INTERVIEW- インタビュー -

2025.03.06

祝・朝ドラ初出演！中沢元紀が語るドラマの見どころと愛ネコの話

３月31日(月)からスタートするNHK連続テレビ小説『あんぱん』。本作に柳井嵩の弟・千尋役で登場する中沢元紀。“朝ドラ出演”が念願だった彼にドラマの見どころと実家で飼っている愛ネコのルートについて語ってもらった。FINEBOYS本誌の「僕のスキなこと」連載でもたびたびテーマにピックアップされているネコだけど、今回も溺愛っぷりが満載。一緒に遊んだり寝たりと、ネコ好きにはたまらないエピソードを披露してくれた。これを読んだら、ネコが飼いたくなっちゃう?!

■念願の朝ドラ・初出演！

ーーNHK連続テレビ小説『あんぱん』が３月31日(月)からスタートします。“朝ドラ”は初出演ですよね？

「はい！オフィシャルHPの方でもコメントしたんですが、“朝ドラ”に出演することは役者としての一つの目標としていたので本当にうれしかったです」

ーーちなみに出演が決まった際の一報はどこで聞きましたか？

「駅のホームです。正確にいうと、電車に乗っているときにマネージャーさんから電話があって、時期的に『もしや？』と思って次の駅で降りて電話をかけ直したらやっぱり朝ドラ出演の話だったんです」

ーーうれしさは込み上げてくるけど、そこは駅のホーム(笑)。

「そうなんですよ～。大きい声とか出せないし、でもなんか落ち着かなくて、次の電車が来るまではなんかホームをウロウロしていましたね(笑)」

ーー本作はアンパンマンの作者、やなせたかしさんと妻の暢さんがモデルです。作品の印象はいかがですか？

「とても温かいお話です。元気をもらえますし、朝にぴったりだと思います」

ーー演じるのは柳井嵩の弟、千尋です。千尋という人物についてはどんな印象ですか？

「完璧な人間だなって思いました。文武両道で、誰でにも優しくてさわやか。ちょっとプレッシャーを感じるくらい(笑)」

ーー役作りで意識していることは？

「兄と対照的に描かれている部分も多いので、体もトレーニングで大きくしました。見た目もそうですが、静かな顔立ち、佇まいは意識していますね」

■子供の頃は、ロールパンナちゃんの大ファン！

ーーちょっと話は逸れるんですが、子供の頃にアンパンマンは絵本やテレビで見ていましたか？

「はい。見てましたし、グッズもいっぱい持ってました。なかでもロールパンナちゃんが好きでした」

ーーメインのキャラクターではないですが、カッコいいキャラクターですよね！

「はい、カッコいいなって思ってました。よく布団叩きにリボンつけて、風呂敷をマント替わりに首に巻いてました。母親が掃除機をかけているときに敵に見立てて戦ってました(笑)」

ーーそんなエピソードが！ではお母さんは喜んでくれたんじゃないですか？

「そうですね。母親もそうですけど、おじいちゃんとおばあちゃんも喜んでくれました。いつも早く寝てしまうので、朝ドラなら見られるって(笑)」

ーー現場の雰囲気ってどうですか？

「すごくいいと思います。北村匠海さんはずっと前室にいてコミュニケーションとってくれますし、今田美桜さんもすごく穏やかな方で気さくに話しかけてくださいます。いい空気感で撮影できてるって実感はあります」

ーーこの作品をとおして、視聴者の方にどんなことが伝わったらいいなって思いますか？

「作中で『絶望の隣は希望』って言葉が出てくるんですけど、まさにそのとおりだと思いました。どんな人にもイヤなことはあるし、落ち込むこともある。でも同時に立ち直っていく希望もあるし、いいことだってある。そういうことが伝わったらなって思います。あとはアンパンマンがお腹が空いている人に一切れのパンをあたえるような、そんな優しさを視聴者の方にお届けしたいです」

■少しでも時間があれば、実家に帰って愛ネコに会いたい！

ーー多忙な毎日だと思うんですが、ハマっていることや楽しみにしていることってありますか？

「実家で飼っている、ネコの“ルート”に会うことです！」

ーーたしか別のメディアでも『休日があったら実家にいる猫に会いにいきます』っていうの見ました！

「ホントですか！『時間があったら何がしたい？』とか『オフに行きたいところは？』って、いろんなところで質問されることがあるんですけど、必ず「実家に帰って猫に会いたい」って答えています(笑)」

