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INTERVIEW- インタビュー -

2025.10.18

板垣李光人が語る、演じきってわかったこと。

以前、趣味である絵を描くことやアートへの造詣の深さを語ってくれた板垣李光人が久々登場。今回は10月24日(金)に公開する映画『ミーツ・ザ・ワールド』について作品の見どころを直撃。作品に対する思いや、自身が感じた成長や発見などをたっぷり語ってくれました。早速チェックしてみよう!

◾️歌舞伎町を舞台にした、現代版“不思議の国のアリス”

――最新作『ミーツ・ザ・ワールド』で、板垣さんは歌舞伎町のNo.1ホストのアサヒを演じました。出演を重ねるごとに役の振り幅が広がっているように思うのですが、やっぱり大変ですか?
「楽しいですよ。でも、大変だから楽しいというのもあります(笑)」

――今作での役作りはどんなことを意識しましたか?

「まずは、原作が出版された時の金原ひとみさんのインタビューを読みました」

――そういうものにも目を通すんですね!
「はい。その中でアサヒは歌舞伎町で出会ったホストの方からインスピレーションを得たとお話しされていました。金原さんはその時に『寂しそうだな』と思ったそうで、まずそこに一つポイントがあると思いました」

――きらびやかなイメージとは真逆な印象ですね。
「そうですよね。ホストって華やかな仕事ですけど、その裏にある寂しさをどう見せるかを考えました」

――実際に役作りで苦労したことはありますか?
「苦労したということはないんですが、強いて言えば自分にとっては未知の世界だったということですね。少しでもどういう世界なのかを知りたくて、実際にホストクラブを見学させていただきました」

――なるほど。実際に未知の世界に足を踏み入れていかがでしたか?
「みなさん、底抜けに明るいんですよね。ただ、お客さんによって接し方を変えていたり、そういう繊細なところに神経を研ぎ澄ませているところもあって独特なテンションを感じました。同時に、アサヒの中に寂しさがあるなら、それを覆い隠す分厚くて硬い層みたいなものがあるのではと思って、それをひとつの核にしようと思いました」

◾️自分自身を受け入れる、そして自分を好きになるきっかけにしてほしい

――役を演じて、自分自身に変化はありましたか?
「この作品でアサヒを演じて思ったのは、人間は変わるということだけが成長ではないということなんです。今いる自分の現在地であったりとか、居場所とか、自分自身を許容する受け皿を自分の中に持てるということ自体が成長の一つなんだと、新しい発見がありました」

――これから劇場で観る方に、どんなことが伝わったらいいなと思いますか?
「完全に満たされている人なんて、ほぼいないと思うんです。SNSがこれだけ発達しているので、どうしても自分と周りを比べてしまうし、そういう情報がイヤでも入ってきます。そんな状況でも、この作品を通して自分自身を受け入れられたり、自分の好きなものを好きと胸を張って言えたり、そういう一歩を踏み出すきっかけになってくれたらうれしいですね」

PROFILE
いたがき・りひと/2002年1月28日生まれ。現在放送中のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」に出演中。そして、10月24日の(金)公開の映画『ミーツ・ザ・ワールド』で新宿・歌舞伎町のNo.1ホスト、アサヒを演じる。

INSTAGRAM
@itagakirihito_official

INFORMATION

◼️映画情報

映画『ミーツ・ザ・ワールド』10月24日(金)全国公開

擬人化焼肉漫画「ミート・イズ・マイン」に全力で愛を注ぎながらも、自分のことは好きになれない由嘉里。
27歳になって結婚・出産…と違う世界に次々と離脱する腐女子仲間をみて、
このまま仕事と趣味だけで生きていくことへの不安と焦りを感じ、婚活を始める。

しかし参加した合コンで惨敗。歌舞伎町で酔いつぶれていたところ、希死念慮を抱えるキャバ嬢・ライに助けられる。
ライになぜか惹かれた由嘉里は、そのままルームシェアを始めることに。

やがて、既婚のNo.1ホスト・アサヒ、人の死ばかりを題材にする毒舌作家・ユキ、
街に寄り添うBARのマスター・オシンと出会い、歌舞伎町での生活に安らぎを覚えていく。

そんな日々の中でもライのことが気がかりな由嘉里は、
かつての恋人との確執が解ければ死にたい感情は消えるかもしれないと考え、アサヒやユキ、オシンに相談する。
だが、価値観を押し付けるのはよくないと言われてしまう。

それでもライに生きてほしいと願う由嘉里は、元恋人との再会を試みるが―。

出演:杉咲 花、南 琴奈、板垣李光人、蒼井 優、渋川清彦、筒井真理子、くるま(令和ロマン)、加藤千尋、和田光沙、安藤裕子、中山祐一朗、佐藤寛太
監督:松居大悟
原作:金原ひとみ『ミーツ・ザ・ワールド』(集英社文庫 刊)
脚本:國吉咲貴、松居大悟
音楽:クリープハイプ
主題歌:クリープハイプ「だからなんだって話」(ユニバーサルシグマ)

◼️衣装はコチラ
ニット6万500円、パンツ5万3900円(ともにカラー)
・カラー TEL: 03-6427-6226

●文/橋本裕一 撮影/榎本洋輔 スタイリング/稲垣友斗(CEKAI) ヘア&メイク/KATO(TRON)

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