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SHOES- シューズ -

2019.03.18

ナイキとアトモスの共同開発のシューズがいよいよ発売! あのKoji氏に制作秘話を直撃

"シューズとその履きこなし"をテーマに毎号好評のFINEBOYS靴。その最新号vol.12が3/18(月)に発売。そこで表紙を飾ったナイキ スポーツウェアとアトモスのド派手な注目コラボシューズについて、デザインを手がけたアトモスのクリエイティブディレクターKoji氏に緊急特別取材! ほかでは見られないトークは必見だ。

最注目コラボ、"ナイキ エア マックス2 ライト アトモス"が待望の発売!



デザインを手がけたKoji氏へスペシャルインタビュー!
 



――ベースとなった"ナイキ エア マックス2 ライト"について、まず教えてください!
「これはですね、隠れたマスターピースなんですよ。オリジナルは1994年にリリースされました。今年で生誕25周年の節目を迎えるモデルなんですが、じつはこのシューズ、'90年代のスニーカーブームの礎を築いた陰の立役者なんです」

――それは意外でした。その所以は?
「当時における最新テクノロジーであったマルチチャンバーエア。その気圧が異なる2つのエアユニットを設けた機能を初搭載したのがこのスニーカーなんです。翌年に同機能を受け継いで誕生したのが、みなさんご存知のエア マックス 95というわけです。そして、そのエア マックス 95を契機にマックス狩りといった社会現象にまで、ブームが繋がっていくわけです」

――なるほど。ところで、そのベースモデルを"ナイキ エアマックススクエア ライト"と呼ばれてましたが?
「こうゆうことを語り始めると、若い方々に煙たがられるかもしれませんが、僕ら当時を知るスニーカー好きにとって、この靴はナイキ エアマックススクエア ライトと呼ぶの方がポピュラーなんです。というのは、分かりやすく言うと、エアユニットが中で4つに分断されています。で、その構造が正方形に見えることからエア マックス2でありますが、”スクエア”と呼んでいるわけです。だから、この別注もナイキ エアマックススクエア ライト アトモスと呼んだりもしています」

――エポックメイキングな存在だったんですね
「そうですね。だけど1994年当時、このエア スクエア ライトは海外のみのリリースで、とてもマニアックなモデルでした。まあそもそも、世間的にはエア マックス 95から、スニーカーがストリートシーンでの地位を高めていくわけですからね」

――まさに隠れたマスターピース!
「エア マックス 95にバトンを渡したスニーカーであり、発売から25年間、一度も復刻されることがなかったですからね。往年のファンからしたら待望の復刻ですよ。一方で、若い世代の方々にはエア マックス 90やエア マックス 95とは違って、新鮮なイメージを与える新しいスニーカーだと思います」

 

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斬新なデザインは、裏原に通い詰めた青春時代を投影

 
 

 
――今作の別注コンセプトは?
「僕自身が原体験した'90年代をコンセプトにしています」

――とてもカラフルなデザインでこれまでとは違った印象を受けますね
「そうですね。ナイキとアトモスの別注では、今までエレファントやアニマルといった柄物を用いてきました。そこで、今回はいい意味で裏切っていきたいと思って。初の復刻ですし、ストリートに新たな提案をしたかったわけです」

――パッチワークが目を引きます!
「はい。ただこのアッパーは、パッチワークというよりスクラップというイメージから入りました。当時、唯一の情報源であったストリート雑誌はとっておくとかさばるんですよ。今みたく携帯に保存とかできないですからね。だから気に入った誌面は切り抜いてスクラップブックにして集めていたんです。そんなマイブックの1ページから着想を得ました。ちなみに、僕らの世代だと、ファッション誌をスクラップしていた人とか、けっこういるんじゃないでしょうか。そしてその着想を得たマイブックのページには、当時流行っていた原色使いのウェアなどがあって、そこでリンクした感じです」

――パーツごとに異なったナイキのロゴも新鮮です
「いいところを突いてきますね。'90年代のナイキロゴって今みたいに特定されていなかったんですよね。スウッシュのロゴだけとか"AIR"の文字だけとか、さまざまなロゴが展開されていたんです。その雰囲気を伝えたくてデザインに採用しました。ちなみに、スニーカーと一緒にトートバッグが同梱されています。同様の素材やロゴを使っていて。これは、ナイキの本国チームと企画を進めている折に、今回のコンセプトやデザインを凄く気に入ってくれ、同素材のトートバッグがあったらおもしろいじゃないかっていうことで実現したものです。ノベルティのバッグっていうより、しっかりした生地でこちらも完成度は高いです」
 
 

――インソールのこのロゴは何ですか?
「これは’90年代に、限定発売のスニーカーのみに使われていたリミテッドエディションのロゴです。その頭文字をとった”Le”と読めますよね。今回、こんなところも特別に再現しています」


――凄い! 余すことなく'90年代を意識していますね
「確かにデザインの入り口は'90年代をベースとしていますが、単なる懐古主義として終わっては意味がありません。1994年に発売されたナイキ エアマックススクエア ライトを現代版としてアレンジすることも、そこはもちろん意識しています。たとえば、カラフルなパントーンはナイキの今季らしいシーズンカラーでもあるし、両サイドのクリアパーツなんかはトレンドの先を見たデザインです。さらに、インラインにはない派手なインパクトを持たせることで、印象として焼き付くと思いますし。アトモスの使命として、新たなナイキ エアマックススクエア ライトを生み出したいですからね。ちなみに、スニーカーは後ろ姿が美しいことも重要です。だから、ヒールのエア部分にはスウッシュをこっそり入れてます」

 

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マーケットをリードするアトモスの挑戦

 
――ありがとうございます、今後の展開は?
「来年は東京オリンピックの開催やエア マックスは生誕30周年を迎えたりと、ビッグイベントが目白押しです。そんな中で、僕が考えていることは、未来のエア マックスです。見た目のかっこよさを追求することも大事だけど、今後、デジタルな機能性をスニーカーに組み込んでいきたいと思っていて。たとえば、スマートフォンとスニーカーの連動とかですね。もちろん、技術的にできるのかっていう課題はありますけど、どうぞご期待ください! 」


INFORMATION

ナイキ スポーツウェア×アトモスのシューズ[ナイキ エア マックス2 ライト アトモス]2万円(アトモス明治通り店)


●アトモス明治通り店
TEL:03-6427-6366
https://www.atmos-tokyo.com


【Koji氏 プロフィール】
マニアからライトユーザーまで、シューズのトレンドを牽引するアトモス。今や世界が注目するスニーカーショップにて、クリエイティブディレクターとして手腕を発揮。過去にはナイキ エア マックス1 エレファントなど、数々の名作コラボを世に打ち出す。インスタグラムの個人アカウントのフォロワーは3万人以上。ショップだけでなく、Koji氏自身の注目も今高まっている。

文/阿部省吾 撮影/道中貴弘

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