2025.01.31
2025冬 トレンドコーデ9選
君はファッション用語をどれくらい知ってるかい? やべっ、あんま知らねぇわ...ってそんな君に! 今押さえておくべき9つのファッション用語を、新FINEBOYSモデルとなった川口凉旺くんが着こなすコーディネートとともに紹介していくよ!
当たり前だけど、知識ってすごく大事。ファッション用語とその意味を理解していれば、街を歩いていても「あの人の着こなしって新しいな」とか、「あの人は服の背景を理解してるっぽい」ってわかるしね。用語を知るってことは、それだけ想像も膨らむってことだから、ファッションが何倍にも楽しくなる!
【アメカジ】
アメリカンカジュアル、略してアメカジ。アメリカで生まれたファッションスタイルをもとに、ジーンズやネルシャツ、スウェットをメインにしたカジュアルなコーディネート全般のこと。'80〜'90年代に渋谷で流行したこともあり、1周して現代のトレンドにもしっかりフィットしている定番スタイル。男らしさとラフさが魅力で、最近は古着ブームの影響もあって、人気が再燃。特に色褪せたデニムやレザージャケットは、街でもよく見かける必須アイテム。ファッションビギナーでもはじめやすい。
トップスはモノトーンで抑えたことで、ワッペンやスウェットのロゴがよく映えるね。定番のネルシャツは腰巻きすると、コーデ全体を引き締めるアクセントになるよ。MA-1とボウズはカッコいい。ブルゾン2万9700円(アルファ インダストリーズ)、チャンピオンのパーカ1万5180円(ヘインズブランズ ジャパン カスタマーセンター)、ピービーリムのパンツ1万1000円(アダストリア)、ヨークのシューズ4万5100円(ヘムトPR)、腰に巻いたノーティカのシャツ1万4080円(フリークス ストア渋谷)
【大谷翔平】
言わずと知れた野球界のスーパースター、大谷翔平。二刀流という新しいスタイルで球界に革命を起こし、次世代のロールモデルとしても注目される彼の影響は、スポーツ界にとどまらない。BOSSのファッションビジュアルが話題を呼び、ニューバランスのシグネチャーシューズや、ドジャースカラーのウエアは、ユースの間でも盛り上がりを見せている。自然体でありながら洗練されたそのスタイルは、今の時代の「本物らしさ」や「素直な自己表現」を体現している存在だ。
全身LAロゴという、ミーハー全開で大谷翔平リスペクトを表現するのが、俺のスタイル。赤と青でドジャースカラーを踏襲しつつ、足元はやっぱりニューバランス。ストライプシャツのチラ見せもこなれ感が出ていいね。スウェット6490円、パンツ6589円(ともにモノマート)、J.プレス ボーイズコレクションのシャツ1万6500円(J.プレス&サンズ青山)、ニューバランスのシューズ1万3200円(ニューバランスジャパンお客様相談室)、キャップ4400円(ニューエラ)
【グランパコア】
「グランパ」(おじいちゃん)と「ノームコア」を掛け合わせた、ゆるさと気取らなさが特徴のフアッションスタイル。2024年冬、ビンテージ風のカーディガンやコート、チャンキーなニットベストなどが注目アイテムに。ロエベ2024-25秋冬メンズコレクションでは「グランパコア」と「スケートカルチャー」にフォーカスするなど、ノームコアに続く世界的なトレンドに。
コーデュロイやニットの冬らしい素材をコーデにギュッと凝縮。おじいちゃんが昔かけてたシルバーフレームのメガネとハンチングをかぶって街に出れば、一気に洗練された雰囲気に。友達にも「いいね!」って言われそう。コート1万2100円(エマ クローズ)、コスのニット4万2000円(コス青山店)、カットソー1290円(GU)、パンツ2万8600円(エイチ. ユニット)、ビルケンシュトックのサンダル2万8600円(ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービス)、ブリクストンのハンチング1万3860円(ブリクストン トウキョウ)、オリバーピープルズのメガネ4万8620円(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス)、グローブ5490円(ギャップ)、J.プレスボーイズコレクションのバッグ9900円(J.プレス&サンズ青山)
【グランジ】
'90年代のシアトルの音楽シーンから生まれたグランジスタイルは、無造作さと反骨精神が詰まったファッション。アーティストのケイト・モスが着用していたような、オーバーサイズのフランネルシャツやダメージデニムが現代にカムバック。最近では新品の服にあえてダメージ加工を施すデザインも多い。
ダメージ感のあるアイテムが気分な今、グランジ系のニットやデニムを着ることは、当然選択肢に入ってくる。シャツとのレイヤードを楽しみつつ、全体をモノトーンで抑えて、やりすぎない現代版ケイト・モスの完成。ニューコンのニット1万2100円(ルイスイーエックスストア トーキョー)、カネマサ×J.プレスオリジナルスのシャツ2万9700円(J.プレス&サンズ青山)、パンツ8799円(フィグメンツ)、コンバースのシューズ6380円(コンバースインフォメーションセンター)、手に持ったブルゾン2万4900円(ギャップ)
【ジェントルモンスター】
