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LIFE STYLE- ライフスタイル -

2023.04.13

せんべろで聞かせて!〜高円寺野方屋編〜

僕らと同世代の働く女子が、今なにに悩んでなにを考えているかを、敏腕プレスがビールとホッピーを相棒にしつつせんべろにてヒアリング。毎月1回を目標にしつつも2回目にしてスケジュールが若干遅れ始めているなか、今回は都内のイベント会社に勤務する女子がお相手。さて、今月はどんな話が……

どうも寺井です。前回の「せんべろで聞かせて!」意外と(笑)各所で好評らしくうれしいです。もっと「パパ活」とか「セクハラ」とか誹謗中傷を覚悟していたので。前回出ていただいた園部さんの社内では、Slackで記事が拡散されたとか。なんていい会社なんだREISM……(笑)。そんな、日本最重量のPRがせんべろでホッピー片手に女子の悩みを聞く連載が今月もスタート。前回は渋谷だったけど今回は……。

集合は20時、中央線で高円寺。
最高だった最初のイメージ。

なぜ今回、高円寺が舞台なのかというと、相手の女のコの指定。彼女の飲み慣れた街が高円寺らしく「おすすめの店で飲みましょう!」とのお誘いでやってきた。高円寺といえば「安くてウマい居酒屋」の宝庫。僕が働くHanxPRのある原宿からは、新宿で乗り換えて20分くらいの距離だ。仕事で来ることもあるし、当然高円寺で飲んだこともある。だがこの街は彼女のホーム。こちらの気分はアウェイに乗り込む日本代表(仮)だ。一歩間違えたら店内中からのブーイングもあり得る。それぐらいの覚悟で普段より険しい顔(当社比)で舞台である「やきとん野方屋」の暖簾をくぐった。

今回の女性は厳密に言うと初対面ではない。過去にピザ屋さんで知人を介して知り合った、イベント会社でデザイナーとして勤務する紅葉ちゃん。彼女は店に入るなり満面の笑みで「お久しぶりです。お元気でした?」あかん。これはもう好きになる一歩手前。まずはビールで乾杯……しつつ写真も撮影。「可愛く撮ってくださいね!」「大丈夫。すでに可愛いよ!」……とは言えない。もうすこし僕にはお酒が必要だ。ここは心を無にして必死に撮影することにする。「撮られてばかりだから、私も寺井さん撮ろうかな」おいおい。ダメ押しか?なんなんだ? 今日は接待されているのか? ダメだ。気の利いたリアクションができていない37歳の春の夜。少なくとも、僕のビールはすでに空にだった。

出会いは清澄白河。繋げてくれた友達の輪。

メーター振り切れるくらいアガる心を落ち着けつつ、メニュー見つつ食事も注文。彼女のおすすめはモツ煮込み。イタリアンモツ煮込みや、アブノーマルモツ煮込みという辛いヤツなどの変わり種もある。とりあえず今回はイタリアンモツ煮込みと串焼きを複数本、マカロニサラダ、漬け物を頼むことにする。
 

 
彼女と前回会ったのは、知り合いのカメラマンが彼女の大学の先輩だったから。そのカメラマンは5MC1DJラップバンド”ザ・おめでたズ”のカメラマンをやっている。
「カメラマンさんも、ザ・おめでたズのメンバーもみんな大学の先輩なんですよ。軽音部で一緒だったんです。ずっと仲良くしてもらっていて、今も大学時代のようなノリのまま、細かい所を お手伝いさせてもらってます。基本ノーギャラなんで、副業じゃなくて完全に趣味です(笑)」
「高校まで福島県で過ごし、卒業後は富山の大学に進学しました」そうそう。ご存知かもしれませんが私、寺井は富山県出身。前回会ったときもそんな話をした気がする。いいよね。こういう親近感(下心成分多めで)。「なんで富山かというと進路を決めるときに、大学の4年間は好きなことを勉強したいなぁと思って。それで、私絵が好きじゃん! と思いついて、高校3年生から美術部に入ってデッサンの練習を始めました」「それで富山行くって珍しいよね?」「私立の美大って学費高いから、国立縛りで探した結果、富山大学の芸術文化学部に進学したんです」偉い。偉すぎる。好き! ……と、この辺で彼女のグラスも空に。次のお酒を進めると……「ビール続けるとお腹いっぱいになっちゃうかな? どうしよう…」と気にするから「大丈夫。残った食事は僕が全部食べるから。」「カッコいい〜!じゃ、もう一杯ビールで!」……本当にカッコいいのか? そしてコレで浮かれている僕は大丈夫か? 

