2019.11.28
超特急FASHION DICTIONARY vol.26超特急リョウガ・タクヤ・ユーキ meets COAT
いよいよ2019年も残り1カ月とちょっと。今年やり残したファッションがないように、おもいきりオシャレを楽しもうじゃないか——この『超特急FASHION DICTIONARY』で! さぁ、26回目となる今月も「コート」を主役に、超特急の5人には大人っぽいスタイルに挑戦してもらった! 現在発売中の彼らのNEWシングル「Revival Love」も絶好調!
BULLET TRAIN No.3 RYOGA
Soutien collar Coat
【Soutien collar Coat/ステンカラーコート】
メンズコートの定番中の定番。「チェスターコート」と雰囲気が似ていることから、どっちがどっちだっけ?なんてよく間違えられるけれど、衿のデザインで見分けられる。テイラードジャケットのようにVゾーンが空いているのが「チェスターコート」。それに比べて「ステンカラーコート」は後ろの衿が高く、前の衿が低い。Vゾーンに空きはなく、ボタンも首元まで閉められるデザインがほとんど。まぁ、どちらのコートも上品めな印象をあたえるという点では同じなんだけど。普段着はもちろん「ステンカラーコート」ならスーツの上にはおっても超グッド。「チェスターコート」はvol.25のタカシが着用しているから確認してみてくれ!
■RYOGA Coordinate
シャツもそうだけど、この「ステンカラーコート」みたいに衿付きのキレイめ系の服が絶対的に似合うリョウガ。王道コートだけど、インナーにボーダーを合わせちゃうというオシャレなギャップ! どこまでもリョウガはズルい男だゼ。
■RYOGA Interview
――ステンカラーコートは持ってる?
「持ってます! やっぱりシンプルだし合わせやすいしで、冬場は重宝しますね。基本、アウターはコートが多いけど……トレンチとかモッズとかは持っていないんですよね。ステンカラーやチェスター、キレイめ系のほうがなじみがありますね、個人的には。デザインが落ち着いていると色が派手だったりしてもなんとなく上品にまとまるような気がするので、コートに関しては、デザインはごくシンプルなものが多いです」
――てことは、派手色のコートもよく着る?
「最近は落ち着いた色みを選ぶようになってきましたけど、少し前は真っ赤なコートを持ってました! 派手色のコートを着るときも"中は暗くしてバランスをとろう"みたいなことをあんまり考えず、僕は割と中も派手な柄モノ着ちゃうんですよね。だからせめてデザインは落ち着いたやつにしようかなと(笑)」
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次はタクヤのトレンチコート
BULLET TRAIN No.4 TAKUYA
Trench Coat
【Trench Coat/トレンチコート】
第一次大戦の際、英国陸軍が塹壕(トレンチ)戦の戦闘服として採用していたのが「トレンチコート」。今では上品なコートとしての印象が強いけれど、もとをたどれば「トレンチコート」はミリタリーコートである。そのため、とにかく機能的なディテールがてんこ盛り。たとえば、エポレット(肩にあるショルダーストラップ)、ガンパッチ(二重になった右胸部分で銃身に雨水が入るのを防ぐ用途があった)、スリーブストラップ(バックルを装着した袖ベルト)、アンブレラヨーク(2枚の布を縫い合わせてケープ状になった背中部分)、Dリング(ベルトに取り付けられた金属製のベルト)、インバーテッドプリーツ(裾が大きく開く箱ひだを備えたプリーツ)……などなどだ(まだ紹介しきれないくらいあるんだけど)。タクヤが着用している「トレンチコート」もすべて採用されている。「トレンチコート」が誕生して100年以上経つけれど、今でもこのミリタリーデザインは変わらない。
■TAKUYA Coordinate
ミリタリーコートとは思えないほどとことんスタイリッシュっ! タクヤが「トレンチコート」を着こなすとめっちゃ今っぽくなるから不思議。ベルトをキュッと絞るんスね~。明日マネさせていただきやす。
■TAKUYA Interview
――トレンチコート、プライベートではどう?
