2019.02.06
来客の多い古着店 vol.12ツナギ ジャパン
今回で12回目となる古着店連載は、感度の高い古着上級者たちが集まるツナギ ジャパン。多くの一流ショップが立ち並ぶ”神南”エリアでも、人気古着店として確固たる地位を築いている。その理由の一つには、オーナーである井澤さんのセレクトセンスが挙げられるだろう。半歩先のトレンドを意識したユーズドには、多くの古着ラバーも夢中の様子。早速、店内を覗いてみよう。
世界と日本をツナグ、上質なビンテージがここにある!
コンセプトはその名のとおり、ツナグ。「人と人が繋がることをモットーに、古着を通していろいろなものを発信できたらいいですね」とオーナーである井澤さんは話す。ジャンルで固めることはせず、ヨーロッパやアメリカの'70〜'80年代のユーズドがメインとなっている。彩りのある商品配置や計算された立体的なディスプレイの数々は、店内のどこを見渡してもセンスの高さが伺える。
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今シーズンの”イチ推し”は白いアイテム!
「多くのブランドの今季発表したコレクションをよく見ていたら、白いアイテムがすごく多かったんです」と井澤さんは話す。そこからインスピレーションを受けて、自身の買い付けにも反映させているんだとか。どちらかと言うとストリートな要素の強いものより、モードでフォーマルな要素の強いものが気分だそう。なかでもオススメがラルフ・ローレンのステンカラーコート。
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素材ものはスエード調が狙い目!
ツナギ ジャパンがもっとも推しているのがスエードタッチの素材。「素材によっては古着のくたっとした風合いが出やすいものがあります。とくに最近はスエードっぽい起毛したものが僕の好みなんです」と話す。'80〜'90年代のビンテージ古着でありながら、保存状態のよさからか、肌触りもなめらかで発色もすばらしい。とくに使いやすいシャツはカラーもさまざまと、自分好みににあった1着がきっと見つかるはずだ。
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洗練されたディスプレイは圧巻の一言
どこか余裕さえ感じさせるディスプレイの数々は、他店では感じられない特別な空間を演出している。「商品が突き詰められている古着店のイメージを、よい方向へと変えることができた」と井澤さんは話す。1点1点のアイテムが見やすいようにと試行錯誤していたら、自然とこのようなモダンな空間ができあがったそうだ。
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店内の奥にはバーカウンターを発見!
古着店という枠に捉われたくないという思いから、バーカウンターを設置。”古着を買いにきたお客”という枠を越えて、人と人との繋がりをもっと大切にしたいと考えているそう。カウンターでドリンクを飲みながら、古着の話をするのもよし、世間話をするのもよし。人柄のよい井澤さんと時間を忘れてゆっくり話込んでしまうのも、ツナギ ジャパンでは日常茶飯事だ。
一つ星のレストランで働いているシェフの知り合いが、オリジナルドリンクを作ってくれたそう。それがこの”つなぎじゃぱんのレモンスカッシュ(350円)”。
お店に入った瞬間に”この古着店はなにか違う”とよい意味で驚かせてくれる。そんな場所がここツナギ ジャパンに違いない。この暖簾をくぐれば、間違いなくおもしろい古着と出会えるはずだ。
ツナギ ジャパン(TUNAGI JAPAN)
TEL:03-3464-7115
住所:東京都渋谷区神南1-15-7 COENビル6階
営業時間:12:00~21:00[不定休]
インスタグラムアカウント:@tunagijapan
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