夢を抱きいざ上京
彼女の恋は純情

「大学入ってからは真面目に勉強もしましたけど、軽音楽部に入って自分たちでイベント企画したり充実していましたね。ザ・おめでたズのメンバーは軽音楽部の先輩で、大学で出会ったんですよ」「なるほどね。もう10年くらいの付き合いってこと?」「そうなんです。今ではみんな本業もありつつ、ザ・おめでたズの活動で素敵なものを生み出し続けていて……ほんとうに尊敬しています」「大学卒業後、そのまま東京で就職したんだよね?」「そうです。上京して、西武柳沢って駅で暮らし始めました。」ん? どこだそこは? 20代で上京した女子が住む街じゃないぞ?(西武柳沢に住んでいる方が読んでいたらすみません!)「なんで西武柳沢?」「当時の彼氏が住んでいた駅です(笑)」来た……恐れていたワード”彼氏”……。僕くらいのレベルだと、なんとなく察していたがやはりそうか(落胆)。「高校の頃から付き合っていて、彼が先に上京していてたので。しかもこれが初恋だったんですよ。めっちゃ純愛じゃないですか? あはは」「あはは」合わせて笑っているが、正直これが正解かはわからない。だから笑う。ほらエヴァンゲリオンの名シーンであったじゃん『こういう時どんな顔すればいいのかわからないの(レイ)』『笑えばいいと思うよ(シンジ)』って。だから寺井仁宣(37歳)、笑わせていただきます。「別れて3年以上経つんで、もう消化できてますけど当時はヘコみました。初恋は上手くいかないってジンクスは本当だったんだ……的な」「ジャスミンハイ、頼む?」ダメだ。この切り返しはたぶん正解じゃない。

皆を巻き込んで邁進
ポジティブオーラ出てます全身

「就職したのが、ビッグサイトや幕張メッセのような大きい会場で展示会を主催・運営する会社で、デザイナーとして採用されました。今6年目です」「今の仕事は楽しい?」「すごく楽しくなってきました。もともとデザインに対してこだわりの強い会社ではなかったのですが、最近は『もっといいものを作ろう!』っていう感じに変化してきていて。いろんな提案を会社にしながら試行錯誤している感じです。」「社内に革命を起こそうとしている感じだ」「そんな大袈裟じゃないですよ。でもカルチャーを良いほうに変えていきたいと思っています。なかなか新しい試みへ挑戦するのってハードル高いんですけど、デザイン的な思考って今の時代ぜったいに大事。それをめちゃくちゃ会社でプレゼンしまくってます」「社歴の長い方でなかなか受け入れられない人ももちろんいるかもしれません。でも、そこを無視するんじゃなくて巻き込んで同じビジョンを見れるようにしたいです」「熱いしポジティブだね。それってすごく良いとおもうんだけど、大変じゃない?」「あはは(笑)。大変ですよ〜。忙しくて毎日フルパワーで働いてます。皆を納得させるためにいいモノを作らなきゃだし。デザインの力でみんなの頬っぺた引っ叩くつもりでやってます!」なんだろう。この目の前に座っているカッコよくてカワイくてオソロシイ生き物は……(笑)。

僕のホッピー(黒)はこの段階でナカのお代わり回数を失念するレベルだし、彼女のジャスミンハイが入ったジョッキもどんどん増加。それと比例するように彼女の仕事論(?)は熱を帯びていく。「今はやっと普通に展示会を開催できるようになりましたけど、コロナ下では世間からの風当たりが強いなと感じる瞬間もありました。 」「あー。そういう風潮あったね」「でもこれって自分たちのためだけじゃなくて、展示会で出展して、新規のお客さんを探さなきゃいけない会社も世の中にはたくさんあるんです。そういった人たちにとって、展示会の開催が無いのは死活問題。関わる企業が多いからこそ、その時期は簡単に延期や中止ができない、複雑な状況でした。」「この前やった展示会は、完全にコロナ前の風景が戻ってきた感じがして、うれしかったですね。人って元来集まりたい生き物なんだなと再確認しました。たぶん、人がガヤガヤしているいる場所が好きなんですよね。熱量のある場所が」うむ。熱く仕事に取り組み続ける可愛い子、素敵やん。「でもそれだけ仕事しているとプライベートの両立って結構大変だよね?」
「そうなんですよ〜。だから今は恋愛も必要ないかなって思っています(笑)」くそ。遠回しにフラれている気がするぞ。「あ、でもいい人がいれば、夢中になっちゃうと思う。恋ってすべてを犠牲にしてしまいません?」これは刺さる。おじさんにそんな一途なこと言ったら刺さっちゃうよ……(困惑)。「困惑しないでくださいよ(笑)。」

気づけば2時間以上経過。22時をまわっている。飯もうまいし、酒もうまい。高円寺、すばらしい。「今度また高円寺で飲みましょうね。次も高円寺の酒場をアテンドします! とりあえず、これからもう一軒どうですか?」キタ。俺の時代、キタ。「もちろん。いきましょう!!!」願ってもない展開に食い気味で答えつつお会計、浮き足立ちながら二軒目へ。もちろん、承諾さえあれば、3次会だろうが4次会だろうが、永遠にお供する覚悟はできている。
 

 

……それから2時間後、僕は中央線の終電に乗っていた(泣)。
そして、今日まで高円寺のアテンドの連絡は来ていない。

INFORMATION

今回のせんべろ『やきとん野方屋』

東京都杉並区高円寺南4-49-1
☎︎03-3310-5225

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