2018.04.05
太パンツ&細パンツ 第1回着こなし概論
今回はパンツに特化した連載企画。まずはタイトな細パンツとワイドな太パンツ、それぞれの特性を知るところから始めたい。パンツごとの作りやサイズの違い、そして着こなしの基礎となる項目をまとめてみた。アイテムの特徴がわかれば、着こなしの幅を今より広げられる! 第1回は太パンの特徴についてレクチャー。
シルエットやデザインなど
太パンごとに違いがたくさん!
太パンの特徴はどこに出る? ひとつはシルエット。今の太パンツのシルエットは大きく2つに分けられる。またタックや折り目といったディテールも、太パンの印象に違いを生む要因にもなっている。
シルエットは「まっすぐ」or「テイパード」!
すとんとしたストレートとスソにかけて細くなるテイパード。どちらも同じ太パンに分類されるんだけど、はいてみるとシルエットが全然違う! キミはどちらの見た目が好み?
スソにかけてゆるっと感が強まるのがストレートタイプの太パンの特性。一方テイパードは太ももの幅は同じくらいでも足元にかけてのすっきり具合が違ってくる。さりげなく太パンを取り入れるならこちらを選びたい。パンツごとにテイパードのさせ具合も当然異なる。
ウエストは「ゴム」?
それとも「ベルト」?
太パンでもベルトループの付いたものが一般的ではあるが、最近増えてきているのがイージーなゴムウエスト。どちらを選ぶかでウエストまわりの印象や着方に差が出てくるよ!
右のように、イージーパンツに多かったゴムウエストも今はスラックスでも採用。対して左のベルトループ型はベルトでかっちり見せたい。
「タック」と「折り目」の有り無しで
太パンの印象、超変わる!
シルエット以外に太パンの印象に大きく関わってくるのが、タックと折り目(センタープレス)のふたつ。あるとドレッシーな印象に、ないとカジュアルさが増してくる。
生地をつまんで作ったヒダのこと。ゆとりを持たす役割とデザインの両方を担う。スラックスなど上品なパンツに使われやすい。
パンツの中央に入ったプレス。こちらもスラックスに多く、同じ太さでも折り目があるだけで、はくとシュッとした印象に入る。
<第2回>に続く