2019.12.31
スーツのベストな着丈・袖丈・裾丈を徹底レクチャー
これから就職活動を始める大学生、春から新社会人となるフレッシャーズともに知っておきたいのがスーツの着こなし方について。とくに"丈"は着こなしの完成度を左右するだけにここでミスはしたくない。正しいサイズ着こなしてパリっと就職活動、新社会人生活をスタートしよう。
CONTENTS
1.スーツの丈問題について
2.スーツ・ジャケット(上着)の袖丈の正解
3.スーツ・ジャケット(上着)の裾丈の正解
4.スーツ・スラックス(シングル)の裾丈の正解
5.スーツ・スラックス(ダブル)の裾幅の正解
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1.スーツの丈問題について
スーツを着るときに気にするべきポイントとして挙げられるのが丈。意外と気にしてなかったって人多いのではないだろうか。ジャケットなら裾、袖、スラックスなら裾。ここのバランスが崩れていると“うまく着こなせている”とは言い難い。就職活動、ビジネスシーン共通で、正しいサイズ感で着ることでよりスーツスタイルの完成度も上がるし、就職活動をしている人なら人事、フレッシャーズや社会人の人なら相手先からも好感が得られるはずだ。サイズの合っていない"だらしのない着こなし”をしていないか、今一度、自分のスーツスタイルを確認してみて!
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2.スーツ・ジャケット(上着)の袖丈の正解
スーツのジャケットの裾の正解とは、ジャケットの袖からから1〜1.5cmほどシャツの袖がチラっと見える長さがベスト。手のひらにかかるぐらいもしくはシャツの袖見えないくらい袖が長かったり、逆にシャツの袖が見えすぎたりするのもNG。長すぎても短すぎてもダメという“絶妙”なバランスに採寸してもらおう。
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3.スーツ・ジャケット(上着)の裾丈
いわゆるファッション界ではダボっとしたサイズ感で着こなすことが“アリ”とされているが、ビジネススーツの世界だとご法度。ジャケットの裾の長さはお尻がしっかりと隠れるあたりがちょうどいいとされる。太ももあたりまでがっつりと裾がかかたったり、お尻がしっかりと見えるほど短いのは基本的にはナシ。スーツの着こなしに対して応用があまり好まれない就活生やフレッシャーズはとくに“お尻を隠す”のを目安にしてほしい。
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4.スーツ・スラックス(シングル)の裾丈の正解
ジャケットのサイズ感を理解したところで、もう一つ大切なのがスラックスの丈。その適正な丈のバランスとはシューズを履いたときに裾がワンクッションせず、ソックスも見えないギリギリのところ。このバランスならスラックスのシルエットが崩れず、スーツの着こなし全体がキレイに見えるとされる。裾を引きずったり、ソックスががっつり見えるようなアンクル丈はご法度なので注意を! 6/6PAGE
5.スーツ・スラックス(ダブル)の裾幅の正解例
スラックスの裾の仕上げにはシングルとダブルという大きく2つの種類がある。フォーマルやビジネスシーンにおいてはシングルが無難とされるが、カジュアルなダブルの場合の裾についてもここで触れておこう。裾の丈感はシングルと大きく変わることはないが、目に見える折り返し部分は現在の主流では4〜4.5cmがベストとされている。ただし、日本ではダブル仕上げ=カジュアルというイメージが根強いので、就職活動中の大学生やフレッシャーズ(新卒)はダブル仕上げはまだ早い。裾の仕上げは迷わずシングルにしておこう。
以上をしっかりと踏まえてスーツは着こなすことが大切。正しい“丈”のバランスできちんとしたスーツの着こなしをしよう。
撮影/榎本洋輔 スタイリング・監修/与那嶺龍士 ヘア&メイク/牧野裕大(vierge) モデル/松井健太[本誌専属]