2018.07.04
主演映画『ルームロンダリング』で人生こじらせ真っ最中の女子を好演! 池田エライザ インタビュー
モデルから女優へと、活躍のフィールドを次から次へと広げる池田エライザ。7月7日(土)公開の映画『ルームロンダリング』では事故物件に次々と移り住んで幽霊に振り回される゛人生こじらせ真っ最中″の主人公・八雲御子(やくもみこ)役として主演を務める。FINEBOYS7月号に登場してくれた彼女に、普段のファッションについて、そして『ルームロンダリング』について語ってもらった。
■ファッショニスタ・池田エライザのファッション観は?
――モデルとしても活躍されている池田さんですが、男性にはどんなファッションをしてほしいですか?
「好きな服を着るのが1番だし、ファッションを楽しんでいてほしいですね。たとえばすごく好きなバンドがあって、ある年のツアーが自分の中で最高だったからそのツアーTを着てる、とか。とくにこういう格好がいい! というこだわりはないです(笑)。でも、ラベンダーとかピンクとか、女性的な色をうまく取り入れている人は素敵だな~と思いますね」
――ご自身のファッションで、最近新しく買ったアイテムは?
「今まで持っていなかったんですけど、先日リュックを初めて買いました。あまりカジュアルすぎると女性っぽさがなくなるかな~と思っていたんですが、レザーでカジュアルすぎないものを見つけて。黒で合わせやすそうだったのもあって買ってみました」
■映画『ルームロンダリング』について
――主人公・御子を演じた感想と、映画の見どころを教えてください。
「御子ちゃんの表面だけを見ると、根暗で人とうまく関われなくて、ちょっと変わり者な印象を抱いてしまいがちなんですけど、じつはそうじゃないんです。御子ちゃんの抱えているものだったり直面する問題っていうのは、私たちみんなに潜んでいるものだなというのが演じてみて感じたことですね。だから、演じている私自身も、作品を観てくださるみなさんも、御子ちゃんに寄り添って物語の世界に向き合える素敵な作品だと思います。見どころもやっぱり御子ちゃんが人と……人っていうか幽霊もいるんですけど(笑)。まわりと関わることで、今まで考えたことのなかったことを初めていろいろ考えて成長していく姿ですね」
――役作りの参考にしたものや、演じる中で意識したことはありますか?
「何かや誰かを参考にするというよりは、“御子ちゃん”は“御子ちゃん”なので、台本を読み込んだりとか監督に相談しながら、純粋に彼女と向き合うことを考えていました。撮影が進んでいく中で、ふと『あ、いま御子ちゃんだったらこう思ってる』とわかる瞬間が増えていきましたね。撮影の日程がまとまっていたので、作品に没頭できる環境だったのも大きいと思います」
――作品内で御子はアヒルのランプ“ジョセフィーヌ”を大切に抱えていますが、池田さんご自身は小さい頃から大事にしているものはありますか?
「パッと思いつかないですね……割と断捨離が好きなタイプなので(笑)。でもきっと、これから生きていく中で節目節目で増えていくんじゃないかなと思います。そういう大事なものが少しづつ増えていくのって素敵ですよね。そういう充実した人生を送れればいいなと思います」
『ルームロンダリング』
7月7日(土)、新宿武蔵野館、渋谷HUMAXシネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー
配給:ファントム・フィルム ©2018「ルームロンダリング」製作委員会
STORY
5歳で父親と死別した八雲御子。翌年には母親も失踪してしまい、祖母に引き取られた御子だが、18歳になると祖母も亡くなり、天涯孤独となってしまった。しかし、祖母の葬式に叔父である雷土悟郎が現れ、住む場所とアルバイトを用意してくれた。その仕事とは、事故物件に住み込んで事故の履歴を帳消しにし、次の住人を迎えるまでにクリーンな空き部屋へと浄化すること=“ルームロンダリング”。引っ込み思案で人づき合いが苦手な御子にとって都合の良い仕事だったはずが、行く先々で待ち受けていたのは、幽霊となって部屋に居座る、この世に未練たらたらな元住人たち。ミュージシャンになる夢を諦めきれないパンクロッカーや見ず知らずの男に命を奪われ恨み節が止まらないOL、カニの扮装をした小学生!?なぜか彼らの姿が見えてしまう御子は、そのお悩み相談に振り回されて…!?
CAST/STAFF
出演: 池田エライザ、渋川清彦 、健太郎 、光宗 薫/ オダギリジョー
監督:片桐 健滋 脚本: 片桐健滋・ 梅本 竜矢
プロフィール/1996年4月16日生まれ、福岡県出身。2009年、ファッション雑誌「二コラ」のモデルオーディションでグランプリを獲得し、モデルデビュー。11年『高校デビュー』で映画デビュー。今年は『ルームロンダリング』の他、映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』、映画『億男』の公開も控えている。
その他、リリー・フランキーとともに音楽番組にてMCとしても活躍中。
撮影/杉江拓哉(TRON)、スタイリング/RIKU OSHIMA ヘア&メイク/豊田千恵