2024.12.29
ウチの大学のスゴい人。〜僕がココにいる理由〜帝京平成大学の小林龍起くん
今回紹介するウチの大学のスゴい人は、帝京平成大学・人文社会学部 経営学科 経営コース4年の小林龍起くん。小林くんは、2022年度、関東大学バスケットボールの2部リーグ昇格に貢献した点取り屋!無名選手からの入部、そして主将になったひと。そんな小林くんに、大学のことや将来のことを聞いてみた。
夢中になれることを続けたら
さらにやりたいことができた
──高校バスケの成績はそれほどでもなかったのに、大学ではキャプテンになるってスゴイね!
「公式戦での成績は、中学、高校ともに、大した実績はありませんでした。だから、じつは大学でもバスケを続けるか悩んだこともありました。ただ、一選手としては目を掛けてもらっていたので、先輩に誘われて神奈川県で開催された3on3のアンダー18大会に出場したんです。そしたら神奈川県で優勝し、その後全国ベスト8まで勝ち進めたんです。そういう実績が認められて、推薦という形でこの大学に入学し、バスケを続けることができました。まぁ、運もあったとは思います!」
──そうなんだ。大学に入ってみて、どうだった?
「人間関係がすごく良くて安心しました。上下関係に厳しいのはちょっと苦手で(笑)。先輩たちはみんな優しくて、伸び伸びとプレーすることができたと思います」
──だからこそ、キャプテンとしてチームを引っ張る存在に成長できたんだね。
「そうですね。先輩後輩関係なく、みんなで遊びに行ったりご飯に行ったりするほど仲が良くって。とても充実した4年間でした。それに、コートのあるキャンパスが池袋という都心にあるのも魅力でした。校舎内にトレーニングルームも完備されているし。それに通学も便利で。神奈川県の実家から通っているのですが、アクセスが良いんですよね。その分、勉強もちゃんとできたと思います。おそらく、多分......。いやきっと(笑)」
──卒業後もバスケを続けるの?
「はい。今も参加している社会人チームがあるのですが、そこに入って続けることになっています。就職が決まったのでキッパリとやめようとも思いましたが、やっぱりバスケは楽しいですから。それに、その社会人チームは来年から3on3のプロリーグに参戦するんです。自分は就職先が副業NGなので、お金が発生しない形でバスケを楽しめる方法を考えています」
──就職活動で、バスケ部のキャプテンを務めたことはメリットになった?
「小学校からずっとバスケを続けてきた継続力は、評価していただけたのかなと思っています。また、キャプテンという立場は、時に嫌われ役に回らなければいけないこともあります。周囲の人をよく観察し、その時々で適切に判断することは、社会人になってからも生きてくると思っています。また、忍耐強さも身についたと思います。自分だけじゃなくチームのメンバーのことも考えると、すべてが上手く回ってゆくわけではありませんし、それこそ社会に出たらその連続だと思いますから」
──就職先はどんな業界?
「アパレル関係になります。ファッションにはずっと興味があり、大学在学中はブランド系から古着までいろんなお店に足を運びました。とはいえ、職業としては右も左もわからないので、これからまた勉強の毎日です」
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──高身長でスタイルもいいし、お店に立つことも?
「全国にショップ展開しているブランドがある会社ですからね。研修を経て所属が決まるのですが、不安だけど楽しみでもあります。販売員にしろ、企画にしろ、広報にしろ、人前に出る機会があるかもしれません。今回の取材も、良い経験になればいいなと思います!」
◆帝京平成大学◆
医療からグローバルまで5学部18学科があり、一人ひとりの"学びたい"に応える実学の総合大学。首都圏に4つあるキャンパスは、実習施設・設備が充実し、学びへの意欲をサポートする
●文/安岡将文 撮影/瀬田秀行