ーーちなみに猫種はなんですか？

「おそらくノルウェージャンフォレストキャットのミックスで、毛がモフモフとやわらかくて……、もう本当に可愛いんです！」

ーーたまにインスタにも登場しますよね？

「そうですね。インスタに写真をアップすると、自分をアップしたときと同じくらい“いいね！”がつくんですよ…って、完全に親バカですね(笑)。でも、素直にうれしくなっちゃいます」

ーールートとの出会いはいつですか？

「ルートがうちに来たのは中学生くらいのときだったと思います。知り合いの方の猫に子供が産まれて、うち一匹を譲り受けたのがきっかけです」

ーーじゃあ、お家に来たときは産まれたてですか？

「はい！はじめて会ったときは、産まれてから間もないころだったので、両手で包み込めるほど小さくて…」

ーー初めて見たときはどんな気持ちでした？

「いや、もう天使が来たと思いましたね(笑)」

ーーご実家に帰ったときはルートとどんな感じで過ごしているんですか？

「自分からひっついて逃げられての繰り返しです(笑)。でも、自分が何かやらなきゃいけないときに限って寄ってくるんです。これって、猫を飼っている人共通の“あるある”ですよね。でも、その独特な距離感と愛情表現がたまらないんです」

ーールートの中では中沢さんって対等なんですかね？

「それがそんなことなくて…。ルートの中には家族の序列みたいなものが決まっていて、おそらく父親が１番で唯一自分から甘えにいくんです。それで、ルートが２番。あとはみんな下みたいな(笑)。うちはリードをつけて散歩に出かけるんですけど、散歩に行きたいときは母親に「にゃーにゃー」ってお願いをして、弟にはよく噛み付くんです。弟が一番下ですね(笑)」

ーー一番「可愛いな」と思うときってどんなときですか？

「夜に寝ていると股の間に挟まってくるんです。気づいたときは、ぼんやりとですけどキュンとしちゃいますね」

ーー可愛いですね！でも体勢をキープするのが大変そうですね…。

「せっかく来たから一緒に寝ていたいって思うんで、できるだけ寝返り打たないように必死です(笑)」

■実家に帰ったときはたっぷり愛情を注いであげたい。

ーールートの存在ってやっぱり大きいですか？

「そうですね。そばにいてくれて、撫でているだけで気持ちが和むし、むしろ遊び相手をしてもらっている感じもするし(笑)。会うとパワーをもらってまた役者の仕事に戻れます。たまに家族から写真を送ってもらうんですけど、「可愛いな。うん、頑張ろう」って思えるんですよね」

ーーちなみにルートって何歳なんですか？

「12歳です。立派なおじいちゃん猫ですよ。でも、まだまだ元気で高いところが好きなので、今度キャットタワーをプレゼントしようと思ってます」

ーーこれからルートとどのように過ごしていきたいですか？

「もちろん自分も大人になっているから、ずっとは一緒にいられないってことは分かっているつもり。毎日は会えないけど、実家に帰ったときにはたっぷりと愛情を注いであげたいなと思っています」

PROFILE
なかざわ・もとき／2000年2月20日生まれ。茨城県出身。2022年に俳優としてデビュー。同年、ドラマ『ナンバMG5』で連続ドラマ初出演を果たす。2025年上半期放送、3月31日(月)からスタートするNHK連続テレビ小説『あんぱん』で念願の朝ドラ初出演。

INSTAGRAM
@motoki.nakazawa_

NHK連続テレビ小説『あんぱん』３月31日（月）スタート（全26週[130回]）

NHK「あんぱん」公式ページ
［総合］(月～土) 午前8時／再放送　午後0時45分
※土曜日は１週間を振り返ります。
［BS］［BSP4K］(月～金) 午前7時30分

放送100年、そして戦後80年を迎える2025年。
第112作目の連続テレビ小説『あんぱん』は、“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと暢の夫婦をモデルに、
生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。

何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、
生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語です。

作：中園ミホ
音楽：井筒昭雄
主題歌：RADWINPS「賜物」
語り：林田理沙アナウンサー
出演：今田美桜　北村匠海　加瀬亮　江口のりこ　河合優実　原菜乃華　細田佳央太　高橋文哉　中沢元紀　志田彩良　／　二宮和也　瀧内公美　山寺宏一　戸田菜穂　浅田美代子　吉田鋼太郎　／　竹野内豊　阿部サダヲ  松嶋菜々子　
制作統括：倉崎 憲
プロデューサー：中村周祐、舩田遼介、川口俊介
演出：柳川 強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