2025.08.12
【スイーツ系男子】メンズの甘めコーデ術
スイーツを見たときの“うまそ”って感覚、コーディネートに取り入れてみない? 甘くて、鮮やかで、どこかワクワクする配色。そんな“おいしさ”をまとった服を着てこの夏は、色もテンションも、とことん“おいしく”いこうぜ!
〜 赤・白・ベージュの配色 〜
▶︎ショートケーキ
イチゴのような赤をパッと効かせたら、やわらかな白とベージュでふんわり包む。甘い配色だけど、〝芯〞のある着こなしに仕上がるのがこのカラーのすごいところ。甘さと落ち着きのちょうど真ん中。この夏、主役になれること間違いなし。
赤を効かせたスタイルは白で全体の印象を整える
真っ赤なニット帽と赤Tで目線を上へ。透かし編みのシャツで軽さとほんのり甘みを出す。パンツが白なら、足元はベージュでトーンを落としてバランス調整。シャツ6990円、Tシャツ2990円(ともにギャップ)、パンツ4399円(ウィゴー)、アグⓇのサンダル2万2000円(デッカーズジャパン)、オーバーライドの帽子4950円(オーバーライド神宮前店)、ネックレス880円(スピンズ)、その他スタイリスト私物
〜 緑・赤・アイボリーの配色 〜
▶︎メロンソーダ
落ち着いた緑にアイボリー。これだけで十分さわやかだけど、ほんの少し赤を添えるだけで、途端に目を引く。この着こなしの基本は、最後の〝さくらんぼ〞まで抜かりなく。夏こそ、シュワッと弾けるメロンソーダコーデに挑戦してみて!
原色カラー同士は抜けと配置を意識
深緑のポロシャツで〝メロン〞の割合が多めな着こなしに。ショーツとソックスは赤を選んで存在感をプラス。一見難しそうな配色でも、上下の面積と色のトーンで差をつければOK。アイボリーのインナーを仕込んで強めの色を中和させるのも◎。ポロシャツ6990円(ギャップ)、タンクトップ2199円(ウィゴー)、パンツ2万6400円(タンジェント)、シューズ1万9800円(スペリー トップサイダー)、ソックス2640円(ホイサム)、コスのネックレス9500円(コス青山店)
〜 白・青緑・赤・オレンジの配色 〜
▶︎フルーツサンド
主役のフレッシュな色を引き立てるのは白。赤も青緑もオレンジも、ちゃんと〝おいしそう〞に見えるのは、白がしっかり土台にあるから。甘くて、さわやかで、ちゃんと計算されたこの配色。シンプルになりやすい夏に、ちょうどいい華やかさだ。
柄の存在感は制御せず色を仕込んでコントロール
レオパード柄をアクセントに、白T の中にオレンジTを仕込んで、オレンジキャップと色みをリンクさせよう。マーモット キャピタルのTシャツ9900円(エンケル)、中に着たTシャツ2650円(エジュクロ)、ユニバーサル オーバーオール×ジーンズ ファクトリーのパンツ1万1000円(ジーンズ ファクトリー卸団地本店)、パラディウムのブーツ1万4300円(エスエスケイお客様相談室)、カンゴールの帽子9900円(カンゴール ヘッドウエア)
〜 ベージュ・茶色・グレーの配色 〜
▶︎わらび餅
落ち着いて見えるのに、ちゃんと夏らしい。そんな重くなりすぎず、ニュアンスのある着こなしを目指すなら〝わらび餅〞の配色。派手じゃないけど、ちゃんと考えられている。やわらかくて涼しげで、気取ってないのにカッコいい!
くすみ色は明暗差をつけて肌見せで夏らしく
わらび餅の配色は上下の明るさを反転させることでメリハリが生まれる。ショーツはあえて膝上丈を選んで軽さを演出しつつ、スエード素材のスニーカーで下にも重心を分散させよう。大人っぽい肌見せコーデに。タンクトップ2750円(スピンズ)、フィデリティのパンツ1万4850円(サンマリノ)、ペモントのシューズ2万680円(ハナコリア)、カンゴールの帽子9900円(カンゴール ヘッドウエア)、バッグ3299円(フィリー)、ライオンハートのリング4950円(シアン PR)、その他スタイリスト私物
〜 黄色・紫・グレーの配色 〜
▶︎アサイーボウル
紫、黄色、グレーはトーンがバラバラだけど、まとまって見えるのは〝盛り方〞が上手いから。このくらい派手に振り切ったほうが、夏のテンションにふさわしい。アサイーボウルみたいに、見た目も元気に、中身もパンチ強めでいこう!
