2024.11.29 PR
今年もやります!リアル目線のベスト時計BEST WATCH 2024 Supported by THE CLOCK HOUSE & TiCTAC
恒例のベストウオッチアワードを2024年も開催! 今年は〈ザ・クロックハウス〉だけでなく〈チックタック〉も加わって、ますますパワーアップ。日本全国のショップから得た調査結果をもとに、全11部門のベストウオッチをお披露目します!
【目次】
高見えコスパ ベストウオッチ
ビジネスマン格上げ ベストウオッチ
ON・OFF 着まわし ベストウオッチ
旬顔GMT ベストウオッチ
日本の伝統「侘び寂び」ベストウオッチ
本格的メカGMT ベストウオッチ
サステナブル ベストウオッチ
ミリタリーデザイン ベストウオッチ
復刻定番 ベストウオッチ
ビジュアル映え ベストウオッチ
ネクストG-SHOCK ベストウオッチ
“まだ明るさの残る夕暮れ前の雲上の情景”をデザインコンセプトに開発したクロノグラフソーラー。青藤色を文字盤に採用し、うっすらと色を失いつつある空を表現した。ケース径42.5㎜、10気圧防水、ソーラー、SSケース&ブレス[MBC1003-BL3A]1万9800円
時計に期待される要素はさまざまだが、とくに重要視したいもののひとつがステータス性だ。時刻を確認する道具としての存在のみならず、着用する人のスタイルやクラス感を表す象徴としてもみなされるだけに、どれだけのプレステージ感をもたらすか? という視点は欠かせない。それも予算に限りがあるという現実を踏まえれば、費用対効果の観点も重なってくる。そうした“高見えコスパ”なモデルとして圧倒的な支持を得たのが、2024年に発売された〈ザ・クロックハウス ソーラーシリーズ〉MBC1003-BL3Aだった。美しい空の情景を表現する“マジックアワーシリーズ”として、洗練された気品を感じさせる青藤色文字盤を採用。ベースとなった“MBC1003”は質感と機能のよさから絶大な支持を集めていたモデルだったこともあり、同部門の圧倒的ナンバーワンに輝いた。
アストロン史上最高性能のGPSソーラー新キャリバー5X83搭載。2つの異なる時間帯の時刻を同時に示すデュアルタイム表示や1/20秒のストップウオッチ機能を採用。ケース径43.3㎜、10気圧防水、GPSソーラー、チタンケース&ブレス[SBXC151]30万8000円
ビジネスマンには、時代の先を見据えるマインドと実行力が求められている。AIやITなど猛烈な勢いで変化していく今、時流に乗り遅れることなく、むしろ開拓していく姿勢が必要だ。デキる男の風格というものも、そうしたところから生まれ出るものだろう。〈セイコー アストロン〉ネクスター デュアルタイム・クロノグラフがビジネスを格上げしてくれる時計として選出されたのは、“常に時代の一歩先を行く”という創業者の信条を先進の技術で体現したからに他ならない。世界中どこにいても常に正しい時刻を指し示すGPSソーラー、さらに新キャリバーの5X83は、2つの異なるタイムゾーンの時刻を同時に表示する“デュアルタイム表示機能”に加えて、新たに1/20秒のストップウオッチ機能を装備。ビジネスでの最高のパートナーになってくれるはず。
セイコーブランド100周年記念スペシャルエディション。ダイバーズ時計として初のキャリバー6R55を採用し、約72時間のパワーリザーブを搭載。ケース径40㎜、300m空気潜水用防水、自動巻(手巻つき)、SSケース&ブレス[SBDC199]20万3500円
職場によっては、普段と変わらない服装で勤務できるようになったという社会の変化。また、可処分所得には限りがあるため、できるだけコストを抑えたいという経済性。さらには、なるべくモノは持ちたくない現代の生活様式。それらが導くのは“オンもオフも着まわせる時計”であり、〈セイコー プロスペックス〉のこのダイバーズほど理想的なモデルはない。視認性や堅牢性を追求し、過度な装飾を排したダイバーズは、ビジネスでも使える時計として有名だ。その上でセイコーブランド誕生100周年を記念する今作では、特別仕様としてチャコールグレーにゴールドが映えるカラーリングを採用。それによってドレス感も醸し出され、格式が求められる場にも問題なくつけていくことができる。さらには替えストラップまで付属しており、1年365日いつでも着用できそうだ。
GMT機能の他、3日間(約72時間)のロングパワーリザーブを備えたキャリバー6R54を搭載。ベゼルは耐傷性に優れた艶やかなセラミックスを採用。ケース径42㎜、200m空気潜水用防水、自動巻(手巻つき)、SSケース&ブレス[SBEJ009]21万8900円
