GIRLS- ガール -

2023.03.17

女優、畑芽育が語る片想いの醍醐味

少女マンガ原作の胸キュンラブストーリー、映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』で、ヒロインの如月真綾役に大抜擢された、女優の畑芽育。恋する女子を中心に大ヒット中のこの映画について、彼女が伝えたい思いとは？　劇中の見どころのひとつでもある、キュートなデート服についてもトークしてもらった！

ガールインタビュー #映画 #女優

ひたむきに恋する真綾の姿に共感！

――映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』では、マンガから飛び出してきたようなかわいらしい真綾の姿を畑さんが見事に再現されていました！　役作りをどうされたかが気になります。
「ありがとうございます！　台本を初めて読んで、印象に残ったのは真綾の真っ直ぐなところや、健気さでした。そんな彼女の姿を、原作にも忠実に表現したいという思いが強かったです。ただ、キャラクターが生身の人間になると、甘すぎる女の子像というよりは、もう少し見ている人が共感しやすい、誰かが背中を押したくなるような女の子になれるように意識しながら役作りをしました」

――真綾の素直な性格に心を重ねて鑑賞された方も多いはずです！　劇中、高橋恭平さん演じる千輝彗と真綾が、ヒミツの“片想いごっこ”を繰り広げるわけですが、ドキドキしっぱなしのこのミッションで、畑さんが最も胸キュンしたものは？
「好きな人の匂いを嗅ぐ、というミッションですかね。すれ違った瞬間の残り香が気になったりするかもしれません。“片想いごっこ”はその他にも、真綾が自分に課した恋せずにはいられない任務があるので、注目していただきたいです！」

――高橋恭平さん演じる千輝彗は、容姿端麗、スポーツもできるというキャラクター。女子のみならず、男だって惚れてしまうわ！と突っ込みたくなるほどの完璧な男の子でしたが、畑さんから見た千輝くんの魅力はなんですか？
「誰にでも分け隔てなく優しいのではなくて、真綾だけを特別視していて、真綾だけに優しくしてくれるところにグッときてしまいますね。自分だけに見せてくれる表情だとか“自分にだけ“という特別感は、女の子なら誰でも憧れるシチュエーションなのではないでしょうか」

最高のデート服は“デニム”です

――真綾が“片想いごっこ”のミッションを遂行するため、千輝くんとデートするシーンもありますが、このときの真綾のファッションもファンの方の間で話題になっていました。
「青いワンピースに緑のベストを着ている真綾のコーディネートは私もお気に入りなんです。私は、普段カジュアルなパンツスタイルが多いので、真綾コーデの女の子らしい色使いとか、リボンがついている洋服が新鮮でした。嬉しいことに、ファンの方から真綾のガーリーなファッションがかわいかったという声もいただいているので、プライベートでもチャレンジしてみたいなと思いました」

――ちなみにメンズには、どんな服装でデートに来てもらえたら嬉しいですか？
「シンプルなスタイルが好きなので、白Tにデニム、みたいな夏服ってポイントが高いと思います。シャツにデニムのコーディネートもいいですね！　飾りすぎていない引き算のコーディネート、デニムにシンプルなトップスをサラッと合わせている感じとか。私自身もデニムが好きで、下北沢の古着店に行って掘り出し物を探すこともありますよ！」

――畑さんと下北沢でデニム探しのデート、行かせてください！（笑）　撮影現場での、ここだけの秘話についてもお伺いしたいです。
「手塚颯馬役を演じた板垣李光人さんと高橋さんが仲良しで、ふたりでお揃いの洋服を買いに、撮影後一緒にお出かけに行っていたのが印象的でした。髙橋さんが現場にいると、板垣さんがいつもより機嫌がいいというか、ずっとニコニコしていて（笑）。側から見ていても、仲睦まじく、幸せでした。私も、真綾の親友である小原知花役を演じた莉子ちゃんと仲良くなれたのは、本当に嬉しかったです。実は人見知りなので、現場でどうやって過ごそうかと思っていたけれど、莉子ちゃんが積極的に話しかけてくれて、今では週１で会うくらいの大切な友達なんです！」

――学校のような、あったかい現場だったんですね！　最後に、この映画のメインテーマとなる片想いの醍醐味について、畑さんの思いを語っていただきたいです！
「誰を傷つけることもなく、自分の中だけで舞い上がったり、うまくいかなくて寂しくなったりという感情の浮き沈みは、ひとりで楽しめる究極の素敵な遊びなんじゃないかな？と思うんです。私は久しく、片想いってできていないけれど、真綾を通して、ときめく思いを擬似体験できました。そんな気持ちを味わいに、ぜひ劇場に足を運んでくれたら嬉しいです」