紫と柄の派手コンビはグレーで軽さを出す
紫Tシャツの主張をグレーのデニムで落ち着かせれば派手なデザイン同士でも着やすくなる。仕上げに黄色のシューズを合わせて足元に軽さを出そう。Tシャツ3990円(ギャップ)、ノーブルプロダクトのパンツ7590円(サンブロス)、アシックスのシューズ2万2000円(アシックスジャパン カスタマーサポート部)、カンゴールの帽子6930円(カンゴール ヘッドウエア)、レイバンのサングラス2万4420円(ルックスオティカジャパン カスタマーサービス
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〜 ミントグリーン・茶色の配色 〜
▶︎チョコミントアイス
ミントの爽快さと、チョコのビターさ。正反対な味なのに組み合わせるとクセになる。そんな絶妙なバランスはコーディネートでも抜群に映えるんだ。甘さと苦さが共存して、夏にちょうどいい〝控えめな〞甘さの着こなしが完成!
淡色×濃色の組み合わせは白を挟むと着やすくなる
清涼感漂うミントグリーンのトップスに、茶色のパンツを合わせて甘さをプラス。白は全体のバランスを調えてくれるから欠かせない。ジョーダン ブランドのニット1万3530円、ナイキ スポーツウェアのシューズ1万6500円(ともにナイキ カスタマーサービス)、ユー・ドント・ラブ・ミーのTシャツ5720円(フォーティーン ショールーム)、ミーンデリのパンツ1万7370円(ハナ コリア)、バッグ3520円(スピンズ)、その他スタイリスト私物
〜 ピンク・黄色・緑・オレンジの配色 〜
▶︎トロピカルスイーツ
色も柄も、思い切ったほうが断然アガる! そんなときは南国フルーツたっぷりのスイーツがお手本! いろんな色を混ぜているのに、バランスよく見えるのは、甘さと鮮やかさの合わせ方が上手いから。今年の夏はカラフルな着こなしで決まり!
ジューシーな色を全部盛り夏の主役は果実色
〝南国っぽさ〞がある配色は、全身に散りばめると色数が多くてもまとまって見える。見た目からもテンションの上がる着こなしだ。Tシャツ3850円(プニュズ)、たすき掛けしたヒュンメルのジャケット1万3200円(エスエスケイお客様相談室)、パンツ3959円(ウィゴー)、ムーンスターのシューズ7700円(ムーンスター カスタマーセンター)、ミーンデリのキャップ7200円(ハナ コリア)、ライオンハートのブレスレット1万1000円(シアン PR)
〜 深緑・モスグリーン・うぐいす色の配色 〜
▶︎抹茶ケーキ
抹茶ケーキの魅力は、味だけじゃなくて色の重なりにもある。明るさも濃さも違う緑をいくつも重ねたような配色は、服でも武器になる。静かなトーンなのに、ちゃんと印象に残る。そんな着こなしが、このスイーツには詰まっている。
重たく見えない秘密は色よりも形の緩急にある
深緑とモスグリーンは、色が似ている分、素材や形の違いで差を出そう。パンツは丸みのあるシルエットを選び、裾を絞って足元にも変化をつけよう。マーモットのベスト1万3200円(サードシップ)、グランクのTシャツ2万900円(にしのや)、アンブロのパンツ2万5300円(デサントジャパンお客様相談室)、エーグルのシューズ1万1000円(エーグル カスタマーサービス)、ブレスレット6万4900円(アダワット トゥアレグ)、その他スタイリスト私物
〜 黒・白・グレーの配色 〜
▶︎黒胡麻プリン
黒、白、グレーは落ち着いた色ばかりなのに印象に残る。その秘密は素材や重ね方にあり。黒胡麻プリンのように、深みとやわらかさを両立した配色は大人っぽく決めたいときにはピッタリ。控えめな色みでも存在感があるって最強だ。
黒を効かせるなら透け素材で軽さを味方に
黒×グレーのシンプル色でも着こなしが退屈にならないのは、チェック柄パンツのおかげ。柄が大きい分、動きが出て重たさを回避。ワイドパンツのボリューム感を効かせるなら、トップスはタックイン。Tシャツ4990円(ギャップ)、パンツ7700円(プニュズ)、ビカーシのシューズ1万3200円(ラヤン)、カンゴールの帽子6930円(カンゴール ヘッドウエア)、ネックレス770円(ウィゴー)、その他スタイリスト私物
〜 黄色・ピンク・水色の配色 〜
▶︎マカロン
見た瞬間に気分が上がる鮮やかな色合い。マカロンみたいな配色は、甘くて軽やか、それでいてしっかり洒落て見える。くすみ色やパステルをミックスすれば、派手すぎず自然にまとまるのがポイント。ポップなのに上品、それがこのカラーの魅力。
テイストミックスでゆるい色みに刺激を出す
淡い黄色のパンツを主役に、ベースボールシャツを合わせてスポーティに。アクティブなムードを加えることで、印象がキリッと引き締まる。カラートーンを崩さず、雰囲気だけ切り替えるテクは覚えて置いて損はない。シャツ8990円(ギャップ)、マムートのTシャツ7150円(マムート スポーツ グループ ジャパン)、パンツ6600円(プニュズ)、ザラのシューズ1万990円(ザラ ジャパン)、コスのバングル6500円(コス青山店)
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●撮影/稲澤朝博 スタイリング/ダヨシ ヘア&メイク/秋澤菜月 モデル/今井竜太郎 イラスト/kinokko