行動が制限されていたことへの反動か、新型コロナウイルス感染症の騒動が明けたころから時計業界のトレンドとなったのがGMTだ。ここではない別の場所の現在時刻を瞬時に把握できるGMTは、専用モデルが登場するのみならず、既存の人気モデルにGMT機能を追加する形でも広がりを見せている。1968年発売のヒストリカルモデルをベースにメカニカルGMTムーブメントを搭載した〈セイコー プロスペックス〉の今作も、そのひとつだ。200m空気潜水用防水という本気の性能やドットインデックスのおなじみのデザインに加え、今の時代感を如実に反映したグリーンダイヤル&ベゼルを採用。深みのあるグリーンの南洋の海を彷彿とさせるカラーはモダンな雰囲気にあふれており、旬顔GMTというジャンルのベストを飾るにふさわしい存在感を放っている。
日本庭園に着想を得た美しいダイヤルが魅力のデザインシリーズ。オープンハートを通して、機械式時計ならではの時の流れを目と耳で楽しめる。ケース径41.8㎜、日常生活用防水、自動巻(手巻つき)、SSケース&ブレス[SARY093]7万5900円
インバウンドが過去最高を超えるペースで増えている2024年。異国の文化や伝統について知見を得る機会も増えてきているが、そうすることでよりいっそう意識されるのが母国、日本のアイデンティティだ。外国人も愛する日本伝統の「侘び寂び」文化について今一度再認識するとともに、そうした魅力は時計の世界でも広まっていることを理解する必要がある。もっとも注目したいのは、“腕時計づくりの伝統を継承し、世界に向けて日本の美意識を発信するウオッチブランド”であることを公言している〈セイコー プレザージュ〉のSARY093だ。日本庭園からインスピレーションを得たという立体模様のダイヤルや、日本建築に見られる丸窓を表現したオープンハート、あえて小さめのインデックスにして生み出した“余白の美”……。どれも日本の美意識を湛えている。
アウトドアから日常使いまで幅広いシーンで活躍するフィールドシリーズのGMTモデル。視認性を考慮したGMT針やベゼルの24時表示を採用した。ケース径39.4㎜、10気圧防水、自動巻(手巻つき)、SSケース&ブレス[SBSC011]6万1600円
いつでも時刻を確認する術がある現在、時計をつけるのはなぜか? さまざまな理由が考えられるが、ひとつ挙げられるのが時計という製品そのものの魅力だ。40㎜前後のケース内に小さくて複雑なパーツが何十と組み合わされ、ほとんど狂いなく正確な時刻を示し続ける。とくに電力を用いない機械式ムーブメントは人類の叡智と呼びたくなるような技術の結晶だし、より複雑なGMT機能を搭載していればその魅力も倍増だ。〈セイコー 5スポーツ〉のフィールドシリーズ GMTモデルは、本格的メカGMTとして類まれな輝きを放つ傑作だ。同シリーズで使われていたダイヤルデザインを踏襲しつつ、分針のデザインと調和させながらも見分けやすい五角形のアイコンでGMT針をデザイン。赤色で際立つコントラストも印象的で、時計としての本来の姿をより感じさせる。
リサイクルした海洋プラスチック廃棄物やバイオ樹脂など、環境に配慮した素材を採用した3針モデル。シンプルなデザインでシーンを問わない。ケース径39㎜、5気圧防水、ソーラー、海洋プラスチックケース、バイオレジンベルト[AOST22043]1万3750円
もはや誰しもが心に留めておくべきものとなったサステナブルという考え。ここ数年の異常気象で多くの人が痛感したように、環境へあたえる悪影響は我が身に返ってくるもので、持続可能な社会への転換は急務だ。そうした考えは時計業界にも浸透しつつあり、ここ数年は素材に配慮したモデルが登場しはじめている。このサステナブル分野において、2連覇を達成したのが〈アディダス オリジナルス〉のプロジェクトワンだ。リサイクルした海洋プラスチック廃棄物を原料にしたケースと、バイオ樹脂から作られたストラップを採用。駆動方式はソーラーで、電池を定期的に使い捨てるという行為をせずに済む。さらにはオーセンティックなデザインで、トレンドに左右されず長く使えるという点でも環境に配慮されている。地球にも優しい姿勢は、身につけているだけでポジティブになれる面でも見逃せない。
軍用時計をもとに1980年代に市販化されたモデルを忠実に復刻。もともとは使い捨ての手巻き式ムーブメントだったが、今作ではクォーツを使い、精度も高めた。ケース径36㎜、3気圧防水、クォーツ、レジンケース、ナイロンベルト[TW2P88400]1万890円
