2018.04.06
楓先生と考える、お金との付き合い方 vol.1 前編ハタチの経済学
お金のことって難しいし、知りたいと思っても周りの人に聞きづらい……。それなら専門家に聞くのが一番! 身近なお金の仕組みや疑問について、ファイナンシャルプランナー・楓先生に1から教えてもらいましょう。ハタチの経済学講座、ここに開講!
【月末残高0円生活を抜け出すには?】前編
はじめまして! ファイナンシャルプランナーの横川 楓です。ファイナンシャルプランナーって何? と思う人も多いと思いますが、簡単に言うと身近なお金の専門家です。
若いうちからお金のことをきちんと知っておくことで、効率よく貯金をしてたくさん旅行に行けたり、好きな服を変えたり、知識をつけて就活に役立てたり、自分のためにいろいろな選択肢を増やす手助けになります。お金に堅実でスマートな男性は、そうじゃない人より断然モテますしね(笑)!
さてさて、Vol.1のテーマは1ヵ月の収入と支出についてです。バイトもしてるし、仕送りももらってるのに、気が付いたら残高が全然ない……という人、じつは多いんじゃないかな? 彼女や気になるコとのデートやプレゼントのため、もしくはこれから現れるかもしれない憧れのあのコのためにも、自由に使えるお金を増やしておいて損はありません。カツカツの生活から卒業するにはどうしたらいいのか!? 一緒に考えてみましょう!
目標を明確にして、
残すお金は隔離!
みなさんは、中学、高校、大学……と目標の学校を決めて、頑張ってきましたよね。お金も一緒で、漠然とお金ないな~貯めたいな~と思っているだけでは何も始まりません。まずは目標を立てること。
クリスマスのようにイベントまでの期間を目標にしてもいいですし、特別なことがなくても、5カ月後に10万円をためたいから、毎月2万円は使わずにとっておかなきゃ! と具体的な数字を考えることで、まずはぐっとやる気が出るものです。金額が決まれば、あとは自分の生活に合った無理のない期間で割って、毎月残しておくべき金額を決めましょう!
私が一番オススメしている方法は、仕送りやバイト代などの収入があった時点で、ひと月に貯めたいお金を封筒や貯金箱などに入れて、家の中で封印してしまうことです。みなさんくらいの年代だと、学校やバイト、飲み会で家にいる時間って少ないはず。銀行に入れておいてもコンビニなどですぐにお金をおろせてしまう今の時代では、家で封印しておくほうが残したいお金と接点を持たずに済むんですよ。
とはいえ、今の生活費の中からお金を残すなんて無理だ~って人や、バイトを増やすのも体力的に厳しい……って人もいますよね。そんなときはクラウドソーシングなどで収入を増やすのも手。これはまた別の回で、詳しくご紹介しちゃいます。
<後編>に続く
プロフィール/よこかわ・かえで。ファイナンシャルプランナー。明治大学法学部、同大学院出身。24歳で経営学修士(MBA)と取得。「お金のことを誰よりも等身大でわかりやすく」をモットーに、平成生まれの経済評論家として活動中。地下アイドル経験があり、アイドルが大好き。
Twitter/@yokokawakaede
撮影/榎本洋輔