韓国発のアイウエアブランドは、独創的なデザインで世界中のファッションピープルを虜に。サングラスだけでなく、ブルーライトカットメガネなど機能的アイテムのラインアップも見逃せない。丸みのあるシェイプや大胆なフレームデザインは、どんなスタイルにもY2Kなアクセントをプラス。TikTokやインスタのストリートスナップを見ると、みんな着用していて、これを掛ければ速攻〝旬”の顔に。ファッションとテクノロジーの融合を象徴するジェントルモンスターで、トレンドを手にしよう。
顔まわりのアクセとして鉄板な、ジェントルモンスター、ヘッドホン、ニット帽を完全装着。スミクロのジップアップフーディをはおれば、トレンド真っ只中のY2Kスタイルが完成。韓国アイドルに間違えられちゃうかもしれないよ。パーカ6599円、ニットキャップ1649円(ともにウィゴー)、アイバーのカットソー7920円(シアン PR)、サイラスのカットソー7700円(カリフ渋谷)、ジェントルモンスターのサングラス4万3800円(エム)
【デニムオンデニム】
上下デニムでそろえたスタイルは、かなり上級者向けの印象がある人も多いはず。だけど、小物やインナーが簡単に映えるコーデだ。古着の薄いブルーだと少し難易度高めなので、初挑戦の人は濃紺のデニムでパキッと仕上げたい。
デニムジャケットは短丈が基本なので、インナーをタックインするとキレイなシルエットに。ベルトを少し垂らしたり、スカーフを腰に巻いたりして、デニムオンデニムだからこそ、細かいギミックを存分にアピールできる。エドウインのジャケット2万4200円、パンツ1万5400円、ラングラーのTシャツ7480円、ベルト7150円(すべてエドウイン・カスタマーサービス)、ダイヤモンドストリートのシューズ1万8480円(アースマーケティング)、その他スタイリスト私物
【平成ビンテージ】
平成のトレンドを今っぽく再解釈し、衣装や私服でも体現している韓国アイドルが人気。ハイライズのデニム、ナイロン素材のアウターなどのアイテムから、スマホのデコ電職人なんかもインスタを中心に急増。古着店やオンラインマーケットで掘り出し物を見つける楽しさも魅力のひとつ。平成のエッセンスで、イマドキなムードを纏いたい。
豹柄には色合わせしたレザージャケットを、スクールバッグ風のカバンには「ふぁぼ」のアクセを、真っ赤なスピードキャットには色合わせしたソックスを合わせよう。平成ビンテージとトレンドの組み合わせがおもしろいね。アーミーツイル×ジーンズ ファクトリーのジャケット2万9700円、ザフォックス×ジーンズ ファクトリーのニット1万1000円(ともにジーンズ ファクトリー卸団地本店)、パンツ1万1000円(ティーケータケオキクチ)、プーマのシューズ1万4300円(プーマ お客様サービス)、クルニのバッグ9万9000円(クルニ フラッグシップ ストア)、ベルト1760円(スピンズ)、ソックス2090円(ホイサム)、その他スタイリスト私物
【ミリタリー】
いつの時代もミリタリースタイルは色褪せない。MA-1やM-65ジャケット、カーゴパンツなどが代表的なアイテムだろう。また、武骨さにフェミニンなアイテムをミックスするのも今年の気分。たとえば、フローラル柄のスカーフやヒールブーツと合わせるスタイリングも新鮮かも。ミリタリーアイテムを、どこまで自分色に染められるかが、令和のミリタリースタイルだ。
ミリタリーアイテムを武骨になりすぎないように着たい。イエローのニットやグレーホワイトのパンツと合わせれば、全体的に柔らかい印象になるよね。デジカモをバッグで纏えるのもなんだか新鮮。朝晩も寒いけど、これなら防寒対策もバッチリ。ニルウェイのコート8800円(ジップファイブ)、ザラのニット2万2990円(ザラ ジャパン)、レイジブルーのパンツ5500円(アダストリア)、アンビシャスのシューズ2万9700円(タキヒヨー)、オーバーライドのキャップ9900円(オーバーライド神宮前店)、バッグ4399円(ウィゴー)、その他スタイリスト私物
【ワーク】
実用的で武骨な雰囲気が特徴のワークスタイルが、2025年冬もトレンドの中心になっている。ダック生地のジャケットやヘビーオンスのデニムなど、ダメージ感のあるものを街でよく見かける。色みはベージュやブラウン、カーキといったアースカラーが主流。ディテールにおいて、大きめのポケットやステッチがアクセントになっている。さらに、スウェットやフリースといったリラックスアイテムを加えて、今っぽいアレンジも可能だ。
アメリカの牧場や農耕地で働いていそうな少年風。全体的にアースカラーでまとめて、オーバーサイズとレイヤードを意識すれば、こなれ感抜群。ジップアップパーカとデニムは、今っぽく加工感のあるものを選ぼう。ジャケット1万8700円(ディッキーズ)、パーカ6600円(スワッグバイブ)、リーのオーバーオール2万2000円(エドウイン・カスタマーサービス)、エル・エル・ビーンのシューズ2万8600円(エル・エル・ビーンカスタマーサービスセンター)
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●文/RYOTA 撮影/榎本洋輔 スタイリング/片岡 翔(JOE TOKYO) ヘア&メイク/寺門侑香 モデル/川口凉旺