「初号を観て答えが出たというか、完成品を観てようやく清水監督の頭の中を覗くことができたような気がしました。同時に監督の凄さも思い知りました。そして今回の企画の面白さを理解できました。」
ーーGENERATIONSのみなさんが出演するというより、ホラー映画とコラボしたって感じですよね?
「観おわった時に同じことを感じましたね。だから、ホラー映画なんですけど不思議なリアリティーもあって、すごく新しいエンタテインメントになっていると思いますね」
ーー確かにホラー映画ですがサスペンス的な側面やドキュメンタリー的なところもあって新鮮ですよね。
「GENERATIONS全員が参加しているってところがうまみだとは思うんですが、それを多角的な視点でいろんな人が楽しめる作品だと思います。そういうところにも監督の凄さと技術を感じました」
ーーとはいえ、清水作品です。やっぱり観たときは怖かったですか?
「それは怖いですよ(笑)。手法はやっぱり清水監督がとるド直球なホラーなんですよね。音の演出もそうだし、作品全体の色味もそう。あとはあの独特の“くるぞくるぞ感”とか、誰かの念がこもったような空気感とか…。そういうところはすごい怖かったですね」
ーー最後に作品の見所をお願いします!
「GENERATIONS×ホラーってことで、この掛け算がいい形でイコールになった作品だと思います。作品を通して“不自然なものを自然に繋げている違和感”をぜひ楽しんで欲しいと思います!」
■コーヒーにハマっています!
ーー超多忙な毎日だと思いますが、そんな日常の中でハマっていることはありますか?
「コーヒーが大好きなんです。もちろん毎日自分で淹れて飲んでいますし、今では豆から焙煎するくらいハマってます!」
ーーコーヒーにハマるきっかけは?
「20歳になる誕生日にEXILE TETSUYAさんから『せっかくコーヒーを飲むんだったら、自分の手で想いを込めて淹れたものを飲んでみたら?』とコーヒーを淹れる道具一式をプレゼントしていただいてからですね」
ーーコーヒーの種類だとなにがおすすめですか?
「豆だったら、いままでは香り高くて独特の酸味が際立つパナマ産のゲイシャという品種がお気に入りだったんですが、最近ではコーヒー本来の苦味や深みが感じられるブラジルやエルサルバドル産の豆も好きで、その狭間で揺れてます(笑)。ただ、コロナ禍の最中は輸入が難しくなってしまって…。それからは豆からというよりは焙煎所を持っているコーヒーショップへ行って飲んだりしてますね」
ーーお店ではどんなオーダーで飲んでるんですか?
「飲み方でいえば今はアメリカーノがおすすめ。エスプレッソを水かお湯で割るんですが、エスプレッソの淹れる加減やお湯や水との混ぜ具合とかが作る人によって違うんです。それまでは豆自体に興味があって、コーヒー本来のおいしさを引き出してくれる飲み方、例えばアイスコーヒーなら水出しにハマっていたんですが、作り手の思いも感じられるようになってきて、飲み方も変わってきましたね」
■オフの日に飲むコーヒーが最高
ーーこういう時に飲むコーヒーが一番美味しいってシチュエーションは?
「仕事のために起きなかったオフに飲む一杯。ここ最近で一番幸せに感じていることですね(笑)。そうやってコーヒーを飲む時に使うマグやカップが、ちゃんとこだわって選んだものならもっとおいしいだろうなと思って、最近ではそういう食器なんかにもこだわるようになりました」
ーー新しいハマりものが増えたって感じですね!
「そうですね。コーヒー豆に品種や農園などのバックボーンがあるように、コーヒーカップもちゃんと掘り下げていくと、どこの工房で作っているとか、いろんな背景があるんですよね。せっかく好きでこだわっているコーヒーなので、ツールにもこだわった方がやっぱりおいしく感じられますね」
ーー今後、コーヒーとどう付き合っていきたいですか?
「これからは、コーヒーを淹れるときに使うミルやドリッパーなどもこだわって揃えていきたいと思います。ここまで好きになってハマっているコーヒーなので、近い将来、何か形になるようなことができたらと考えています。その一つが、TETSUYAさんの下でコーヒーショップをプロデュースすることです。そこで勉強をさせていただいて、自分の頭の中を具現化したようなお店を作れたら最高です!」
PROFILE
こもり・はやと。1995年6月13日生まれ。三重県出身。2012年、GENERATIONS from EXILE TRIBEのパフォーマーとしてデビュー。グループの活動の傍ら、俳優としても活躍。8月11日(金)から公開の映画『ミンナのウタ』に出演。
Instagram
@hayatokomori_official
8月11日より公開スタート!
映画『ミンナのウタ』
人気ラジオ番組のパーソナリティを務める、GENERATIONSの小森隼。
収録前にラジオ局の倉庫の片隅に遣されていた「ミンナノウタ」と書かれた一本のカセットテープを発見する。
その後、収録中に不穏なノイズと共に「カセットテープ、届き…ま…した…?」
という声を耳にした彼は、数日後にライブを控える中、突然姿を消してしまう。
マネージャーの凛は、事態を早急且つ秘密裏に解決するため、元刑事の探偵・権田に捜査を依頼。
メンバー全員に聞き取り調査を進めるが、失踪した小森がラジオ収録の際に聞いた
「女性の鼻歌のような、妙なメロディが頭から離れない」と言っていたことが判る。
そして、リハーサル中に他のメンバーたちも“少女の霊”を見たと証言。
ライブ本番までのタイムリミットが迫る中、リーダーの白濱亜嵐、凛、権田は捜索に乗り出す。
やがて、少女の霊の正体は、“さな”という女子中学生だということが判明するが、彼女が奏でる
“呪いのメロディ”による恐怖の連鎖が始まり・・・。
一体、彼らに何が起こっているのか? この先に待ち受ける、 想像を絶する結末とは───!?
キャスト:GENERATIONS(白濱亜嵐、片寄涼太、小森隼、佐野玲於、関口メンディー、中務裕太、数原龍友)、早見あかり、穂紫朋子、天野はな、山川真里果、マキタスポーツ
監督 : 清水崇
脚本:角田ルミ 清水崇
音楽:小林うてな 南方裕里衣
製作:「ミンナのウタ」製作委員会
製作幹事:松竹、テレビ東京
企画・配給 : 松竹
制作プロダクション : ブースタープロジェクト ”PEEK A BOO films”
©2023「ミンナのウタ」製作委員会
衣装はクルニのシャツ3万3000円、 パンツ3万3000円(ともにクルニ フラッグシップ ストア)、その他 スタイリスト私物
●クルニ フラッグシップ ストア
TEL:03-6416-1056
東京都目黒区青葉台1-15-2 AK-3ビル地下1階
●文/橋本裕一 撮影/榎本洋輔 スタイリング/吉田佳輔 ヘア&メイク/寺本 剛(JYUNESU)