2018.06.24
初主演映画『わたしに××しなさい!』でこじらせ女子を熱演!【玉城ティナ】ファッション&映画インタビュー
女性ファッション誌「ViVi」のモデルとしても活躍する玉城ティナ。彼女の初主演映画『わたしに××しなさい!』では絶対零度の女と評される恋愛に無知な女子高校生役を熱演。初主演作のみどころや現役モデルとしてのファッション観について語ってもらった!
■現役女性誌モデルのファッション観とは?
――ふだんファッションについて教えてください
玉城ティナ「撮影期間中はすぐに衣装に着替えたりするので、ラフなときが多いです。スチール撮影などのモデルのお仕事のときは“見られてる”っていうのもあるので、旬な服装を意識しています。基本はシンプルでシックなものが好きです。あとアイウエアも好きでコーデによく取り入れてます。何個か持ってるんですが、今は丸みのある華奢なフレームのものがお気に入りです」
――メンズだとどんな服装が好きですか?
玉城ティナ「一番大事なのが隣にいてしっくりくるかどうかですね。すっごい派手な服を着てたら、私がどういう格好すればいいかなって迷っちゃう。だから基本はベーシックな感じだといいな。もちろんその人のキャラクターに合っているかどうか、それを本人がわかってるかどうかも大事です。アイテムだけでいうとシャツが好き。開衿シャツとか夏はらしくていいですよね。シルエットはゆるすぎず、タイト過ぎず、ほどよいバランスがいいですね」
■初主演映画『わたしに××しなさい!』について
――マンガ原作のヒロインを演じるにあたってなにか役作りはされましたか?
玉城ティナ「人気コミックのヒロインという役どころで、撮影に入る前にまず原作を読んで”雪菜”という女のコのキャラクター像をつかむ作業から入りました。雪菜自体がかなり”濃いキャラ”なのでその世界観は壊さずに演じようと思い、撮影に入ってからも迷ったら原作を読んでました。マンガって一コマでそのときの感情が描かれているので、このシーンのときはこういう表情してるんだって、いろいろと参考にしてました。髪型も最初は地毛の髪型(ボブ)で演じる予定だったんですけど、(山本透)監督と打ち合わせていくうちに、ストーリー自体も原作に忠実に作られていることもあって、原作に合わせてエクステでロングにしました。ちなみに映画でかけてるメガネも恋愛小説家という雪菜の職に合わせて選びました。内面もビジュアルも雪菜になりきってます」
――恋愛模様以外に複雑な人間模様も描かれています
玉城ティナ「複雑ですよね。雪菜が小関裕太さん演じるドS男子・時雨に与えるミッションが中心に描かれるんですけど、でもこの作品はそれだけじゃない。片思いもあったり、嫉妬もあったり。いろんな人を巻き込んで、繋がっていく。恋愛だけでなくて、複雑な人間関係も関わってくるのでそれぞれにいろいろなドラマがどんどん出てくるので、最後の最後まで目が離せないと思います」
――女のコが仕掛けている感じは男性目線で見てもドキドキします!
玉城ティナ「そうですよね。時雨の秘密を握って、雪菜がミッションを彼に仕掛けていく。そのミッションは雪菜にとってはいわゆる恋愛のアプローチではないんですけど。普通に考えたら……(笑)。ミッションはこの作品の見どころでもあるし、ヒロインの心の変化が生まれるきっかけになっていたりするのでメンズだけで観ても楽しめる作品になっていると思います。ぜひドキドキしにきてください」
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『わたしに××しなさい!』
新宿バルト9ほか全国公開中
©遠山えま/講談社 ©2018「わたしに××しなさい!」製作委員会
STORY
高校生の氷室雪菜(玉城ティナ)は人気のウェブ小説家。読者の期待に応えるためラブストーリーを書くことになるが、雪菜には恋愛がわからない。悩む雪菜に従兄弟の霜月晶(佐藤寛太)が提案したのは「疑似恋愛」。そんなとき、雪菜は学校1のモテ男・北見時雨(小関裕太)の裏の顔を知る。恋愛は他人をコントロールするためのトレーニング。そう言い切る時雨なら心も痛まない、と彼の秘密をタテに疑似恋愛ミッションを開始!「お前の秘密、全部バラされたくなかったら-わたしと恋に堕ちなさい!」ためらいながらも雪菜に従う時雨。実体験のラブ要素を取り入れた雪菜の小説は人気を呼び、ライバル作家のドルチェ=北見氷雨(金子大地)と映画化をかけた人気投票(バトル)が行われることに。雪菜のミッションはどんどん過激にエスカレート。保健室でのハグ、首筋への甘噛み、唇へのキス……。時雨を想う水野マミ(山田杏奈)に怪しまれながらも小説は ますます話題に。絶好調なハズの雪菜だったが、読者の一言に大きなショックを受ける。「本当の恋は、もっと切ない!?」恋する切なさがわからない雪菜は新たなミッションのため時雨に会いに行くが叶わず、時雨からは「誰のことも好きにならない」と伝えられてしまう。――拒絶された雪菜の 心には深い傷が残り今までとは違う、胸が締めつけられるような想いに雪菜は戸惑う。人気投票の日が近付くなか、雪菜は「わたしはわたし自身のやり方でこの恋に決着をつける」ことを決意するのだが……。2人の恋の行方はいかに?
CAST/STAFF
原作/遠山えま 監督/山本 透 脚本/北川亜矢子(2018年・日本・96分)配給/ティ・ジョイ
出演/玉城ティナ、小関裕太、佐藤寛太、山田杏奈、金子大地、オラキオ、高田里穂、ほか
「わたしに××しなさい!」
HP
batsu-shina.jp
Twitter
@batsu_shina
プロフィール
1997年10月8日生まれ。沖縄県出身。映画『わたしに××しなさい!』で映画初主演。女性ファッション誌「ViVi」モデルとしても活躍している。11月公開予定の映画『ういらぶ。』が待機中。
Twitter
@tina_tamashiro
Instagram
@tinapouty
撮影/田中利幸