時計にはさまざまなスタイルがあるが、その中でも欠かせないのがミリタリーだ。19世紀末、兵士が懐中時計を腕に巻き付けたことが腕時計が一般に流通し始めたきっかけだと言われているし、軍事作戦という特別な状況下における実用性を追求した時計には、特有の魅力が秘められているからだ。ベトナム戦争時に開発された時計をルーツとする〈タイメックス〉のオリジナルキャンパーは、まさにこの分野のベストウオッチとしてふさわしい1本だといえよう。ドーム型のプラスチック風防や視認性を第一にした文字盤など、当時を彷彿とさせるデザイン。戦地での使用に耐えうる耐久性を備えた設計は、アウトドアシーンなど現代でも通用する。36㎜という当時としては一般的なケースサイズをそのままに表現したのも、レトロミリタリーなスタイルを感じさせるポイントになっている。
1986年誕生の名作デジタルウオッチの復刻をメタル仕様として開発された日本限定モデル。押しやすい2つのフロントボタンを備え、ストップウオッチ機能などを操作できる。ケース径39㎜、100m防水、クォーツ、SSケース、ラバーベルト[TW5M66600]5万2800円
長い歴史そのものも、時計の楽しみを広げる要素だ。技術やデザインなど、昔のエッセンスを現代によみがえらせた復刻品もたびたび登場。往年の時計コレクターのみならず、逆に新鮮に思えるデザインは新たなファンを獲得するきっかけにもなっている。そんな復刻時計において、定番的な人気を博する筆頭として挙げたいのが〈タイメックス〉のアイアンマン 8ラップ メタル 日本限定モデルだ。直近の発売にもかかわらず、話題性の高さから2024年のベストウオッチに選定された注目作。今作では、名作のデザインや操作性を維持しながらケースやトップリング、プッシャー類をすべてステンレススチール製にアップグレード。さらには、イエローゴールドでもピンクゴールドでもない絶妙な落ち着きのあるゴールドのカラーを採用し、味わい深いテイストに仕上がっている。
クロノグラフ60分計、1/5秒計、24時間表示を搭載し、インナーベゼルに回転計算尺をレイアウト。航空計器の緻密さを堪能できるのも魅力だ。ケース径44㎜、日常生活防水、ソーラー、SSケース、レザー×シリコンベルト[NTS44PBK-BK]3万5200円
男性にとって、時計は身につけられる数少ない装飾品だ。それもアクセサリーと違って“時刻を知る道具”という前提から幅広いシチュエーションで装着しやすく、ファッションアクセサリーとして生かすならビジュアル映えするかどうかも選ぶ際の重要なカギになる。この分野のベストウオッチとして選出されたのが、〈エンジェルクローバー〉のタイム クラフト ソーラーだ。極限まで広げたワイド文字盤の上にはパイロットウオッチ特有のインジケーターが全面に描かれ、一見しただけでもツールウオッチとしての圧倒的な存在感が目に飛び込んでくる。さらに艶やかなピンクゴールドカラーのケースや型押しされたレザーベルトは上質感にあふれていて、持ち主のクラス感を底上げする効果を発揮。全体のバランス感もよく、トップクラスのビジュアル映え要素を備えている。
ファインレジン製の緩衝材を実装し、メタル外装による耐衝撃構造を実現。Bluetooth®通信により専用アプリと接続し、正確な時刻を取得できる。ケース径46.3㎜、20気圧防水、Bluetooth®搭載タフソーラー、SSケース&ブレス[GMC-B2100D-1AJF]10万4500円
最後にご紹介するのは、若者を中心に多くの熱狂的なファンを抱えている〈G-SHOCK〉。タフネスをキーワードに、高度な機能性だったりストリートカルチャーに根ざしたデザインだったりと多彩なモデルを展開してきたが、“ネクストG-SHOCK”と呼べる注目作として挙げられるのが、2100シリーズの新作フルメタル クロノグラフだ。八角形ベゼルと薄型ケースが特徴の2100はラグスポ感が好感を呼び、ブランドを代表するアナログモデルの一角として成長してきた。多くの派生モデルが登場してきたが、いよいよフルメタル&クロノグラフの新作が発売されることに。従来のデザインを踏襲しつつ、縦目のインダイヤルをレイアウトし、これまで以上のスポーティさと高級感を醸成。ブランドを象徴するモデルとして、今後ますます注目を集めていきそうだ。
●ザ・クロックハウスお客様相談室
TEL:0120-060-969
URL:https://www.theclockhouse.jp
●TiCTAC池袋パルコ店
TEL:03-5391-8376
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TEL:048-988-8639
URL:https://www.tictac-web.com
雑誌『FINEBOYS+plus 時計』Vol.26 P70-81掲載
※記事内で紹介している商品はすべて税込みの価格です。
文/横山博之 撮影/村本祥一(BYTHEWAY)