「こういうやつ持ってますよ。トレンチコートを着るときは、インナーを厚めにしてボリュームを出すのが定番かな。トレンチコートって冬だけじゃなくて春も秋も着れるじゃないですか。だから冬っぽく着こなしたいし、生地が薄い分ほかのアイテムでバランスを取りたいですね」
――ほかに冬ファッションのこだわりってある?
「なんだろう……。帽子は季節問わず毎日かぶってるしなぁ。あ、そういえば指輪は秋冬しかつけないですね。夏って半袖じゃないですか。僕、腕が細いわりに手が大きいので、そこにさらに指輪とかつけてボリュームを出すとバランス悪く見える気がするんですよね。だから指輪は僕にとって冬ならではのファッションかもしれない!
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次はユーキのモッズコート
BULLET TRAIN No.5 YUKI
Mods Coat
【Mods Coat/モッズコート】
「モッズコート」とはもともと米軍が採用していた軍用パーカ。特徴としては、着丈は長めでインナーに重ね着しやすいやや大きめのサイズ感。裾が二股に分かれたフィッシュテールのデザイン、ファー付きのフードやライナーが付いて防寒性はばっちり……など。そんな「モッズコート」がファッション使いされるようになってきたのは1960年代のロンドン。若者たちがスーツを汚さないためにと、米軍払い下げの「モッズコート」を着たことがはじまりといわれている。「モッズコート」といえば、ミリタリーコートらしくカーキ色のイメージが強い。よって、はおるだけで武骨でワイルドな雰囲気になるから、トレンドに関係なく男人気が高いんだな。
■YUKI Coordinate
びっっっくりするほど似合ってません!? ユーキの明るいヘアスタイルと合ってて超クールだし、カットソーにバサッとはおった感じも男っぽくて好印象。あ~やっぱミリタリーコートっていいなぁって思わせてくれる、そんな格好。
■YUKI Interview
――男っぽいスタイルが好きなユーキだから、モッズコートもお手の物って感じだね。
「え~本当ですか⁉ じつは私服ではモッズコートは持ってないんですよね。モッズに限らずフード付きのコートが欲しいな~って最近思ってたんですけど、今日その"欲しい欲"が刺激されました。スキニーパンツ合わせてスッキリ着たらカッコイイですね!」
――ユーキ的アウター選びのポイントは?
「まず一番はあったかさ(笑)。その次にデザインかな。あったかいっていうのが絶対条件なんで、ミリタリーアイテムは好きなんですよね~。MA-1とかはすごくよく着ます。だから何で今までモッズコートが選択肢に入ってなかったのか自分でも疑問ですね。かわいいからこの冬買っちゃおうかな~」
超特急FASHION DICTIONARY vol.27は12月18日(水)! 乞うご期待!
■今までの連載記事はコチラ!
『超特急FASHION DICTIONARY』
■超特急プロフィール
カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、ユースケ、タカシの6人からなるメインダンサー&バックボーカルグループ。現在、フジテレビ系1
超特急オフィシャルサイト bullettrain.jp/
■衣装クレジット
リョウガ/コート2万8000円(ティーケータケオキクチ)、ラコステライブのカットソー1万2000円、ラコステのシューズ1万6000円(ラコステお客様センター)、ステュディオスのパンツ1万4000円(ステュディオス原宿本店)、グレゴリー×ナノ・ユニバースのバッグ5500円(ナノ・ユニバース カスタマーサービス)
タクヤ/アーバンリサーチのコート3万2000円(アーバンリサーチ ルミネ新宿店)、レミ レリーフ×ナノ・ユニバースのスウェット1万5000円(ナノ・ユニバース カスタマーサービス)、アンルートのパンツ1万7000円(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店)、カンゴール×フリークス ストアのハット6900円(フリークス ストア渋谷)、コンバースのシューズ1万2000円(アバハウス 原宿)
ユーキ/モンキータイムのコート4万円(モンキータイム ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ原宿店)、カットソー5500円(ティーケータケオキクチ)、リー×ナノ・ユニバースのパンツ1万2000円、クリアウェザー×ナノ・ユニバースのシューズ1万2000円(ナノ・ユニバース カスタマーサービス)
●撮影/杉江拓哉(TRON) スタイリング/小島竜太 ヘア&メイク/間篠美歩、スギノトモユキ(NICOLASHLA)